今週、ご紹介するGood Flying Birdsは、インディアナポリスを拠点とする、YouTube世代を象徴づけるジャングリングでノイジーなギターポップ/ロックグループです。2023年12月、彼らは「Talulah God」という名前で、4トラックのラフなカセット録音とストップモーションビデオをYouTubeにアップロードし、混沌としたカラフルなGIFが散りばめられたウェブサイトを立ち上げたことから始まった。インターネット文化がこのバンドの最初の出発点となった。


以降、数ヶ月、頻繁に彼らの楽曲がアップロードされると、パンク&DIYレーベルの運営者、マーティン・メイヤーの目に留まった。同じ志を持つパンク・ジャングラーたち、Sharp Pins、Answering Machines、Wishy、Pardoner、Horsegirl、Graham Hunt、Golomb、Chronophage、Playlandとステージを共有したり、日々成長しながら、ラフなギターロックのリバイバルに取り組んできた。 


Good Flying Birdsの音楽を聴くと、Guided By Voices、Beat Happening、DLIMC、Talulah Gosh、The Vaselinesをはじめとする、ジャングリーなローファイ/DIYのレジェンドの音楽を思い浮かばせるが、言うまでもなく、彼らは独自の世界を持ち合わせている。安いタンバリンを傍らに、頬を赤らめながら、目をしっかり見開き、崩壊していく世界を見つめるような真正直で若々しいエネルギーに満ちたサウンド。今年、グッド・フライング・バーズは名門カーパーク・レコードと契約し、「Erik's Eyes」をカーパーク&スモーキング・ルームとの共同リリースで発表した。


『Talulah's Tape』は、中西部発のグッド・フライング・バーズの幻のデビュー作。インディペンデントなギターミュージックのスペクトルを網羅した、シンプルなホームレコーディングのパッチワーク風のミックステープを介し、バンドはDIYパンクとトゥイーポップの親密で甘い雰囲気の間に位置する、色彩的で複雑なポップソングを提供する。ブレイクビーツ、ミーム、ノイズがすべてを結びつけて、本作を時代を飛び越えた永遠のオンラインにいるような感覚にさせる。


2025年1月、マーティン・マイヤーズのセントルイスのレーベル「Rotten Apple」からカセットテープでリリースされ、1か月足らずで300枚以上を売り上げた。その後すぐ本作は廃盤になり、幻のアイテムになった。マイヤーズは、作品を「ポップヘッドにとって間違いなく魅力的な作品」と呼ぶ。 今回、選別されたトラックリストとグレッグ・オビスによる新たなマスタリングを経て、幻のデビュー作がCarpark/Smoking Room からフィジカルとデジタルで復活する。


『Talulah's Tape』は、パステルイエローのキャンディコーティングの殻に、思慮深い配置とメロディックな実験が凝縮されている。ケヴィン・バーンズ(Of Montreal)、スチュワート・マードック(Belle &  Sebastian)といった特異なソングライターと同じ土俵に立つグッド・フライング・バーズは、悲哀の中に甘さを見出し、カラフルな花柄のソファに涙の痕跡を見つける。 と同時に、ザ・パステルズ、オレンジ・ジュース、Joseph Kをはじめとするスコットランドのネオアコースティックを彷彿とさせる、ざらついたギターと活気あふれるリズムを見出すことができる。



Good Flying Birds 『Talulah's Tape』 Carpark/Smoking Room 

意外だと思うのは、Z世代以降の若いジェネレーションに、クラシックなロックを志向するバンドが多く見出されることである。これらは従来からリバイバル運動と名付けられて、ロックの再利用のような形でシーンの一角を担ってきた経緯がある。例えば、Libertines、Strokes、White Stripes、Hivesといった2000年代に登場したバンドは、パンクとガレージ・ロックのエッセンスを融合させ、モダンなロックとしてそれらを再提示したのである。

 

このリバイバルの動向は、ロックファンが注目すべき潮流の一つとなるだろう。この運動は今なお継続されていて、Lifeguard,Lemon Twigs、Horsegirlなどがこれに該当する。自分たちが生きていない時代の音楽を復刻させ、それらを新しくモダンに組み替えるグループだ。特に上記のバンドが参考にするのは、80、90年代どころか、それよりもさらに古い、60年代や70年代のクラシックロックである。ロック音楽が、リトル・リチャードやチャック・ベリーといった象徴的なミュージシャンから始まり、名うてのレコード会社からエルヴィスが出てきたのは50年代である。その後、テレビの出演などで、スターシステムが確立され、ロックスターが登場した。古いといえば古いが、音楽の悠久の歴史からみたら、ほんの瞬きのような期間である。

  

もうひとつの流れとして、80年代後半になると、独立レーベルが音楽産業の一部を担ってきた。これらは上部のメジャーの組織と連携しながら、90年代を通じて、巨大なロックスターのシステムを構築してきた。

 

その出発は、ファンジンの発行や小売での販売、レーベルでの販売である。これらの流れに乗じて、90年代以降は、主要な音楽産業を担ってきたアメリカ、イギリスを中心に、無数の独立レーベルが乱立していった。ジャンルが細分化するごとに、おのずとレーベルの数も増加していき、音楽ファンの嗜好に合わせたリリースが増加していく。2000年代は、IT革命の時代であり、これらの音楽がインターネットで普及するという段階を形成していった。2000年代ごろにはまだ、インディーズアーティストには明確な自負心があり、メジャーとは契約しないという暗黙の了解を忠実に守ってきた印象がある。しかし、それらの2つの音楽業界の構造の垣根が取り払われたのが、ミレニアム世代以降である。2010年代に入ると、ほとんど、メジャーやインディーズの線引きがなくなり、自由にその2つの領域を行き来できるようになった。

 

今日の2020年代というのは、明らかにAIの時代である。音楽の分野では人工知能と音楽がどのような関連性を持ちうるか、いかなる革新的な技術が出てくるのか、という「ポストIT」のジェネレーションである。人工知能をどのように使いこなすのか、それとも使われるままでいるのか。しかしながら、そのオートメーション化されたアルゴリズムの主流を逆手にとって、アナログな趣向を徹底的に打ち出したのが、今回、紹介するGFBである。彼らのサウンドは、アメリカの初期のパンク、ガレージ・ロック、そしてパワー・ポップを総合化したものである。

 

 

Good Flying Birdは、ステーシステムとは距離を置いたニッチなロックバンドであることは明確である。元々は、インターネットのミーム文化から始まったことを考えると、ヒップホップカルチャーなども大いに参照しているのかもしれない。その出発点も、スターシステムとは対極に位置し、レーベルと契約してから曲を作るのではなく、すでに曲があり、ネットでひっそりと発表していたところへ、名門レーベルが目星をつけたというものである。これらのインディーズ文化、あるいはDIYの文化は今後、人工知能が何らかの形で音楽業界の一端を担うことになろうとも、何らかの形で若い世代を中心に受け継がれていくことだろう。Good Flying Birdsの音楽そのものは、Huker Duが中西部のパンクシーンに登場し、それまでまったく脚光を浴びなかった当該地域のベースメントのシーンを構築していった時代の音楽性をはっきり思い起こさせる。

 

一度は廃盤となった、幻のデビュー作『Talulah’s Tape』を聞けば、Husker Duの最初期のデモに近い雰囲気がある。これはパンクファンなならお気づきになるはずだ。その後、メロディックパンクの先駆者として名を馳せるハスカー・ドゥであるが、最初期は荒削りなハードコアパンク、ガレージ・ロック、ビーチ・ボーイズをごった煮にしたワイアードなサウンドを演奏していた。これは中西部という地域そのものが、多文化の混在によって成立していたことを伺わせる。グループが登場したインディアナポリスという地域は、シカゴとルイヴィルに隣接しており、アヴァンギャルド・ロックの名産地に近いというのも、ひとつの重要なポイントとなるだろう。ローカリゼーションーー地域性というのは、今日のロックにおいて無視されがちだが、度外視できないものがある。その土地の音楽というのが必ずあり、GFBはそれを信じているのだ。

 

 

以前、アメリカの音楽を聴いていて思ったことが、どこからどのようなものが出てくるかさっぱりわからない、ということだった。それはまた、アメリカの底知れない魅力として目に映ることがあったのである。反面、この一年は、音楽における均一化に拍車がかかり、大都市圏などの音楽は残念ながら、その多くが無個性に近いつまらないものになっている。無個性に近いというのは、既視感があり、独自性に乏しいということである。インターネット文化が主流であることは明確なので、多くの人が似通った思考を持ったり、同じことをやるようになるのはある程度仕方ないが、これこそ音楽を均一化させ、つまらなくする要因なのである。他の生物とは違い、人間にはなぜ個体差があるのか、一度じっくり考えてみたほうが良い。その点では、こういった均一化や人間が飼い慣らされることに対抗する勢力が若い世代から少しずつ出てきている。この動向は、オートメーション化が進む世界の中で、一つの重要な動きとなるだろう。

 

 

しかしながら、これとは、まったく関係なく、Good Flying Birdsはロックそのものの得体のしれない原始的な魅力、無尽蔵の可能性、そして鮮烈なエネルギーなど、このジャンルの総合的な醍醐味を体現させている。そして、カセットテープが原盤であることからもわかるように、ミックステープみたいな作品である。それもデモの延長線上にある音質も荒い作品であるが、同時にこれはロックソングの原初的な魅力に焦点を当てている。「Down On Me」はもうほとんど、Husker Duの最初期のデモトラックそのままで、ガレージロック風のラフな演奏に、パワーポップの伝説的なコンピレーション・アルバム『Shake Some Action』のような甘酸っぱいメロディーのボーカルが搭載される。

 

彼らのサウンドは、アメリカ的であるとは限らず、カーパークが紹介するように、イギリスやスコットランドの音楽の影響下にある。Young Marble Giantsを始めとする、イギリス圏のインディーズの最初期の流れを汲み、英国の伝説的なレーベル、Creationの系譜に属している。誰でも気軽に演奏できるようなサウンドは、The Kinks、Flaming Groovy、The Jamといったモッズロックの系譜にある。GFBは、丈の短いローライズのスーツは着込まないが、リバプールのマージービートの次世代のイギリスのロックを受け継いだ、ジェントリーなロックソングを展開させる。まあ、聴いてみると、素晴らしく、非の打ち所のないロックソング集である。「GFB」は、ローファイのテイストを突き出した曲で、ビーチ・ボーイズはもちろんのこと、ディック・デイル、ベンチャーズ風のサーフロックのサウンドが絶妙に引き出されている。まるで60年代か70年代に迷い込んだかのようなビンテージライクなサウンドが素敵だ。

 

特に、パンクロックという側面において、アルバムの序盤には名曲があるので聞き逃さないようにしてほしい。「Wallace」は、グレッグ・セイジ率いるWipers風のガレージパンクで、 ザラザラとしたシングルコイルのギター、直でアンプに繋いだ轟音サウンドなど、Guitar Wolfみたいパンクサウンドだ。パンクソングは基本的に三分で伝えたいことを全部盛りこめというのがひとつの美学なのだが、この曲はそのハードコアな部分を見事に体現させている。聴き方によっては、Husker Duの最初期に通じるものがあるが、同時に、英国/サンダーランドのパンクの伝説、フランキー・スタブスのLeatherface、あるいはロンドンのパンクバンド、Snuffに近い。 この曲の哀愁に満ちたサウンドは、メロディックパンクの一つの醍醐味とも言えるものだ。

 

「Dynamic」もまたクールな一曲だ。奇異なことに本日ニューアルバムをリリースしたBar Italiaの最初期のサウンドを彷彿とさせる。同じようにザラザラとした質感を持つギターに、ざっくりとしたドラムの演奏、そしてルー・リードのようなボーカルが乗せられるが、これらに甘酸っぱいテイストを添える、ジャングルポップ/パワー・ポップ風のサウンドが絶妙である。同じフレーズの反復が多く、それほど難しいことはやっていないが、間奏にギターソロにはまばゆいほどのきらめきがある。これらのガレージロック風のサウンドの中で、リバプールのマージー・ビートやローリング・ストーンズのようなラフなロックサウンドが優勢になっていく。ギター・ソロもあるが、ボーカルや全体的なリズムセクションを通じて、温かい感覚がにじみ出てくる。この曲は、ロックソングの持つ親しみやすさを感じることができるはずである。

 

「Fall Away」は、小山田圭吾のプロジェクト、 Cornelius(コーネリアス)がMatadorからリリースした代表的な名盤『Fantasma』の系譜にある、夢想的な感覚に満ちたギターロックソングだ。渋谷系とも少し相通じるものがあり、疾走感に満ちたシューゲイズ風のサウンドに、スコットランドのネオアコースティックと呼ばれるフォークポップの要素が付け加えられる。相変わらずニッチなサウンドであることは確かだが、なぜかこの曲には、ワクワクした感覚を感じる。上手くミックスされておらず、シンセとバンドサウンドのバランスが取れていないのも魅力である。これらは結局、ローファイの重要なサウンドの一角を担う内容ともなっている。この曲は音質もへったくれもないが、それでもロックソングとしては一級品なのである。

 

 「Fall Away」

 

 

 

本作の中盤では、ほとんど実験音楽的なマテリアルが登場する。しかも、実験しておいて、そのままに放置したような出来かけのトラックである。しかし、奇妙なほど完成された作品よりも、不思議な魅力を感じてしまう。その中には、ロックやダンスミュージックの原初的な魅力に満ちている。そういった中で、「Every Day Is Another」だけは本格的な曲で、甘酸っぱいメロディーを散りばめたデビューバンドらしい、初々しいロックソングを聴くことができる。この曲では、SilverApplesのようなコアな打ち込みのマシンビートがロックソングと融合している。

 

 

アルバムは、基本的には二枚組の構成を一枚にまとめている。「Eric's Eyes」は、 彼らの実質的なデビューシングルで、The Jamのようなイギリスのモッズロックをベースにした鮮烈な印象を放ってやまない。全体的には、ロックの要素が強い曲であるが、ミッドウェスト・エモからの影響を感じさせ、例えば、Midwest Penpalsのようなマニアックなトゥインクル・エモの影響が織り交ぜている。

 

これらは、彼らがインターネット文化で、音楽的な蓄積や知見を得てきたことを伺わせる。これは、Good Flying Birdsのサウンドが、ガレージロックやモッズロック、あるいは、ニューヨークのプロトパンクに依拠していることを証だてる。このバンドは、ときどき、ロック的なインテリジェンス性を垣間見せることがある。「Golfball」は明らかに、Televisionの『Marquee Moon』を彷彿とさせ、ニューヨークのインディーズの源流を継承している。トム・ヴァーレインのボーカルとは対象的に、ボーカルは音程がよれた気の抜けた歌い方を強調し、ジョニー・サンダース(New York Dolls)のようなニューヨークのプロトパンクのイディオムを復刻させる。相変わらずのマニアックなサウンドだが、パンクの原初的な魅力に満ちている。一方で、「Glass」では、西海岸のサーフロックやビーチ・ボーイズのサウンドを下地に、ビンテージなパンクロックソングを書いている。 ただ、アルバムの序盤と同様に、スコットランドのインディーズミュージックからの影響が、このサウンドに独特な雰囲気をもたらす。そして、牧歌的な空気感は、ある意味では、米国中西部特有の音楽性なのではないかと思う。

 

いくつかのハイライト曲がヒップホップミュージシャンがやるようなサンプリングと合わされて、このデビュー作は誕生している。ということで、音楽的にはその限りではないけれど、ヒップホップのミックステープのようなインディーズ文化も織り込まれている。むちゃくちゃなようでいて、上記のターンテーブルのような手法は一聴の価値がある。しかし、実験的な音楽性も含まれているが、同時に、ふざけすぎないとい点もこのバンドの持ち味となっている。

 

アルバムの最後の三曲、「Pulling Hair」、「I Will Find」、「Last Straw」はいずれも聴き応えがあり、ロック/パンクファンにとって、ダイアモンドの原石のように見えるはずだ。「Pulling Hair」は、Husker Duのハードコアパンク性を受け継ぎ、それらに西海岸のパンクのエッセンスを付け加えている。ガレージパンクを基調としたシリアスになりすぎないストレートエッジともいえる。これは最速のパンクソングと呼ばれた、カルフォルニアの1970年代のバンド、Middle Classを彷彿とさせる。「I Will Find」は、バンドアンサンブルに、タンバリンの演奏が加わるが、この曲では甘酸っぱいセンチメンタルなフレーズがロックソングの持つ原初的なサウンドと絡み合う。ローリング・ストーンズの初期の初々しいサウンドを思わせる。『Talulah's Tape』の最後を飾る「Last Straw」もバンドの一体感が感じられる。これらのサウンドはカルト的な人気を呼びそうな予感。コアなパンク/ロックファンは抑えておきたい。ロックソングというのは、それほど深刻になりすぎず、気軽に聞けることが一番だと思う。

 

 

 

86/100

 

 

 

「Eric's Eyes」

 

 

Tracklist: 

1. Down on me
2. GFB
3. I Care For You
4. Wallace
5. Dynamic
6. Fall Away
7. Hard Ass Beat
8. Everyday is Another
9. ...
10. Eric's Eyes
11. Golfball
12. Glass
13. ...2
14. Pulling Hair
15. I Will Find
16. Last Straw 

 

 

▪Good Flying Birds  『Talulah's Tape』は本日、Carparkから発売。Bandacampでの試聴はこちら

 


GAAB AGENCY : Gaëtan Abgrall @ Archéo Jazz Festival
 

2024年9月に最新アルバム『ミケランジェロのトランペット』をリリースし、11月に10年ぶりとなる来日公演を実施した世界唯一の"微分音トランペッター"、イブラヒム・マーロフ。ミュージシャンはローリング・ストーン(ジャパン)でもインタビュー記事で紹介されている。


トランペット奏者の父、ナシム・マーロフが開発した4分音が出せる”微分音トランペット”を操る彼は7歳の頃からトランペットでクラシック音楽やアラブ音楽を学び、西洋的なポップ感覚、高度なジャズの即興、そしてアラブ音楽を武器としている。これまで19枚のアルバムを発表し、グラミー賞に2度ノミネート。


さらには、フランスのグラミー賞といわれる”ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージック”で史上初の全編インスト・アルバムでの受賞という快挙を果たしている。


スティング、エルヴィス・コステロ、デ・ラ・ソウル、アンジェリーク・キジョーや、シャロン・ストーンといったビッグネームと共演経験のある、まさに世界的スター・プレイヤーである。


2017年にはカンヌ国際映画祭「コンペティション部⾨」に選出され、エキュメニカル審査員賞を受賞した、河瀨直美監督がオリジナル脚本で挑んだラブストーリー『光』の映画音楽を担当。河瀨直美監督、主演の永瀬正敏、⽔崎綾⼥、神野三鈴、藤⻯とともにカンヌのレッドカーペットにも登場した。


マーロフの再来日公演が今月末に開催される。10月19日(日)・20日(月)・21日(火)の3日間にわたってブルーノート東京で行われる今回の公演では、日本公演限定のスペシャル・ゲストの参加が決定している。


イブラヒムがプロデュースする四分音トランペット「T.O.M.A.」を演奏する日本人プレイヤーが各日1stステージに登場する。そして世界的に活躍し、アーティストにもファンの多い日本人ダンサーBoxerの出演が20日・21日の2ndステージ内にそれぞれ決定している。昨年を上回る祝祭の夜となりそうだ。


聴けば踊り出さずにはいられない、お祭りや式典で大盛り上がりしそうな楽曲ばかりとなっている。観客の皆さんには是非立ち上がって一緒に歌って踊って、国境や世代を超越した自由で鮮やかな祝祭空間を存分に楽しんでもらいたい。



 【ライブ写真


Live Photos (Photo by Makoto Ebi) 2024年



【来日情報】

イブラヒム・マーロフ & THE TRUMPETS OF MICHEL-ANGE

日程:

10/19(日)[1st]Open 3:30pm Start 4:30pm [2nd]Open 6:30pm Start 7:30pm

10/20(月)、10/21(火)[1st]Open 5:00pm Start 6:00pm [2nd]Open 7:45pm Start 8:30pm

会場:ブルーノート東京

公演サイト: https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/ibrahim-maalouf/


【リリース情報】

アーティスト名:Ibrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)

タイトル名:Trumpets of Michel-Ange(ミケランジェロのトランペット)

レーベル:Mister Ibé


<トラックリスト> 

1.The Proposal 

2. Love Anthem 

3. Fly With Me - feat. Endea Owens 

4. Zajal 

5. Stranger 

6. The Smile of Rita 

7. Au Revoir - feat. Golshifteh Farahani 

8. Capitals - featuring Trombone Shorty 

9. Timeless (Bonus track)


▪アルバム『Trumpets of Michel-Ange』のライヴ・レコーディング風景



▪収録曲「Love Anthem 」のミュージック・ビデオ




バイオグラフィー】


 

ベイルート出身で現在はフランスで活躍するトランペッター。両親ともに音楽家という家庭に育った彼はレバノン内戦中に家族でパリに移住し、7歳の頃からトランペットでクラシック音楽やアラブ音楽を学んだ。イブラヒムが用いるトランペットは父ナシム・マーロフが開発した4本のピストン・バルブを持つ特殊な楽器で、アラブ音楽で使われる微分音を表現することができる。


これまで19枚のアルバムを発表し、グラミー賞に2度ノミネート。スティングやエルヴィス・コステロといった多数のトップ・アーティストと共演し、ルーツであるアラブ音楽やヒップホップ、エレクトロなどさまざまな要素が溶け合った音楽性で世界を魅了している。


2024年9月、最新アルバム『ミケランジェロのトランペット』をリリース。同年11月、10年ぶりとなる来日公演をブルーノート東京にて実施。2025年10月には再びブルーノート東京にて3日間に渡る来日公演が決定した。

 Jay Som 『Belong』

Label: Lucky Number/ Polyvinyl

Release: 2025年10月10日

 

Listen/Stream 

 

 

Review

 

ロサンゼルスのメリナ・ドゥテルテによるニューアルバム『Belong』は、Jimmy Eat Worldのジム・アトキンス、そして、Paramoreのヘイリー・ウィリアムズが参加した話題作である。

 

もう少しロックやパンクに傾倒するかと思いきや、意外とそうでもなかった。ポップ、ロック、パンクの中間に位置する作品である。Lucky Numberによると、ドゥテルテは十代の頃には、サンフランシスコのロックラジオをよく聴いていたそうで、2000年代のポップ・パンクや、エモのヒット曲を好んでいたらしい。

 

その中には、Bloc Party、Death Cab For Cutieなど誰もが聴いた覚えのあるインディーズロックバンドのアンセムが潜んでいたのだった。今作において、ジェイソムはまるでラックからお気に入りのレコードを取り出すかのように、それらのサウンドを織り込んだ良質なポップロックを提供している。人間関係の変化や人生の主題など、特に変化することなどを盛り込み、その中で普遍的なポップ・ロックの輝きを導き出そうとする。

 

ただ、それは、思い出にすがるというわけでもない。アルバムのオープナー「Cards On The Table」は間違いなくモダンなポップソングだ。K-POPやY2Kの影響を取り込み、電子音楽を中心としたポップソングを提供している。甘口のポップソングの類稀なるセンスはアジアにルーツを持つこのシンガーの重要な特性であり、また、ベッドルームポップに根ざしたZ世代以降の音楽のイディオムを的確に体現させるものだ。簡単に作れそうで作れない、このアルバムのオープナーはジェイソムのソングライティングの傑出した手腕が遺憾なく発揮された瞬間である。


しかし、そうかと思えば、対象的に、「Float」はジム・アトキンスへの賛歌であり、Jimmy Eat Worldの代表曲「The Middle」の音楽的なテイストを踏襲し、見事なリスペクトを示す。 しかし、ロック的ではなく、ポップソングの位置からエモを再考しているのが面白いと個人的には思った。これこそ、Jay SomがBeabadoobee、boygeniusといった象徴的なミュージシャンと関わってきた理由なのだ。 


ミュートのバッキングを中心に、ギターロックの要素をあるにせよ、ジェイソムのボーカルはどことなく、パワー・ポップやジャングルポップ寄りで、時折、切ないテイストを滲ませることもある。


ボーカルやギターの演奏に関しても、Jimmy Eat World、Get Up Kidsのスタイルを絶妙に受け継いでいる。そして、これらは前者の初期の名盤『World Is Static』のような叙情的なロックサウンドと結びつくこともある。アトキンスのようなシャウトやスクリームはないのだが、ポップロックとしてこれだけ上手くまとめられるソングライターは他にはなかなかいないかもしれない。

 

 

今回のアルバムでは、電子音楽の要素とギターロックを上手く結びつけた曲が多い印象だ。「 What You Need」は、シューゲイズやドリームポップの音楽性を少しだけ感じさせる。そしてやはり、作曲面では、バンガーとまではいかないものの、アンセミックなフレーズを大切にしている。サビ/コーラスの箇所では歌えるフレーズを重要視し、聞き手に口ずさませるようなフレーズを提供し、それを切ない雰囲気を持つドリーム・ポップやパワー・ポップと結びつける。そして全般的なソングライティングが簡潔なのは、ベッドルームポップやTikTok時代の音楽文化に慣れ親しんでいるのが理由かもしれない。新しいものを否定せず、それらを自分を育んできた西海岸の文化と結びつけるのが、ジェイソムのソングライティングの特性なのである。これらは結局、彼女のソングライティングがフィービー・ブリジャーズのようなミュージシャンの系譜にあることを伺わせる。聴きやすく、そして親しみやすい曲が多いのである。そういった中で、ブリジャーズの系譜にある「Appointment」は西海岸らしいインディーポップソングと言えるだろう。どことなくエモ的な叙情性を漂わせたポップソングで、サッドコアのようなサウンドをベースに、清涼感のあるフレーズをサビ/コーラスを導く手腕が見事だ。特に、ヨットロックの影響下にある癒やしに満ちたギターもアトモスフェリックな音像を創り出す。聴くというよりも、体験に重きを置いたサウンドは、現代のポップソングの中でも希少である。

 

現代のポップソングは無数のジャンルを吸収し、クロスオーバー化に拍車がかかっているのはご承知の通り。多くの制作者は意図するかしないかに関わらず、日頃よく聴いたり、耳にした音楽を自分の作品の中にすんなり取り込んでしまう。「Drop A」はベッドルームポップやネオソウル、K-Popなどを巧みに往来する曲である。 こういったClairoの系譜にある曲をやすやすと書いてしまうのがジェイソムの凄さである。しかし、依然として、それらはこのアーティストのソングライティング、あるいはプロデュースが加わると、他の誰でもないメリナ・ドゥテルテの曲になってしまう。


「Past Lives」では長年の夢だったヘイリー・ウィリアムズとドゥエットが実現している。 しかし、曲そのものはパラモアとはまったく異なることがわかる。メロディーやハーモニーに重点を置いたパワー・ポップ風のロックソングで、琴線に触れるような感覚をもたらすことがある。また、シューゲイズやドリームポップへと傾倒する「D.H」では、このジャンルの根強い人気を印象づけている。ザラザラしたデモのような楽曲なのだが、この曲こそ、新しい時代のカレッジロックではないかと思う。アルトロックソングというのは必ずしも、完成度だけが重要ではないのかもしれない。それまで他の人が持ち得なかった何か、もしくは、他の人が気づかなかった何かを提供することが大切なのではないか。そのことをこの曲は教えてくれるのである。

 

終盤の収録曲に至っても、ジェイソムの全般的なソングライティングの技術や、メロディセンスが、なりをひそめることはない。それは先にも述べたように、Clairoやフィービー・ブリジャーズに近いものがある。米国の普遍的なポップ/ロックの系譜に属するといえるかもしれない。しかし、それぞれの人間の持ち味や個性が異なるのと同様、ジェイソムのソングライティングは上記の二人とは明確に異なる部分がある。「Casino Stars」ではパワー・ポップやジャングルポップを下地にしつつ、切ないテイストを持つロックソングを書いている。こういった曲はある年代を境に書くのが難しくなってくるが、ジェイソムはこういった曲を書く才能がずば抜けている。これらのポップ/ロックソングは、若い年代に受け入れられる可能性を秘めていると思う。

 

さらに、アルバムの終盤では、アルトフォークの楽曲も登場するが、「Meander/ Sprouting Wings」もジェイソムの手にかかると、ローファイや、ヒップホップのチルウェイヴのようなかなりラフな感じの曲に変貌を遂げる。自分の好きなものがよくわかっていて、それを惜しみなくつぎ込んだのが『Belong』の正体なのだ。それはまた、どこかの年代の誰かの写し身のように見えることもありうる。要するに、音楽そのものに共感性を呼び起こす力があるわけなのだ。

 

今回、ジェイソムのアルバムを聴けたのは幸運だった。良いシンガーソングライターだと思った。アルバムはそれほどシリアスにならず、ウィットやユニークさも含まれている。「A Million Reason Why」は強烈なサイケ/ローファイで、ヒップホップの最初期のミックステープのようで面白い。このアルバムは、未知の音楽に満ちあふれているが、同時にどこかで聴いたことのあるものも多い。ということで、デジャヴを呼び起こす、不思議な魅力を持つアルバムなのだ。

 

『Belong』のクローズ「Want It All」だけは明確なロックソングだ。ガレージロック・リバイバルの世代の音楽を新しく組み換えている。しかし、それを単なる後追いにしない理由は、やはり良質なメロディーセンスで、西海岸のポップソングを象徴づける、どことなく切ない感覚である。既出になるが、Rocketのボーカリスト、アリシアと声質が少し似ているのではないかと思った。『Belong』は2025年のオルタナティヴロック・アルバムでは隠れた良作に数えられる。

 

 

 

84/100

 

 

 

「D.H」 - Best Track


 

本日、オルタナティブポップシンガー、Jenny on Holiday(ジェニー・オン・ホリデー)が、デビューソロアルバム『Quicksand Heart』を発表した。本作は2026年1月9日にTransgressiveからリリース。同時に、新曲「Dolphins」が公開。下記よりこの新曲をご視聴下さい。


批評家から高い評価を受けるオルタナティブポップ・デュオ「Let's Eat Gramma」の一員として知られるジェニー・ホリングワース。今や親しみやすくも驚くほど新たな声で自らを再提示する。 その結果生まれた音楽は、親密でありながら広がりを感じさせるもの。存在の軽やかさの中に新たな喜びを見出した根幹にある。ジェニーは再び好奇心に満ち、人生に恋をしている。


先月リリースされたデビューシングル「Every Ounce Of Me」に続き、ジェニー・ホリングワースは新たな明晰さによって推進される、芸術家としての力強い新章を『Quicksand Heart』で完全に展開する。 印象的なイメージである「流砂の心臓」とは、渦巻く感情の渦、脈打つ感情の深淵。ジェニー・オン・ホリデーが愛を与え、受け取る方法を表現した言葉だ。 


「かつて私は、皆の心が異なる素材でできていると感じていました——そして自分の心は少し欠陥があるように思えたのです。私の心も頭も、間違ったものでできているような気がする。このイメージは、たとえ自分が『オズの魔法使い』のブリキ男のような存在であっても、人間として愛され、愛し、生きたいという願いを表しています」


新曲「Dolphins」は、この愛と憧れを捉えた親密で夢幻的なスナップショットだ。ソングライターとしてジェニーは、小さなストレートな物語を深い何かへと昇華させることに惹かれる。「ポップという形式にワクワクする——複雑な感情をシンプルで親しみやすい形に込められるから」と彼女は語る。 


当初「子供が描いた絵のようだ」と感じた「Dolphins」の歌詞こそ、彼女が最も誇りに思う部分だ。シンプルなイメージを心に刻まれる感情へと昇華させるジェニーの卓越した能力は、透き通る歌声、鮮やかな物語性、高揚するメロディに支えられている。「Dolphins」は、ニーナ・デローが撮影・監督した、かすんでいて万華鏡のようなミュージックビデオと共に届けられた。


「Dolphins」

 

 

イギリス/ノリッジの静かな夏に書き上げられ、ロンドンでプロデューサーのステフ・マルツィアーノ(ヘイリー・ウィリアムズ、ネル・メスカル)とともに完成した『Quicksand Heart』は、ジェニーの映画のようなソロサウンドを紹介する作品である。 


プレファブ・スプラウト、ビーチ・ボーイズ、ケイト・ブッシュ、リプレイスメンツ、シンディ・ローパー、ティナ・ターナーなどに影響を受けたジェニーは、エリザベス・フレイザーを彷彿とさせる表現力豊かなボーカルで、別世界のような存在感を放っています。「私の声は、自分自身を表現するのに最も楽しい楽器です」と彼女は言います。


ジェニー・ホリングワースとローザ・ウォルトンは 16 歳でトランスグレシブ・レコードと契約し、2016 年に、メロディックなエレクトロニックと風変わりなフォークポップが融合した、奇妙な魅力に満ちたデビューアルバム『I, Gemini』をリリースしました。


2018 年、批評家から絶賛された『I'm All Ears』は、甘くも辛辣なボーカル、不気味な歌詞、そして故 SOPHIE の変異的なプロダクションを基盤とし、幻想的な新しい音の世界へと広がりました。 「Hot Pink」はそのアンセムとなり、年間ベストアルバムリストを席巻した。


2022年には力強い『Two Ribbons』でバンドモードに回帰。女性として成長する中で経験した悲嘆と、変化する友情の形を鋭く捉えた。もはや双子ではなく、広がる布地を思わせるイメージが適切であり、二人はソロアーティストとしての自己探求という共通の願望を追求しつつ、友情を育むことに注力している。


内省と成長の期間を経て、ジェニー・オン・ホリデーは完全に独自のサウンドを確立した。「Dolphins」は、フェス会場で友人と歌い合ったり、夜行バスで独り口ずさんだりするのにふさわしい、力強く即効性のあるアルバムの次なる一端を垣間見せる一曲です。

 


Jenny on Holiday 『Quicksand Heart』



Label: Transgressive

Release: 2026年1月9日

Tracklist

1. Good Intentions

2. Quicksand Heart

3. Every Ounce Of Me

4. These Streets I Know

5. Pacemaker

6. Dolphins

7. Groundskeeping

8. Push 

9. Do You Still Believe In Me?

10. Appetite



Pre-save: https://transgressive.lnk.to/quicksandheart

 

過去数年にわたりコラボレーションを重ねてきたアンビエント実験音楽の作曲家/プロデューサー、ジュリアナ・バーウィック、モダンクラシカルの作曲家/ハープ奏者として名高いメアリー・ラティモアが、来年初頭に発売予定のニューアルバムの制作で再び共同制作に取り組んだ。両者は、2026年には北米ツアーを実施、カナダのトロントとモントリオールで公演を行う。


『Tragic Magic』は1月16日、InFiné Musicよりリリースされる。これは両アーティストの近年のソロ作品——ジュリアナ・バーウィックの『Healing Is a Miracle』(2020年)、メアリー・ラティモアの『Goodbye, Hotel Arkada』(2023年)——に続く作品であり、デュオはパリ・フィルハーモニー管弦楽団付属音楽博物館の楽器コレクションを使用する機会を得た。


ラティモアは「この体験にアクセスできたのは本当に幸運でした。温かさと熱意にあふれた人々と共に、文字通り博物館の棚から取り出した楽器を現代の文脈で扱う作業には、深い敬意が込められていました」と語る。バーウィックは「過去を尊重しつつ、私たち自身の真の表現であると感じる音楽を作りたかった」と付け加えた。

 

先行公開されたシングル「Melted Moon」は、ラティモアのハープの演奏をフィーチャーしている。アルペジオが重層的に折り重なり、癒やしに満ちたアトモスフェリックなサウンドを醸成する。

 


「Melted Moon」




Julianna Barwick& Mary Lattimore 『Tragic Magic』

Label: InFiné Music

Release: 2026年1月16日

 

Tracklist:

1. Perpetual Adoration

2. The Four Sleeping Princesses

3. Temple of the Winds

4. Haze with No Haze

5. Rachel's Song

6. Stardust

7. Melted Moon


Pre-Save: https://idol-io.ffm.to/tragicmagic


オーストラリアのインディーロックシンガー、Courtney Barnett(コートニー・バーネット)が新曲「Stay In Your Lane」を公開した。公の場への復帰を徐々に進める中、コートニー・バーネットは新曲の制作にも注力している。新曲のストリーミングはこちら

 

今週リリースされた「Stay In Your Lane」は、ライブパフォーマンスの本能的な側面を捉えつつ、彼女が独自に確立した詩的な焦点も示している。サビで高まる解放感の瞬間、彼女は歌う。「胸のつかえを吐き出さなきゃ/自分のレーンに留まり、同じままでいたらこんなことにはならなかったのに」


映画監督アレックス・ロス・ペリー(『Pavements』)が手がけた本作を携え、コートニー・バーネットは来週放送の『ジミー・ファロン・トゥナイトショー』で「Stay In Your Lane」を披露する予定だ。

 

 

「Stay In Your Lane」

 

LAのスクリーモバンド、Knumears(クヌミアーズ)がRun For Cover Records、及び、同レーベル傘下のSummer Shade との契約を締結した事を明らかにした。

 

シングル「Breaking Ground」は現在デジタル配信中。今週金曜日(10月17日)には7インチ盤がリリースされる。先週末開催されたフェス「Best Friends Forever」で圧倒的なパフォーマンスを披露した。


新曲はスクリーモに精通した多作なプロデューサー/エンジニア、ジャック・シャーリーが手掛け、90年代スクリーモの正統派と、Knumears自身が既に重要な一翼を担う新潮流との境界線を巧みに踏む強烈な作品となっている。下記で試聴可能です。


本曲を「クヌミアーズの今後の展開を予感させる興味深いヒント」と評し、「2026年の続報にご期待ください」と述べている。これは新作アルバムやEPのリリースを示唆している可能性が高い。彼らは2022年の『A Shout to See』以来(スプリット盤を除く)、新作を発表していない。

 

 

「Breaking Ground」

 

米国のインディーロックの先駆的な存在であるミネアポリスの3人組ロックバンド、Sugarが再結成する。SugarはHusker Duの後継バンドとして結成され、叙情的なメロディアスなロックソングを主な音楽スタイルにしていた。

 

バンドは92年に活動を始めたが、96年から解散状態にあった。その間、『Cooper Blue』(1992)、『Beaster』(1993)、『File Under : Easy Listening』(1994)、『Besides』(1995)を発表した。 

 

およそ、30年ぶりに伝説的なインディーロックバンドが再始動する。今週初めにSNSで予告されていた通り、オリジナルメンバーであるベテランソングライターボブ・モールド、ベーシストのデイヴィッド・バーブ、ドラマーのマルコム・トラヴィスによる再結成がついに実現した。

 

今回の発表により、シュガーは新曲、ボックスセット、そして1995年以来となる初のライブ公演を計画している。バンドは5月2日にニューヨークのウェブスター・ホールで公演を行い、その後「精神的故郷」である英国に戻り、5月23日と24日にロンドン・O2フォーラム・ケントイッシュタウンで2夜連続公演を行う。

 

1991年に結成された当時、ボブ・モールドはすでにミネアポリスのHusker Duのメンバーとして高評価を得ていた。1992年にクリエイティブ・レコードからリリースされた傑作アルバム『Copper Blue』は即座にクラシックとなり、インディーロックの形成期を象徴する作品となった。

 

Sugarの代表作『Copper Blue – The Singles Collection』は、限定版4枚組LPボックスセットで再発が決定している。BMGよりレコードストアデイ・ブラックフライデーである11月28日にリリースされる。


Sugarは30年ぶりの新曲となるシングル『House Of Dead Memories』をリリースした。ノスタルジアを拒絶し、過去に屈服することを拒否するこの楽曲は、まさに再結成にふさわしい幕開けとなる。メロディを散りばめたインディー・ロック/パンク・ロックソングの本質を、このジャンルを事実上確立した3人のミュージシャンが体現している。


ボブ・モールドの再結成に関するコメントは以下の通りです。

 

SUGARは隕石のような存在だった。1991年を丸々費やし、ソロ公演で新曲を書き、演奏した。デイヴィッドとマルコムは面識がなかったが、我々三人がうまくやっていけることは確信していた。

また、SUGARは働き者だった。1992年初頭の何週間にもわたるリハーサルを経て、3ヶ月かけて『Copper Blue』と『Beaster』を録音した。1992年の夏までに、音楽シーンは我々の創造物に完璧な環境を整えていた。

そして、SUGARは現象だった。誰も結果を予測できなかった。我々はハンドルを握り、この荒々しい旅を楽しみ尽くそうと最善を尽くした。SUGARはポピュラー音楽の転換期の一部であり、私の人生における特別な時間だった。

 

 2025年6月にオークランドのTiny Telephoneスタジオで録音された本作は、Granary Music/BMGより各配信プラットフォームで配信中です。 

 

「House of Dead Memories」

 


ドローンメタルの重鎮、sunn O))) がSub Pop と契約し、初のレコードをリリースしました。三曲収録の12インチ盤「Eternity’s Pillars」/「Raise the Chalice & Reverential」は現在発売中です。


スティーブン・オマリーとグレッグ・アンダーソンは、プロデューサーのブラッド・ウッドとともにこのレコードを制作し、この3曲は「オリジナル・コア・デュオだけが、重く飽和したエレキギターとシンセサイザーをフィーチャーした、sun O))) 初の公式スタジオ録音作品」であると述べている。


sunn O))) は、レコーディングの各ステップと側面、各トーンと飽和度、各ゲインステージとスピーカー、各アレンジとハーモニクスに、極度の集中力と注意を払って制作した。これは太平洋岸北西部の森が私たちのガイドだ。 『Eternity's Pillars』は、1980年代半ばにジャズ界の先見者であり、精神的指導者であるアリス・コルトレーン・トゥリヤサンギタナンダが制作・司会を務めたテレビ番組にちなんで名付けられた。この番組は、音楽が精神的な超越を達成する力を持っているという彼女の揺るぎない信念に焦点を当てた。


『Raise the Chalice』は、1990年代半ばに北西部の伝説的な人物であるロン・ガーディピーが頻繁に発した合言葉にちなんで名付けられた。 『リヴァレシャブル』は、最も重い負担を背負って歩んだ先人たちへの敬意と、音楽と芸術という素材を用いた応答歌としての表現による、力強い賛美を等しく捧げるものである。

 

 

 「Eternity’s Pillars」

 Madi Diaz 『Fatal Optimist』


Label: Anti

Release: 2025年10月10日

 

Listen/Stream 

 

 

Review

 

マディ・ディアスは、カルフォルニアのもう一つの音楽を紹介してくれるミュージシャンだ。2021年のアルバム「History of a Feeling」、2024年のアルバム『Weird Faith』でグラミー賞にノミネートされている。アメリカ国内での実績は十分と言える。筆者自身は、昨年のアルバムを最初に聴いて、マディ・ディアスのことを知ったので、まるで十年来このミュージシャンのことを知っているようなフリをすることは出来ない。しかし、『Weird Faith』で示されたように、アコースティクギターやピアノの弾き語りを中心とした、フォークバラードの名手である。

 

前作のアルバムは、どことなく快活な印象に縁取られていたが、マディ・ディアスの真骨頂である、センチメンタルで涙脆いポップ/フォークのセンスは、今作では特異な憂愁に包まれている。というのも、マディ・ディアスは、『Fatal Optimist』の制作期間中に、結婚を予期していた恋人との関係を終わらせ、悲しみの期間を乗り越えねばならなかった。 

 

アルバムの冒頭のタイトルは、「Hope Less」。まるで人が変わってしまったかのように悄然としたディアスのボーカルが、まるでサッドコアのような悲しみを放つアコースティックギターに乗せられていく。そして、この曲はおそらく、ディアスにとって、自分の存在を確認するための手立てともなったのであろう。そして、ダイナミックなボーカルの抑揚を交えて、驚くほど心に響くような歌声を披露している。この曲は近年のフォーク・ミュージックの中で最も悲しく聞こえるが、サウンドホールの音響を最大限に生かしたアコースティックギターの芳醇な響き、そしてディアスの歌声にじっと耳をすませてみると、驚くほど純粋な何かが見つけられる。この曲で、ディアスは体裁などを乗り越えて、本来の自己の姿に近づき、そしてアイデンティティとは何かを知るのである。この曲の冒頭と終盤では別人の歌声に変化している。音楽そのものがディアスという存在を力強くさせ、そして時には、勇敢にさえすることを暗示するのである。ディアスはあくまで前作までは賞レースに準ずるようなポップとフォークを制作したが、このアルバムでは自分自身の本当の姿を知るために音楽を作っている。二曲目「Ambience」はアメリカーナとはまったく異なるエモ・フォークともいうべき音楽で、サッドコアとも相通じるような音楽をアコースティックギターで探求している。その中には、明確にロサンゼルスのポップミュージックからの影響も感じられるが、同時に、それはやはり、ディアスのフォークソングという独自の音楽的なエッセンスで処理されるのである。アコースティックギターの間奏のソロなどでは古き良き時代のニール・ヤング風のプレイなども登場する。その中で、牧歌的で素朴な音楽の良さを飾り気のない表現によってもたらそうとしている。

 

そして、米国の主流のフォーク・ソングの形が「Feel Something」に見出すことが出来る。しかし、メインストリームの音楽を影響されているとはいえ、独自の工夫が凝らされている。この曲の場合は、スポークンワードの語りを取り入れることによって、ボーカルの側面でモダンなテイストを引き出そうとしている。そして、同じような反復的な和音進行を重ねながら、2分半以降は、ドラマティックな音楽が自然な形でにじみ出てくる。エポックメイキングな音響演出はないが、歌や演奏の力量のみによって、音楽にダイナミズムが出てくる。これこそがマディ・ディアスというミュージシャンが本格派であることの証立てともなっているのである。 アルバムは、基本的な音楽形式は変わらず、内側から滲み出てくる精神の核のようなものが変化することにより、おのずと表面的な音楽にも変容が生じる。当然のことながら、人間性や精神が変わらなければ、音楽自体も変化するわけがないのである。古典的な音楽が登場する場合もあり、「Good Liar」では、南部のロックやブルースのような渋い音楽がアコースティックで演奏される。その中で、マディ・ディアスの一番の音楽的な魅力が出てくるのは、『Weird Faith』にも見いだせたようなセンチメンタルで涙脆いフォークソングだ。「Lone Wolf」がその代表例となる。ただ、今作においては、音楽的な力強さが全体に満ち渡っている。これは、マディ・ディアスが外側の現象ではなく、心の内側に価値を見出そうとしたからだろう。それは、「私から決して離れないのは私以外の他だれもいない」というディアス自身の名言にあらわれている。そして、このアルバムの制作を通じて、彼女はおそらく本当の自分を知ったのだった。これは外側の出来事に振り回されているかぎり、こういったことはないしえないのだ。

 

 

 アルバムは独特な構成で仕上げられている。「Heavy Metal」は最後に追加されたトラックで、よく聴くと、ディアスが次の志す音楽の萌芽のようなものが見いだせる。ステレオガムがシングル情報で指摘していた通り、この曲は音楽的にはまったくヘヴィーメタルではないのだが、暗喩的な意味が込められていると推測される。それは、精神的に強くなる、もしくはなりたいというソングライターの一つの秘めやかな願望である。そして、この曲では、従来のディアスの曲にはなかった、儚さや強さ、美しさという、別の性質が出てきたのを感じる。即効的ではないかもしれないが、良い曲であるのは事実であろう。その後、アルバムは二部構成のような感じになっている。後半部の収録曲では、ドラマティックなバラードソングが中心となっているが、それぞれに曲のタイプが異なっている。それは例えば、人間的な深みや円熟味がこの歌手に出てきたことを伺わせる。レーベルのANTIに因んでいうと、トム・ウェイツやM.Wardのような渋いソングライターになっていきそうな気配もある。「Flirting」は''浮気''を意味するが、実際的には、ウェイツ風の王道のピアノバラードである。ジャズやソウルの要素には乏しいけれど、そのあたりはフォーク・ソングの経験を活かし、力感のある曲を書き上げている。 この曲では、静寂の中にある美しさが、浮世の話題を通じて歌われている。また、「Why'd You Have To Bring Me Flowers」もまた、現代的なポップバラードの系譜にあり、琴線に触れるものがある。

 

マディ・ディアスは一貫してアンニュイで憂愁に満ちたフォークソングの形形式を展開させている。だが、最後にはその様式美をあえて覆す。「Fatal Optimist』だけは、従来のディアスの音楽特有の快活な雰囲気を縁取っている。そして、この曲は、「Heavy Metal」と並んで、従来のシンガーソングライターの音楽性が一歩先に進んだ瞬間だ。なおかつまた、録音が行われたニュージャージーの緑の多い風土もまた、このアルバムの制作に大きな影響を及ぼしたに違いない。

 

  

Tracklist: 

1. Hope Less
2. Ambivalence
3. Feel Something
4. Good Liar
5. Lone Wolf
6. Heavy Metal
7. If Time Does What It’s Supposed To
8. Flirting
9. Why’d You Have To Bring Me Flowers
10. Time Difference
11. Fatal Optimist

 

 

84/100


 

Best Track- 「Fatal Optimist」


日本の実験音楽家たちが集い、壮大なプロジェクトをリリースします。PSP Social、野流、John Tremendous' Soft Adult Explosion主催の即興系音楽コンピレーション第二弾、『1,000,000 CHARGE OF PSYCHIC YOUTH』がデジタルリリースされます。さらに、各サブスクリプションでも配信開始。合計88組117曲、時間をコンセプトにした3枚組。Bandcampなどで購入可能です。


PSP Social、野流、John Tremendous' Soft Adult Explosion主催の即興系音楽コンピレーション第二弾、『1,000,000 CHARGE OF PSYCHIC YOUTH』がエスパーキックよりbandcamp等の各配信サービスにデジタルリリースされます。


このコンピレーションは即興要素を含む音源であることを条件に参加者を募ったコンピレーションアルバムで、昨年リリースされた『JET STREAM OF PSYCHIC YOUTH』に続く第二弾の即興系音楽コンピレーションです。


即興要素を含むこと以外には曲数とトラックの長さ以外条件を設けず、送られてきた音源は審査無しですべて収録されました。その結果、合計88組117曲の昨年をはるかに上回る大ボリュームになってしまったため、時間(朝・昼・夜)をコンセプトにアルバムを3つに分けてリリースされることになった。


先月の27日には大塚地底で先行試聴会ならぬ"全曲耐久試聴会"が開催され、ハードな内容にかかわらず大盛況のうちに終了しました。


試聴会で販売された参加者への質問やインタビューが収録されているZINEはBASE・bandcampで購入が可能です。


10月21日にはコンピ制作メンバーであるHyozo(野流)主催の即興フェス『Improvisation Summit Tokyo』も下北沢SPREADで開催予定。日本のアンダーグラウンドで静かに盛り上がる即興性のうねりを体感する一日となる予定です。



・参加者・トラックリスト:

https://esperkick.com/1000000-charge-of-psychic-youth-list/



【1,000,000 CHARGE OF PSYCHIC YOUTH Ⅰ】



bandcamp:https://esperkick.bandcamp.com/album/1000000-charge-of-psychic-youth


サブスク:https://ultravybe.lnk.to/mcopy1



【1,000,000 CHARGE OF PSYCHIC YOUTH Ⅱ】



bandcamp:https://esperkick.bandcamp.com/album/1000000-charge-of-psychic-youth-2


サブスク:https://ultravybe.lnk.to/mcopy2



【1,000,000 CHARGE OF PSYCHIC YOUTH Ⅲ】



bandcamp:https://esperkick.bandcamp.com/album/1000000-charge-of-psychic-youth-3


サブスク:https://ultravybe.lnk.to/mcopy3




・10月21日イベント詳細


2025.10.21.TUE

"Improvisation Summit Tokyo"

⏰OPEN 19:00 | START 19:00


ADV. ¥3.000 (+1Drink)

DOOR. ¥3.000 (+1Drink)

STUDENT. ¥2.500  (+1Drink)


live: 

MON/KU×Tadashi Machida

SPELL//HUNGER (From Italy)

Piero Bittolo Bon (alto sax, electronics), Andrea Grillini (drums, percussion), 

Alberto Novello (laser drawings, synthesizer)

Improvisation Workshop by Yaryu

光分解

esperkick.com

Hyozo×Hikaru Yamada×Ryotaro Miyasaka×Subaru Iijima


Music selector:

yuha


Artwork:

Love And Life


- 再入場可 *再入場毎にドリンク代頂きます / A drink ticket fee charged at every re-entry


at SPREAD

東京都世田谷区北沢2-12-6 リバーストーンビルB1F

 

Neibiss

Neibiss、前作より1年8ヶ月ぶりの新作「Seaside Club」が11月05日にリリース決定。ラテン・ダンスミュージックに急接近した前人未到のトロピカル・サイデリック・パーティーヒップホップ大全集。「Seaside Club」より、「パーティー!クラブ!...そしてカリブ海!」をテーマにした「Uh Wah」が本日配信された。


また、ゲストにどんぐりず(DONGURIZU)を迎えた「Seaside Club」のリリース・パーティーが11月17日(月)に渋谷・WWWにて開催決定。


Neibiss、前作「Daydream Marker」より1年8ヶ月ぶりの新作「Seaside Club」。(ジャケットも公開)クンビア、レゲトン、デンボー、バイレファンキ...etc ラテン・ダンスミュージックに急接近!


「Seaside Club」より、鎮座DOPENESS、Campanellaを迎えた「BeTBeT」に続き、「Uh Wah」が先行配信!


「行ったこともないカリブ海を夢見ながら作った」というラテン・ミュージックとゲーム・ミュージックに90'sダンスホールのリズムを加えた奇天烈なトラック(by ratiff)に、歌詞は「パーティー!クラブ!...そしてカリブ海!」をテーマにした楽しい曲に仕上がった。ミックス/マスタリングは、得能直也。アートワークは、LURK。



▪️Neibiss「Uh Wah」-New Single



NSP014 | Digital | 2025.10.15 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC

[ https://ssm.lnk.to/uhwah ]

vo. hyunis1000, ratiff

prod. ratiff

mix & matering. Naoya Tokunou / Artwork. LURK


Neibiss - Uh Wah (Official Audio)

[ https://youtu.be/7WEatkFugN8 ]


Neibiss「Seaside Club」-New Album



NSP015 | Digital | 2025.11.05 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC

PRE-ADD/PRE-SAVE: [ https://ssm.lnk.to/seasideclub ]


Neibiss、前作より1年8ヶ月ぶりの新作。ラテン・ダンスミュージックに急接近した前人未到のトロピカル・サイデリック・パーティーヒップホップ大全集「Seaside Club」。


リリース・パーティー東京編は、どんぐりず(DONGURIZU)を迎え、11月17日(月)に渋谷・WWWにて開催決定。チケット発売中。


▪️イベント情報 


・Neibiss 'Seaside Club' Release Party



[ https://www-shibuya.jp/schedule/019290.php ]

WWW, Shibuya, Tokyo | 2025.11.17 [Mon]

Open: 19:00 / Start: 20:00 / Close: 22:00

Line Up: Neibiss / DONGURIZU どんぐりず

DJ: Bungo

Adv./Door: 3,500 Yen / 4,000 Yen (+1D)

Ticket [ https://t.livepocket.jp/e/m4zap ]



・Neibiss「BeTBeT feat. 鎮座DOPENESS, Campanella」

NSP013 | Digital | 2025.09.24 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC

 Listen: [ https://ssm.lnk.to/betbet ]


vo. hyunis1000, ratiff, 鎮座DOPENESS, Campanella

prod. hyunis1000

mix & matering. Naoya Tokunou / Artwork. LURK


Neibiss - BeTBeT feat. 鎮座DOPENESS, Campanella (Official Audio)

MV: [ https://youtu.be/k3BstNl3c3k ]



Neibiss:



ビートメイカー/DJ/ラッパーのratiff(ラティフ)とラッパーのhyunis1000(ヒョンイズセン)の二人組。共に2000年生まれ、兵庫県神戸市出身。Nerd Space Program。


2018年に結成、2020年01月「Heaven」でデビュー。2023年5月17日にどんぐりずと「DOMBIESS」をリリース。また、自らの所属するクルーNerd Space Programでの活動やソロとしてのリリースも活発に行うなどあらゆるカルチャーを巻き込み注目を集めている。


2024年2月14日アルバム「Daydream Marker」をリリース。2025年11月05日に6曲入EP「Seaside Club」がリリース。EPより「BeTBeT feat. 鎮座DOPENESS, Campanella」が9月24日に、「Uh Wah」が10月15日に先行配信され話題を集めている。


リリース後には、11月17日東京WWWでどんぐりずを迎えたリリース・パーティーが決定しているほか、各地でリリース・イベントを予定いている。


▪️その他のリリース情報

Neibiss「Daydream Marker」

2024.02.14 Release | NSP011

Released by SPACE SHOWER MUSIC

[ https://neibiss.lnk.to/DaydreamMarker ]


Neibiss「Space Cowboy」

2022.10.12 Release | NSP005

Released by SPACE SHOWER MUSIC

[ https://neibiss.lnk.to/SpaceCowboy ]



どんぐりず:




ラッパーの森、プロデューサーのチョモからなる二人組ユニット。HOUSE.TECHNOを好み、ダンスミュージックでぶち上がることを目的に楽曲制作を行う。常にフロアを意識した音を作り、世界中でリアルな注目を集めている。