ブライトンの作曲家/プロデューサー、ジャスティン・バーノンのソロ・プロジェクト、The Vernon Springによる『Under a Familiar Sun』のリワークプロジェクト『UnFamiliar Sun』。2025年秋から単独シングルが続々とリリースされてきましたが、ついにリリース。本作は2025年に発売されたオリジナル・アルバムのリワーク作品となっている。
The Vernon Springの幽玄で静謐なアンビエント・サウンドを、エレクトロニック・ミュージック、アンビエント・シーンの注目のアーティスト、Rosie Lowe、Oliver Coates、H.Takahashiなどが再構築しました。
伝説的な歌手、ドナ・ルイスは、ウェールズ出身の歌手として異例の成功を収めた。1995年にアトランティックからデビューしたあと、アメリカのビルボード・チャートで9週連続で一位を記録した。デビュー・アルバム『Love Always』がミリオン・セラーを記録し、イギリスとアメリカでは著名なミュージシャンとなった。ルイスは、1990年代後半からおよそ30年にわたり、優雅さと確固たる信念を持って独自の道を切り拓いてきた。彼女の象徴的なラブソング『I Love You, Always Forever』は、世代を超えて人々の心に響き続けている。
『I Love You, Always Forever』は、米国と英国の両チャートで1位を獲得し、今もなお歴史上最も愛される普及の名曲としての地位を不動のものにしている。最近では、英国のダンス・ミュージックシーンの象徴的な存在、The xxのROMYがFred Againと協力し、同楽曲をサンプリングした。これにより『I Love You, Always Forever』は再び注目を集めることになった。
今日のドナの物語はかつてないほどパワフルなものになり、乳がんとの闘病を乗り越えた彼女の人間的なたくましさと不屈のスピリットは、楽曲の一つ一つの音から滲み出ている。『THE SUN』紙から「エイジレス・ビューティー」と称されたほか、『People』誌でも特集された彼女のアルバム『Rooms With a View』(2024年)は、今なお人々にインスピレーションを与え続けている。ホームズ・アイヴスと共同制作された『Rooms With a View』は、人生最大の試練を乗り越えるために必要な勇気を親密かつありのままの姿で聴き手に伝えています。
今回のアルバムも同じコンセプトが受け継がれているが、友情の記憶や対話という要素が加わった。全体的に感じられる温かな雰囲気は、このテーマが反映されているからだろう。ルイスは、BBCラジオのパートタイマーから、その後象徴的な存在となった、伝説的な作曲家兼プロデューサー、デヴィッド・ロウ(BBCニュースのテーマ曲「Touch and Go」などを制作)とタッグを組み、最新作『Wanderlust』の制作に取りかかった。彼女は次のように明かす。
NYのクラブシーンで存在感を放つ808 BEACH(ジョン・“J-C”・カー&ビル・コールマン)と、マルチソングライター、ホリスティック・サウンド・プラクティショナーでもあるベル・ハンブルによる『Here's Where The Story Ends』のデラックス・バージョンが5月8日にリリースされた。本作は、一つのシングルになんと16ものアレンジやリミックスが施された異例の作品だ。
本作は、イギリスのオルタナティヴロック・バンド、The Sundaysの大ヒット作を、ベル・ハンブルの魅惑的でカラフルなボーカルと、808 BEACHの高揚感あふれる魅力的なプロダクションで再構築した圧倒的でアンセム的なダンス/EDMリワークだ。The Sundaysは、1980年代後半から1997年まで活動し、三作のアルバムをリリースした。ちなみに「Here's Where The Story Ends」は、本国のUKのヒットチャートでは圏外だったが、US ALTチャートで一位を記録した。
「ザ・サンデーズは、私がこれまでで最も好きなバンド。彼らの1990年のデビューアルバム『Reading, Writing and Arithmetic』は、紛れもないオルタナティブ・ブリット・ポップの傑作なんだ。前回のシングル『WHATEVER DADDY SAYS』の続編を考える際、ジョンと私は、リミックス以外の活動において、自分たちの音楽の異なる側面を披露することが重要だと考えた」
「数年前から、彼らの『Here’s Where The Story Ends』を、敬意を払いながらも踊れるカバー曲としてどう仕上げるか、アイデアを練り、方向性について何度も議論を重ねてきました。友人であり、度々コラボレーションしているベル・ハンブルが、その才能を貸してくれると快諾してくれたことで、私たちは大きなインスピレーションを得て、この芽生えつつあったアイデアを明確なビジョンを持って完成させることができました」
「”Here’s Where The Story Ends”という曲は、歌詞もメロディも完璧な仕上がりです。ベルの色彩豊かな歌声とアプローチは、ザ・サンデーズのオリジナルを敬意を持って尊重しつつ、私たちのダンスやクラブ志向のプロダクションを自然に融合させる、まさに理想的な雰囲気をもたらしてくれました。この作品を完成させることができて、本当に嬉しかった」
『C.O.L.A.』は、彼らが何者かを象徴するような、ある意味、本質的なセルフタイトル・アルバムと言える。これは「Cost of Living Adjustment(生活費調整)」の頭文字をとった、バンドの3作目となる本作のコンセプトとしてふさわしい枠組み。『C.O.L.A.』は、「社会主義対地獄」といったテーマを考察している。そして、人生のサイコロを振る、ということについても考察している。ノスタルジアが引き起こす、不気味でありながら甘美な切なさがある。
例えば「Favoured Over the Ride」については、「ティムが歌詞を書くための、薄暗く憂鬱な色調を作りたかった」とスティッドワージーは語っている。曲は孤独で夢見心地なギターリフで始まり、そこにシャープなベースラインが入り、すべてがクリアになる。「天井に何があるんだろう? 君の視線を釘付けにしているのは何?」とダーシーがシニカルに歌う。抽象性を追求した本作において、これは明快な瞬間だ。『C.O.L.A.』にはこうした明快な瞬間が満ちている。渦巻く感情のすべてが、少し痛みを伴うほどはっきりと浮かび上がる瞬間に。
「Much of Muchness」は現代的な価値観に対する疑念とも言える。やはり、ティム・ダーシーのボーカルは、昂ずるわけでもなく、また、猛り狂うわけでもなく、淡々と語りかけるような雰囲気で続いていく。しかし、これらが背景となるバンドアンサンブル、彼らの持つミニマリズムとかっちりとハマると、グルーヴ感や心地よいビートが浮かび上がってくる。極彩色で派手な音楽がメインストリームの音楽シーンを席巻する中、彼らの音楽はどこまでもモノトーンに染まる。しかし、このアプローチは確実に、このアルバムの本質的なかっこよさに直結している。この曲ではどちらかと言えば、リチャード・ヘルのようなプロトパンクのサウンドが際立つ。更にアルバムのもう一つの主題である、メロディアスな叙情性がボーカルとギターを通じて、はっきりとした形で浮かび上がるときがある。これはバンドとしての大きな進歩と言えるか。
不協和音と協和音の共存は「Favoured Over The Ride」 でも健在である。彼らのサウンドには、便宜的に言えば、不調和と調和が共存している。彼らは、世にはびこる善悪のような一般的な概念がどれほど脆く、弱い土台の上に成立しているかを音楽の向こうに投射してみせる。つまり、それらの背後に、対極にある概念や要素が内在しているのだ。フォークソングの哀愁とロックソングの組み合わせは、独特のズレや違和感のような感覚をもとに、彼らなりのオリジナリティとして昇華されていく。そして独特な旋律的なズレから、温かみのあるエモーションが滲み出てくることがある。
しかし、やはりというべきなのか、Colaのサウンドは、Yo La Tengoのようなひねりがあって、一筋縄ではいかない部分がある。どことなく曲がりくねっていて、どこに続くかわからないようなスリリングさ。しかし、同時に、ロックバンドとして起伏に乏しく、すべてが平坦すぎる場合は、それもまた冒険心や面白みに欠けているとも言える。その反面、コーラは珍しくロックソングのスリリングな魅力を教えてくれる、数少ないバンドである。所属レーベルが紹介するように、サード・アルバムは、彼らにとって、代表的な作品になるに違いない。表向きには、明るい音楽とは言えないのに、なぜか奇妙なほど勇気づけられるアルバム。また、オーディオで聞くのと、イヤホン/ヘッドホンで聴くのとでは、ぜんぜん印象が異なる不思議な作品でもある。
88/100
「Conflagration Mindset」
・Cola 『Cost of Living Adjustment』は本日Fire Talkから発売。ストリーミングはこちら。
Nao Yoshiokaの最新シングル「Pieces of Me」は、ベトナムのアーティストMỹ Anhとのコラボレーションによって生まれた、セルフラブをテーマにした一曲。
日本のR&Bシンガー、Nao Yoshiokaがベトナムのアーティスト、Mỹ Anhと、ニューシングル「Pieces of Me」でコラボレーションを行いました。
「Pieces of Me」は、私にとって3作目となる海外アーティストとのコラボレーションで、Nao Yoshiokaのこんなにも美しいプロジェクトに参加できたことを心から光栄に思っています。さらに、海外アーティストがベトナムに来て一緒に制作するのはこれが初めてで、私自身にとってもチームにとっても、とても大きな意味のある出来事でした。
Boards of Canadaは、新作アルバム『Inferno』からの初の公式楽曲となる2曲の新曲、「Introit」と「Prophecy at 1420 MHz」を公開した。近未来的な雰囲気を持ち、ヒプノティックなIDMである。
初公開されたニューアルバムの冒頭を飾る二つの楽曲「Introit」と「Prophecy at 1420 MHz」は、『Inferno』のグルーヴィーで独特な世界観を提示している。「Introit」はノスタルジックなシンセのアルペジオで始まり、まるで機械が起動し、焦点が合っていくかのような感覚を覚えさせ、アンビエントな音色へと溶け込んでいく中で、次の曲へと適切に橋渡しをする。
イギリスのシンガー、ローザ・ウォルトンがニューシングル「Heart To Heartbreak」をリリースした。この曲は、2026年6月5日にTransgressive Recordsより発売されるデビュー・ソロ・アルバム『Tell Me It’s A Dream』から3曲目として収録される(プレセーブはこちら)。
魅惑的でアップテンポなこの楽曲「Heart To Heartbreak」は、現代の恋愛における目まぐるしい高揚感と脆い落ち込みを探求し、感情的な消耗に押しつぶされそうになりながらも創造的なインスピレーションを見つけようとする葛藤を描き出している。
クラシック音楽や伝統的な器楽への造詣をバックグラウンドに、多彩なジャンルを横断して活躍する作曲家・阿部海太郎。演出家・脚本家の源孝志が手掛けたドラマのサウンドトラックを連続配信リリースしてきた『Musical Portrait of Takashi Minamoto』シリーズから、厳選されたピアノ曲を収録したアルバム『Piano Portrait of Takashi Minamoto』が7月22日(水)にリリースされる。