ロンドンを拠点とするアーティスト、mui zyuが、1984年にリリースされたコシミハルの名曲『パラレリズム (Parallelisme)』を大胆かつ遊び心あふれるアレンジで再解釈した楽曲をリリースした。楽曲のストリーミングはこちら

 

ローズ・ピアノの演奏をもとに、mui zyuの独特な調性感覚と摩訶不思議なボーカルが楽しめる。日本語ボーカルも流暢であり、このカバーはかなり面白い内容となっている。


mui zyuは、イエロー・マジック・オーケストラの細野晴臣のプロデュース作品を探求していた際に、このオリジナル曲を発見し、細野と越が作り上げたこのアルバムの風変わりな魅力と音の世界に即座に惹きつけられたという。タイトル曲に込められた実験的なポップとアヴァンギャルドな感性の独特な融合に惹かれた彼女は、自身の芸術的視点を通じてこの曲を再解釈した。

 

オリジナル曲の特異な精神を尊重しつつ、mui zyuによる『パラレリズム (Parallelisme)』は、彼女の現代的なアート・ポップの美学を通して、楽曲を屈折させている。その結果、時代や様々な影響を架け橋とする、新鮮で聴く者を別世界へと誘うような再解釈が生まれた。


mui zyuは次のように語っている。「このアルバムを初めて聴いた時、甘美なメロディーとこの世のものとは思えないようなテクスチャーが見事に融合し、しかも超洗練されたポップなスタイルで表現されていることに圧倒されました」

 

「当時、私は日本語を勉強していたので、タイトルトラックをレコーディングするのは特別な体験になるだろうと思いました。オリジナルの制作に深く入り込み、各パートを再アレンジするプロセスは非常に勉強になり、この曲をますます愛するようになりました。ネット上や店頭ではこのレコードに関する情報をほとんど見つけることができませんでしたが、1年前に日本でツアーをした際、なんとかアナログ盤を見つけることができました。それはまるで貴重な宝物を見つけたような気分でした」


「パラレリズム」

▪︎Albem、EP「Bones」をリリースーーブラックミュージック、ダブ、人との出会いが導いた現在地

 

東京の4ピースバンド、Albemが2026年4月22日にEP「Bones」をリリースする。「Bones」「Sick」「Ascension」の3曲からなる本作は、ブラックミュージックや電子音楽、ダブなどの影響を汲みつつも、高い演奏力とプロダクションによって一貫したサウンドに仕上がっている。Riddim Saunter、The Band Apartなどがお好きな方にチェックしてもらいたいバンドだ。


本作は一発録りのバンド演奏にポストプロダクションを施していく形で制作された。これまでのコンセプト重視でDTM的な制作方法から一転し、演奏の緊張感や一回性、グルーヴ感を追求した。プロデューサーとして羽鳥慶を迎え、バンドの一発録りにコーラスやシンセサイザー、パーカッション、ダブエフェクトを加えていくことで、演奏のテンションとサウンドの自由さを両立した。


またバンドとして初のコラボレーションも行われた。Sick(track02)ではコーラスにriliumを迎え、ゴスペルチックなコールアンドレスポンスを作り出している。Ascension(track03)では横山ともみのサックスにより陶酔感のあるサウンドが実現した。


リリースはSpotify、Apple Musicなどの各種ストリーミングサービスに加え、レコード・カセットでの販売も順次予定している。また本作に影響を与えた楽曲のプレイリストもリリースと同時に公開される。Albemのボーカル/コンポーザーを務めるnozakimugaiからのコメントは以下の通りです。


このEPは、私たちを取り巻く空気の匂いや湿度をそのまま閉じ込めるようにして作っていきました。スタジオにいる人間の息遣いや音のうごめき、リズムのひしめきを感じていただける作品に仕上がったと思っています。友人の家に遊びに行くような気持ちで聴いていただけたら嬉しいです。



Albem 「Bones」- EP




リリース日: 2026/4/22

リリース形態: EP

媒体: ストリーミングサービス、ダウンロード、レコード、カセットテープ


・配信URL: 

https://big-up.style/s29TYIoD40


Albem:

nozakimugai(vo.)、宮﨑脩平(gt.)、佐藤友紀(ba.)、古沢成(dr.)の4ピースバンド。大学の同級生で結成。都内を中心に活動している。2025年より、サックスとダブミキサーを加えた6人で制作・演奏を行う。

当初はポストロックやポストパンクのサウンドを志向し、次第にエレクトロに傾倒。それらの時期を経て、現在はビートとグルーヴに軸足を置いた演奏と自由なサウンドを追求している。

nozakimugai(vo.)は作曲家としても活動。『最も無害で、あまりにも攻撃的』(中田江玲監督、2022)、『雲ゆくままに』(楊礼平監督、2024)、『銀河』(木島悠翔監督、2026)などの映画劇伴を手掛ける。2026年4月、EP「Bones」をリリース。

『Castle Park』、今後12ヶ月にわたるグラハム・コクソンのソロ作品全集再発プロジェクトの一環として登場 


 

トランスグレッシブ・レコードは本日、グラハム・コクソンの未発表ソロ・スタジオ・アルバムを初リリースすると発表した。『Castle Park』と題されたこの未発表作品は2011年にレコーディングされ、2026年6月19日にリリースされる。


本作は、今後12ヶ月にわたり9枚のスタジオ・アルバムと3枚のオリジナル・サウンドトラックを含むコクソンのソロ作品全カタログを網羅する大規模な再発プロジェクトの一環としてリリースされる。6月19日の第1弾リリースにはアルバム『The Sky Is Too High』と『The Golden D』が含まれる。


ベン・ヒリアー(Blur『Think Tank』)がプロデュースを手掛けた『Castle Park』は、2011年に『A+E』(2012年)のレコーディングセッションの一環として録音された。当初は『A+E』の続編としてリリースされる予定だったが、2012年のブラーの活動により延期され、その後しばらくコクソンは他のプロジェクトへと専念していた。14年の歳月を経て幻の作品が日の目を見ることになる。 

 

『Castle Park』のリードトラック「Billy Says」はこちらで試聴可能。ビジュアルライザーはこちらで視聴可能。


「Billy Says」


『Castle Park』は、アーティストのクラシックなモッド・サウンドを色濃く反映した10曲のコレクションであり、リードシングル「Billy Says」は、コクソンのライブセットで長年演奏されてきた曲で、ファンにはお馴染みの楽曲だが、今回初めて正式にリリースされる。


過去の作品群は長らく完売状態であり、フィジカルフォーマットでの需要も高まっている中、『Castle Park』はコックスンの膨大なソロ作品群の包括的な再発の幕開けとなる。本作は『The Sky is Too High』および『The Golden D』の再発と併せて、6月19日にリリースされる。


今後1年間にわたるリリース予定には、スタジオ・アルバム『Crow Sit on Blood Tree』(2001年)、『The Kiss of Morning』(2002年)、『Happiness In Magazines』(2004年)、 『Love Travels at Illegal Speeds』(2006年)、『The Spinning Top』(2009年)、『A+E』(2012年)、さらに『The End of The F***ing World 1』(2018年)と『The End of The F***ing World 2』(2019年)の2作のオリジナル・ソング&スコア・アルバム、 さらに、同名のグラフィックノベルに合わせてリリースされたオリジナル・サウンドトラック『Superstate』(2021年)も含まれる。

 


Castle Park:


TRACKLISTINGS:


Billy Says  

Alright 

When You Find Out 

Isn’t It Funny 

There’s a Little House 

Easy 

Dripping Soul 

Forget Today 

Mélodie Pour Christine  

All The Rage  


・Pre-save/Pre-add: 【https://transgressive.lnk.to/castlepark 】


Nanako Sato ©︎Meisa Fujishiro

シティ・ポップ・アーティストとして海外の音楽ファンからも支持を受ける佐藤奈々子。伝説のブリテイッシュ・フォーク・バンドのPentangleのギタリスト故ジョン・レンボーンとの共作で幻の未発表曲「A Rolling Stone From Heaven」を英国のレーベル、Gearbox Recordsより配信リリースしたばかりだが、未発表アルバム『LUST』を9月にリリースすることがわかった。


日本のシンガーソングライター、佐藤奈々子は、日本のフォークロックの中心的な存在、佐野元春に慶応義塾大学在学中に出会い、音楽的な手ほどきを受けた。シティポップ/渋谷系の代表的な歌手として知られている。ソロシンガーとして活動を行う傍、作曲家としても活躍し、ムーンライダース、加藤和彦(サディスティックミカバンド)に楽曲提供を行う。以降、日本コロムビアからデビューした。海外でも高い評価を受け、1996年にNMEの「シングル・オブ・ザ・ウィーク」に選出。1998年には、サイモン・レイモンド(Cocteau Twins)が主宰するBella Unionからアルバムをリリース。以降は写真家としても活動を行い、Cocco、細野晴臣のアルバムジャケットを手がけてきた。


『LUST』は、1996年から翌年にかけてロンドンの”Maison Rogue Matrix Studio”でレコーディングされた未発表アルバムである。29年間の眠りから解き放たれ、幻のアルバムがついにイギリスのGearbox Recordsからリリースされる。儚げなウィスパーからヘヴィーな叫びまで、サウンドの中心に立ち、縦横無尽に舞い続ける奈々子の歌声に触発され、レコーデイングに参加した最強のミュージシャンたちが自らの感性を捧げあう、スリリングなセッションが実にたまらない。


近年、海外の音楽ファンから大きな注目を浴びた''ジャパニーズ・シティ・ポップ''の流れで彼女の名前を知った人もいるかもしれないが、佐藤奈々子の音楽はシティ・ポップという言葉では到底カテゴライズできないほど個性的である。この未発表アルバムは、彼女の稀有な才能を読み解く重要な1ピースとなりうることだろう。


そして佐藤奈々子は言う。「音楽は目覚める時を知っている。『LUST』は今の時代にパワフルに共振していると思う」と。計算式では辿り着けない、不可思議で美しい音楽。 今、このアルバムがリリースされることはきっと特別な意味がある。



 

 

 

【アルバム情報】 佐藤奈々子(Nanaco Sato) 『LUST』




アーティスト名:佐藤奈々子(Nanaco Sato)

タイトル名:LUST(ラスト)

品番:GB4006CD (CD) / GB4006 (LP)

発売日:2026年9月30日(予定)

レーベル:Gearbox Records


<トラックリスト>

(CD)

1. Home Sweet Home

2. The Sorrow Of The Wind

3. Love Trip

4. Mad Memories

5. Lust - Love Underground

6. A Bullet Hole In My Ear

7. Never Ending Love Letter

8. Angel Whispers Midnight

9. Hazy Sky

10. Hell’s Bloom

11. A Postman’s Love

12. A Dirge For Coral

13. Rainbow

14. A Rolling Stone From Heaven


(LP)

Side-A


1. Home Sweet Home

2. The Sorrow Of The Wind

3. Love Trip

4. Mad Memories

Side-B


1. Lust - Love Underground

2. A Bullet Hole In My Ear

3. Never Ending Love Letter


Side-C


1. Angel Whispers Midnight

2. Hazy Sky

3. Hell’s Bloom

4. A Postman’s Love

Side-D

1. A Dirge For Coral

2. Rainbow

3. A Rolling Stone From Heaven


【Credits】

Produced by Nanaco Sato and Satoru Fujii

Recorded and mixed in 1996-1997 by Satoru Fujii, at Matrix Maison Rogue Studios, London, UK

Except track 14: John Renbourn’s guitar recorded by Nick Turner at Watercolour Music, Corran,Fort William, Scotland

Mastered by Caspar Sutton-Jones at Gearbox Records, London, UK

Except track 14: Mastered by Harris Newman at Grey Market Mastering, Montreal, Canada

Artwork and design by Paul Reardon

Master rights belong to Nanaco Sato

℗ & © Gearbox Records, 2025

Under Licence from Nanaco Sato



・アルバム『LUST』配信予約受付中! 

Pre-save/Pre-add: 【https://bfan.link/lust-5

 


『LUST』は、奈々子の真に多彩な音楽性を捉えているだけでなく、前述のジョン・レンボーンに加え、ダニー・カミングス(ダイアー・ストレイツ/ブライアン・アダムス)、 ブリンズレー・フォード(AZWAD)、ダン・バウトウッド(イアネロ)、ジェームス・デナム(アディクト)、チャーリー・プライス(シザー・メン)など、数多くの名だたるミュージシャンが参加した、即興的でジャム・セッション的なレコーディングの瞬間を捉えている。そしてレコーディング・エンジニアには藤井聡、さらに奈々子が日本で一番好きだというロック・ギタリストの長田進が日本から名を連ねている。


収録曲は、アブストラクト・ジャズ・ヴォーカル(「Love Trip」)、 チベットの民謡(「The Sorrow Of The Wind」)、サイケデリック・ポップ(「Mad Memories」)、グローバルなリズム(「Angel Whispers Midnight」)、アヴァンギャルド・ロック(「A Dirge For Coral」)、うねるようなシタール(「Never Ending Love Letter」)、ファンク・ロックの熱演(「Hell’s Bloom」)など、多岐にわたる。この作品は、明確なジャンル分けを拒むものであり、奈々子の多作かつ探求心あふれる音楽的キャリアと、その制作過程における自由奔放な姿勢の両方を物語っている。


なお、現在ファースト・シングル「A Rolling Stne From Heaven」と、ロンドン出身の2人組ダンス系ユニット、ベースメント・ジャックスのサイモン・ラトクリフによるリミックス音源「A Rolling Stone From Heaven [Simon Ratcliffe Rivers Remix] 」の2曲を収録した限定ダブ・プレートが事前販売受付中。

 

マスターからダイレクトに1枚ずつカッティングして作られる高音質なアナログ:ダブプレート限定10枚で、すでに4枚が売り切れ、残り6枚となっている。明日4月23日(木)には新宿のsleepingtokyo.studioにてこちらのダブ・プレートを販売する特別イベントを開催。当日は奈々子本人とGreat3の片寄明人氏による楽曲解説などを交えたトーク・ショーも実施するのでお見逃しなく!!


・佐藤奈々子「限定アナログ・ダブプレート販売&トークショー」

日程:2026年4月23日(木)

時間:19:00〜20:00(予定)

会場:sleepingtokyo.studio 

(東京都新宿区富久町16-9 御苑フラワーマンション101号)

※入場無料ですが、参加希望者は事前登録が必須となっております。詳細はこちらをご覧下さい。



・世界限定10枚 12インチ・ダブプレート事前購入受付中!


ジャケット色見本 全10色


アーティスト名:佐藤奈々子(Nanaco Sato)

タイトル名:A Rolling Stone From Heaven(ア・ローリング・ストーン・フロム・ヘヴン)

形態:12インチ・ダブプレート

発売日:2026年4月22日(水)

レーベル:Gearbox Records

価格:£365.00(税込)

※ 各ディスクは12インチのクラフト紙製スリーブに収められ、そのエディション限定のユニークな全10色(下記参照)の光沢あるラップアラウンド・ステッカー付き


【カラー・ヴァリエーション】

キャンディ・ピンク、ペトロール・ブルー、セージ・グリーン、パステル・グレー、ダスティ・プラム、ヘイズ・ブルー、コーヒー・ブラウン、コーラル・ピンク、ペール・ライム、ベリー・パープル


<トラックリスト>

1. A Rolling Stone From Heaven (feat. John Renbourn)

2. A Rolling Stone From Heaven [Simon Ratcliffe Rivers Remix] 



<クレジット>

Nanaco Sato: Vocals | John Renbourn: Guitar | Lyrics written by Nanaco Sato | Music composed by Nanaco Sato, John Renbourn Produced by Nanaco Sato and Satoru Fujii | Recorded and mixed in 1996-1997 by Satoru Fujii, at Matrix Maison Rogue Studios, London. John Renbourn’s guitar recorded by Nick Turner at Watercolour Music, Corran, Fort William, Scotland | Mastered by Harris Newman at Grey Market Mastering, Montreal, Canada. A Rolling Stone From Heaven (Simon Ratcliffe Rivers Mix) Nanaco Sato: Vocals | John Renbourn: Guitar | Electronic production, arrangement and remix by Simon Ratcliffe Additional guitar by Andrea Terrano Mastered by Caspar Sutton–Jones at Gearbox Records, London, UK. Artwork and design by Paul Reardon


*ダブプレートの事前予約の詳細につきましてはGear Box Recordsの公式オンラインショップをご覧下さい。



▪︎バイオグラフィー

1955年、東京生まれ。独特のコケティッシュなウィスパー・ヴォイスは、渋谷系の元祖とも言われた。慶應義塾大学在学中に佐野元春と出会い、歌や詩を書くことを教わる。大学主催の女性シンガーソングライターコンテストに出場し、「綱渡り」で最優秀作詞賞受賞。

 

このコンテストを機に1977年6月、佐野との共作によるアルバム『Funny Walkin'(ファニー・ウォーキン)』で日本コロムビアよりデビュー。ムーンライダーズや加藤和彦など、当時の先鋭的なアーティストの作品に参加、楽曲提供するなど活動の幅を広げる。1980年にSPYを結成し、加藤和彦プロデュースによるセルフ・タイトル・アルバムをリリース。その後、プロのフォトグラファーとして広告、雑誌などで活動を始める。

 

1986年、日産海外向けカレンダーの撮影で、世界のカレンダーコンテストで金賞を受賞した。翌年より5年間パリに移住した。その後もコクトー・ツインズのメンバーであるサイモン・レイモンドのプロデュースによるアルバム『Luminus love in 23』を発表するなど、日本のみならず、世界的に幅広く音楽を発信している。また、作詞・作曲を手がけたピチカート・ファイヴの「Twiggy Twiggy」(野宮真貴の1981年のデビュー・アルバム『ピンクの心』収録曲)は、世界的なヒットとなり、2014年にはセルフ・カヴァーで配信リリースしている。2026年4月、イギリスのギタリスト、ジョン・レンボーンとのコラボレーション・シングル「A Rolling Stone From Heaven」を配信リリース。9月にはニューアルバム『LUST』の発売も決定。


この度、DAFT about DRAFT(ダフト アバウト ドラフト)は、ミラノデザインウィーク2026の開催に際し、ミラノ中心部に位置する歴史的劇場Teatro Gerolamoにて、サイトスペシフィック・インスタレーション「LAST SAMPLE」を発表いたしました。本プロジェクトでは、建築家・デザイナーであり、デザイン会社DRAFTの代表を務める山下泰樹が手がけた「No.15」チェアを紹介いたします。


本インスタレーションは2026年4月20日(月)から26日(日)まで一般公開され、DAFT about DRAFTにとってミラノデザインウィークへの4回目の参加となります。家具を建築的思考の延長として捉えるブランドの探求における新たな章を示すものです。


DAFT about DRAFTは、2022年に東京で設立されたブランドです。建築や都市デザインの中で培われた空間的な発想を、日常生活のための家具やオブジェへと翻訳しています。家具を衣服のように直感的に選び、日々共に暮らすものとして捉えることで、より自由で個人的な空間の在り方を提案しています。


ブランドのアプローチを導くのは「調和」と「自由」。それぞれのプロダクトは空間に過度な主張をすることなく自然に溶け込み、日常の中で柔軟に機能するよう設計されています。単なる独立したオブジェとしてではなく、身体や使用シーン、周囲の環境との関係性の中で構想され、プロポーション、構造、快適性に細やかな配慮がなされています。


今回の展示の中心となるのは「No.15」チェア。構造的な明快さと快適性のバランスを追求するプロセスを経て生まれたこの椅子は、日常環境に自然と溶け込みながら、生活の中で重要な役割を担う存在として設計されています。単なる機能的な要素にとどまらず、静かに日常を支える“主役”となる存在です。



ミラノ中心部にある歴史的な劇場Teatro Gerolamoでのインスタレーションは、この歴史ある劇場空間を、家具と空間に対する新たな視点を促す体験型の環境へと変容させます。そのコンセプトは、デザイナー自身の個人的な体験──愛犬JACOの視点から椅子を見つめるという瞬間──に端を発しています。この視点の転換が、身体・オブジェ・環境の関係性を探る空間的ナラティブの出発点となっています。


本展は静的な展示ではなく、体験のプロセスとして構成されています。来場者は空間を巡りながら細部を観察し、一つのオブジェクトがどのように時間をかけて発展していくのかを体感します。「LAST SAMPLE」という概念は、デザインが検証・洗練され、最終的に完成へと至る瞬間を象徴しています。


ミラノでも特に親密なスケールを持つ歴史的劇場を舞台に、本プロジェクトは現代デザインと空間に蓄積された文化的記憶との対話を生み出します。本インスタレーションを通じて、DAFT about DRAFTは、家具が建築・オブジェ・人間の体験をどのように結びつけるのかを探求し続けます。


展示では、一脚の椅子が完成に至るまでのプロセスを辿ります。リサーチ資料、スケッチ、プロトタイプ、最終モデルに至るまで、試行錯誤と検証の過程が段階的に提示され、「ラストサンプル」へと至るプロセスが明らかにされます。


▪︎DAFT about DRAFT – LAST SAMPLE

会場:Teatro Gerolamo

住所:Piazza Cesare Beccaria 8, 20122 Milano

会期:2026年4月20日(月)~26日(日)

時間:10:00~19:00


・ABOUT DAFT about DRAFT

建築家・デザイナーの山下泰樹が様々なプロジェクトの中で少しずつ書き留めていたデザインから誕生したブランド。同調・同質化されてきている暮らしに対して、もっと自分らしく、もっと服を選ぶように自由な暮らしを提案したいと考え続けてきました。固定概念に囚われず自由でユーモアのあるデザインがしたい、そんな溢れ出す遊び心をプロダクトを通して表現しています。


・ABOUT TAIJU YAMASHITA

DRAFT 創業者・代表。山下泰樹建築デザイン研究所主宰。

2008年にDRAFTを設立。インテリア・建築のデザインを中心に都市から家具づくりまで幅広いフィールドで活躍する建築家・デザイナー。

山下泰樹は、「空間は人を中心にデザインされるべき」という思想のもと、人が密接に関わる都市・建築・空間を再定義、再設計し続けている。山下自身、DRAFT内で行われる大半のプロジェクトを指揮し、100名を超える熟練したデザイナーたちと設計デザインを行っている。近年は、ミカン下北やOCA TOKYOなど話題の場を手掛けている。さらには、山下の様々なプロジェクトの中で生まれた、彼の世界観を体現したプロダクトブランド「DAFT about DRAFT」を2022年にローンチ。翌年にはミラノサローネに初登場を果たし、注目のブランドとなっている。

Best of Year Awards最優秀賞(2018)、 SBID International Design Awards アジア最優秀賞(2023)、日経ニューオフィス賞 経済産業大臣賞(2023)など多数受賞。日本の若手デザイナーとして国際的評価も高い。


ハンバート ハンバートの企画アルバムシリーズ「FOLK」2作品が初のアナログ化! また、THE FIRST TAKEで披露した「虎」の音源も本日配信リリース。


ハンバート ハンバートが、自身の定番曲・人気曲のセルフカバーに加え、日本のフォークの名曲から90年代のJ-POPまで世代やジャンルを超えた楽曲のカバーを、サポート無し・二人きりの演奏で録音する企画アルバムシリーズ「FOLK」。これまで4作品を発表しているこの人気シリーズから、「FOLK」と、「FOLK 2」の2作品が初回生産限定でアナログ盤としてリリースされる。


企画第一弾となる「FOLK」は、2016年にデビュー15周年記念盤としてリリースされ、代表曲「おなじ話」、「国語」などの再録、今年10周年を迎えた人気アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』 エンディング主題歌「ちいさな冒険者」のセルフカバー、「生活の柄(高田渡)」、「さよなら人類(たま/柳原陽一郎)」など世代やジャンルを超えた楽曲カバーの全12曲を収録。


2018年にリリースされた「FOLK 2」には、当時新曲としてリリースされた人気曲「永遠の夕日」や、今に繋がるピアノアレンジの「虎」などオリジナル曲と、「小さな恋のうた(MONGOL800)」、「ひこうき雲(荒井由実)」などのカバー曲、全12曲が収められている。どちらも今回のアナログ化に際し、モノラル・マスタリングが行われた。


また、THE FIRST TAKEで披露した「虎」の音源も本日配信リリース。2010年にリリースされてから、胸を打つ歌詞が多くの共感を呼び長く愛されてきた代表曲のひとつ「虎」。ドラマティックなメロディが印象的な本楽曲を、力強いピアノとふたりの歌声が響く一発撮りにて披露した「THE FIRST TAKE」バージョンがリリース。


2016年にデビュー15周年記念盤としてリリースされた、サポート無し・2人きりの演奏で録音する企画シリーズ「FOLK」第一弾作品、初のアナログ化(モノラル・バージョン)。


代表曲「おなじ話」、「国語」などの再録、ベストアルバム「ハンバート入門」にも収録された「横顔しか知らない」、2026年に10周年を迎えた人気アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』 エンディング主題歌「ちいさな冒険者」のセルフカバー、さらに「生活の柄(高田渡)」、「さよなら人類(たま/柳原陽一郎)」など世代やジャンルを超えた楽曲のカバーの全12曲を収録。


▪︎ハンバート ハンバート「FOLK [LP]」



LP (DDJB-94038) | 2026.7.22 Release | 5,000Yen+Tax

Released by SPACE SHOWER MUSIC


A1. 横顔しか知らない

A2. N.O.

A3. 長いこと待っていたんだ

A4. プカプカ

A5. 夜明け

A6. 生活の柄


B1. 国語

B2. 待ちあわせ

B3. 結婚しようよ

B4. おなじ話

B5. さよなら人類

B6. ちいさな冒険者


2018年に結成20周年記念にリリースされた「FOLK 2」初のアナログ化(モノラル・バージョン)。サポートなし、2人きりの「FOLK」シリーズ第2弾。新曲として収録された人気曲「永遠の夕日」に加え、今に繋がるピアノアレンジの「虎」など人気のオリジナル曲の再録と、「小さな恋のうた(MONGOL800)」、「ひこうき雲(荒井由実)」など世代やジャンルを超えた楽曲のカバーを含む12曲を収録。


▪︎ハンバート ハンバート「FOLK 2 [LP]」



LP (DDJB-94039) | 2026.7.22 Release | 5,000Yen+Tax

Released by SPACE SHOWER MUSIC


A1. メッセージ

A2. 小さな恋のうた

A3. ホンマツテントウ虫

A4. ひこうき雲

A5. 永遠の夕日

A6. 大宴会


B1. 渡良瀬橋

B2. 教訓1

B3. 虎

B4. クレイジーラブ

B5. おいらの船

B6. おなじ話 feat.キセル



ハンバート ハンバート「虎 - From THE FIRST TAKE」



2010年にリリースされてから、胸を打つ歌詞が多くの共感を呼び長く愛されてきた代表曲のひとつ「虎」。ドラマティックなメロディが印象的な本楽曲を、力強いピアノとふたりの歌声が響く一発撮りにて披露した「THE FIRST TAKE」バージョンがリリース。


▪︎ハンバート ハンバート「虎 - From THE FIRST TAKE」- NEW SINGLE

Digital | 2026.04.22 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC

配信URL: [ https://humberthumbert.lnk.to/Tora_TFT ]


佐野遊穂 : Vocals

佐藤良成 : 作詞家, 作曲家, 編曲家, Vocals, Piano


ハンバート ハンバート - 虎 / THE FIRST TAKE

[ https://youtu.be/E4_Y-fp1Pu8?si=5egVgVVkip5-E6-w ]


Humbert Humbert - Tora [Official Music Video]

[ https://youtu.be/1-aD6iPdmKg?si=PTVBY84xV_M-Dqw- ]



・現在配信リリース中


ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり - From THE FIRST TAKE」

Digital | 2026.03.25 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC

[ https://humberthumbert.lnk.to/SandS_TFT ]


ハンバート ハンバート - 笑ったり転んだり / THE FIRST TAKE

[ https://youtu.be/M6QlUT0a4_E?si=qlY6GlbRnNwONsLa ]


ハンバート ハンバート "笑ったり転んだり" (Official Music Video)

[ https://youtu.be/1_P2MT39VJ0?si=v1wpdqNQwutvPQqO ]



ハンバート ハンバート プロフィール:


1998年結成、佐野遊穂と佐藤良成によるデュオ。2人ともがメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界観を持つ。

現在までに12枚のオリジナルアルバムを発表。また、これまで4作品を発表しているサポート無し・二人きりの演奏による企画アルバムシリーズ「FOLK」では、自身の定番曲・人気曲のセルフカバーに加え、日本のフォークの名曲から90年代のJ-POPまで世代やジャンルを超えた楽曲をカバー。

テレビ・映画・CM・アニメ・ゲーム作品などへの楽曲提供も多く、2014年に発売した8枚目のオリジナルアルバム『むかしぼくはみじめだった』収録曲「ぼくのお日さま」が主題歌/タイトルとなった映画『ぼくのお日さま』(監督:奥山大史)では、佐藤良成が劇中音楽も手掛けた。同作は2024年に全国公開、第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されるなど話題となる。また、同年リリースされた12枚目のオリジナルアルバム『カーニバルの夢』収録曲「トンネル」はドキュメンタリー映画『大きな家』(監督:竹林亮/企画・プロデュース:⿑藤⼯)の主題歌として起用された。

2025年、NHKの連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌「笑ったり転んだり」を書き下ろし、『第76回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。

YouTube公式チャンネルで不定期に公開される自撮り動画「庭Tube」シリーズも人気。


音楽は当初、コンサートでのお披露目の機会、ないしは、楽譜の出版という形で一般的な人々に伝わってきた。20世紀までは、音楽は必ずライブ演奏という性質を伴っていた。人々はまったく見ず知らずの音楽にリアルな形で触れきたのである。それらの接し方が変化したのが、レコードの時代であった。20世紀の時点で、レコードの録音が一般的に始まり、 1877年に、トーマス・エジソンが開発した円筒式の蓄音機を発表し、さらに1987年になると、円盤式が開発され、現在のレコードの基礎が出来上がった。1890年代に入ると、蓄音機が一般的に認知されるに至った。

 

レコードのビジネスを最初に確立させたのが、イギリスのグラモフォン社であった。 まさしくイギリスは、工業的な性質を前面に打ち出して、近代的な覇権を獲得したのである。当社が1900年に発表したカタログには、ヨーロッパの諸言語に加え、ペルシア、ヒンディ、ウルドゥ、ヘブライ、アラビア語ほかの言語による5,000枚のレコードがリストアップされていた。レコード会社は、この時代からレコードそのものを世界的に普及させるべく計画を練っていたのである。それから1920年代に入ると、レコードが一分間78回転で約三分間のスタンダードプレイに規格が統一され、1940年代の終わりになると、LPや17センチ45回転盤が流通するようになった。

 

さて、1920年代のレコードの発展と合わせて、音楽の伝え方にも変化が生じた。無線技術の発展により、音声の伝え方の範囲が広がり、それほどタイムラグもなく遠くに音を無線で伝えられるようになった。この年代になると、マスメディアの発達の過程で、ラジオが急速に発達した。ラジオは無線の電信機器であるが、当初は、海上の船舶のやり取りなどで使われていた。続いて、機械工学の嗜みとなり、その後、新聞の宣伝の代替的なツールとして使用されるようになる。この後の二十年でラジオは急速に一般市民に普及し、暮らしに欠かせぬものとなった。

 

世界初のラジオ局の開設が行われたのは、1920年11月のこと。アメリカのピッツバーグで認可されたフランク・コンラッドが経営するKDKA局であった。これが公式のラジオ曲の出発である。当時の視聴者数は、2000人。あまり多くはなかったのだが、まだ一般的にラジオが普及していない時代に、数千人もの注目を集めたのは見事だ。KDKAの前身は創業者のコンラッドが自宅のガレージに作った8XK局で、コンラッドはお気に入りのレコードをオンエアしていたという。その後、ラジオでオンエアするレコードが枯渇し、そのことを訴えかけると、提供したいと申し出るレコードショップが出てきた。その時、レコードショップはラジオ番組のなかで店の宣伝を行ってほしいと、コンラッドに依頼した。これがCM等の広告宣伝の始まりであった。

 


 

KDKAが開局された後、アメリカでは驚異的なスピードでラジオ局が設立されていった。1922年には、全米各地で30のラジオ曲が国の放送権の認可を受け、さらに、翌年になると、556局にまでその総数は膨れ上がり、文字通り''ラジオ局開設ブーム''が到来する。当初のラジオでは、音楽のレコードを流す場合が多く、ニュースなど、昨今のメインコンテンツは比較的控えめだった。

 

1922年は、世界中でラジオ局開設が活発に行われた。例えば、イギリスでBBCが開設されたのを皮切りに、その後数年の間に、ヨーロッパ諸国で放送局が次々に開設されていった。

 

日本では、NHKの前身である東京放送局(JOAK)が1925年に開局された。アメリカでも続いて、メジャーレコード会社として知られているRCAが初の全国ネットワークを設立する。これが、ラジオ局NBC(National Broadcasting Company)の始まりでもあった。ラジオから流れてくる音声に、当時の人々は驚きと感動を覚えたに違いない。それらは少なくとも、戦前戦後にかけて、一般市民の生活に浸透していくようになったのである。 報道やニュースが紙面やかわら版での文字から音声に変化していった時代であるが、そこには音楽がいつも中心的な存在を担った。

 

1930年の全米国勢調査によると、1,200万もの家庭にラジオ受信機が設置されたという。総数を見るかぎりでは、すでに、この時代には、多くの家庭にはラジオが普及していた。これらの報道局がラジオを重視しているのは、その創設時の伝統性を重んじているからでもあるのだろう。

 

ラジオの普及は、世界的に音楽の伝え方に大きな変化を及ぼした。それ以前まで、一般家庭では、ピアノによる楽譜の演奏が主流であった。各家庭でピアノを演奏しながら、それにあわせて歌うというのが音楽ファンの嗜みであった。


例えば、アメリカでは20世紀に数百万規模の家庭がアコースティックピアノを所有し、楽譜を購入し、当世風のポピュラーソングを演奏していた。ラジオの普及は、リアルタイムでの音楽の普及の流れを促進させ、必ずしもそれらを演奏者として再現する必要がなくなった。ピアノロールによる自動演奏も流行ったが、1923年が最大の売上を記録し、その後少しずつ衰退していく。また、それ以前主流だった楽譜出版(シート・ミュージック)も、売れ行きが下落し始めた。

 

当初、ラジオの各家庭への普及は、レコード業界にとって脅威を意味していた。何しろ、アンテナを設置すれば、音楽が簡単に楽しめてしまう。しかし、レコード業界がラジオ局と提携を結び、協力関係を築き上げ、商業的な構造を盤石たらしめた。当時、ラジオの番組内で、ラジオパーソナリティによって華々しく紹介される楽曲群は、視聴者にとってこの上なく魅力的に聞こえたに違いない。 これらは音楽産業の重要な基盤となり、音楽の楽しみ方を能動的なものから受動的なものへと変化させた。そして、これらが音楽を爆発的に普及させる契機となった。

・Acne Studio 2026年春夏シーズンよりアイウェアコレクションを発表

2026年春夏に向けて、Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)はアイウェアの表現を原型的なフォルムの研究を通じて洗練させました。4月20日に発売された本コレクションは、親しみのあるシルエットを精緻でありながら革新的なデザインへと昇華しています。


すべてがイタリア製で、各デザインはヴィンテージから着想を得ながら、現代的で研ぎ澄まされた表現へと再構築されています。




メタルフレームのモデルは、1970年代のアビエーターを再解釈したもので、メンズのルックブックで初めて登場し、その後ウィメンズのランウェイにも登場しました。軽やかでありながら存在感のあるデザインで、ナイロンレンズとミニマルなフレームを組み合わせ、ブラック、ブラウン/オレンジ、ヴィンテージシルバー(クリアレンズ)の展開です。


一方、ウィメンズのランウェイで発表された彫刻的なアセテートフレームは、日常的なクラシックフォルムを大胆なプロポーションで強調したデザインで、ブラックとブラウンゴールドで展開されます。


本コレクションは2026年4月20日より、Acne Studiosの店舗およびオンラインサイトにて世界同時発売されます。コレクションの一例は以下よりご覧ください。


スクエアフレームサングラス

ブラウン / ゴールド

¥53,900(税込)



メタルアビエイターサングラス
ブラウン / オレンジ
¥59,400(税込)

スクエアフレームサングラス
ブラック / ブラック
¥53,900(税込)





メタルアビエイターサングラス

ヴィンテージシルバー 

トランスペアレント

¥59,400(税込



メタルアビエイターサングラス

ブラック / ブラック

¥59,400(税込)


【クレジット】

Acne Studios | アクネ ストゥディオズ

 

【お問い合わせ先】

Acne Studios Aoyama | アクネ ストゥディオズ アオヤマ

Tel: 03-6418-9923

 

Momoko Ohori /大堀桃子

Head of Communication & Marketing APAC

m.ohori@acnestudios.com



ポートランドのプロデューサー、Elijah Knutsenによるニューアルバム『Music For Vending Machines 2』がリリースされました。本作は「Music For Vending Machines」プロジェクトの続編となっています。彼の住むポートランドの風景、そして春の訪れを感じさせる作品となっている。


アルバムの四曲は、それぞれ雰囲気の異なるトラックが収録されている。テープディレイを用いた曲からこのプロデューサーが得意とする清涼感のある曲まで様々な環境音楽を楽しめる。


「(4つの)環境を音のパレットへと凝縮し、まるで自動販売機で買ったもののように気軽に楽しめる、ミニチュア化されたアンビエント体験。このプロジェクトの第2弾は、パステル調の春を映し出した、抽象的で境界的な作品です」 制作者による楽曲の解題は以下の通りとなっています。




1 - Peach Blossom Sound

 

洗い流すような、清らかな息吹。孤独な桃の花の木の花びらをくぐり抜け、柔らかな電子パルスがちらつき、ドローン音を奏でる。ピンク色の和音とメロディーが彩りを添え、トラックは増減を繰り返す。その間も、人々や記憶が木から漂い、まるで繊細な花びらが地面に舞い落ちるように。


2 - Coastal City at Night Sound

 

夜鳥の鳴き声、奇妙な風景の中を歩く心地よい散歩。空気は海風で冷やされ、闇に包まれている。この記憶は、暖炉の上の高い場所に置かれた、薄暗い黒い宝石の中に封じ込められている。ひらめくようなギターのコードが、孤独で馴染みのない、あの奇妙な都市の音と共に膨らんでいく。


3 - Empty Rose Garden Sound

 

忘れ去られた時と場所の音。洞窟のようなピアノの和音が、時の刻まれた雲の間を響き渡る。この場所は今や空っぽで、存在するのはあなたの記憶だけ。それは次第に薄れていく。


4 - Crystal Pink Aqua Cavern Sound 

 

地球の奥深く、ピンク色の石でできた、きらめき、眩い洞窟。この場所では時間が反射し、収縮する。唯一の具体的な音は、水の滴る音だけだ。あなたは、ただ自分の思考だけを伴い、ここに何生も閉じ込められてきたのだろうか? ドローンと響く周波数だけが存在し、そして、眩いばかりの春色の結晶が……。



ベイエリアのヒーリングミュージックのアーティスト、及び瞑想ガイドを務めるRina Rainによる、7曲入りの新作アルバム『Whispers of Rain』は、音楽の内的な治癒に焦点を絞っている。

 

近年ではセラピーなどにも取り入れられる音楽療法。また、特定の音の周波数が心身に与える効果を研究するグループもいるようです。さらに、少なからずヒーリングミュージックは需要があり、疲れを癒やし、本来の自分を取り戻す端緒を作る。自然との接触が不足しがちな現代人の心に温もりと潤いを与えてくれるのは事実でしょう。


「『Whispers of Rain』は、心の安らぎを求めて内面へと向かい、そこでマントラを見出したことから生まれました」とリナ・レインは述べている。


「各楽曲は、古代の叡智と心を癒す現代的なサウンドの力を借りて、私たちを癒しと変容へと導くよう、意図的に選ばれ、作曲されました。これらのサウンドスケープに宿るものは、私たち一人ひとりの内にも息づいています。これは、ペースを落とし、深く内面に耳を傾け、あなた自身の光、あなた自身の宇宙へと戻る道を見つけるための招待状です。私たちは皆、この旅を共に歩んでいるのです」




リナ・レインは、ベイエリアを拠点とする瞑想トレーナーであり、マインドフルネス、キャリア開発、自己啓発の分野で20年以上の経験を持っています。また、マントラ・アーティスト(Rina Rain)および瞑想ガイドとしても活動し、音楽を通じて平和、献身、そして癒やしを分かち合おうとしている。

 

魂を揺さぶるボーカルと古代のマントラ、そして現代的なサウンドスケープを融合させ、内なる静寂とつながりを呼び起こす楽曲を生み出しています。彼女の声には静寂の本質が宿っており、それぞれの詠唱は柔らかな祈りのように、今この瞬間に立ち返るように広がっていきます。 

 

神聖な反復と音と音の間の沈黙に根ざしたリナの歌声は、聴く人をゆったりとさせ、呼吸を整え、自分自身へと帰還するよう誘います。シンプルで広々とした音と導きを通じて、彼女は平和、記憶、そして静かな変容の周波数を伝えます。彼女の音は単なるパフォーマンスではなく、一つの境界線なのです。

 

 

 

▪EN

 “Whispers of Rain,” a new seven-track album by Rina Rain—a healing music artist and meditation guide—focuses on the inner healing power of music.

 
In recent years, music therapy has been incorporated into various forms of therapy. There are also groups researching the effects that specific sound frequencies have on the mind and body. Furthermore, there is significant demand for healing music, which soothes fatigue and provides a starting point for rediscovering one’s true self. It is undeniable that it brings warmth and comfort to the hearts of modern people, who often lack contact with nature.



Rina Rain is a Bay Area-based meditation trainer with over twenty years of experience in mindfulness, career and personal development. She is also a mantra artist (Rina Rain) and meditation guide sharing peace, devotion, and healing through music. Blending soulful vocals and ancient mantras and modern soundscapes, she creates songs that inspire inner stillness and connection. Her voice carries the essence of tranquility, each chant unfolding like a soft prayer, a return to presence. Rooted in sacred repetition and silence between the notes, Rina’s voice invites listeners to slow down, breathe, and come home to themselves. 

 

Through simple, spacious sound and guidance, she channels frequencies of peace, remembrance, and quiet transformation. Her sound is not performance, it is a threshold.


Her debut seven track mediation and mantra album "Whispers of Rain" is "born from seeking refuge that led me inward to finding a mantra within." She continues, "Each piece was intentionally chosen and composed to guide us toward healing and transformation — with the power of ancient wisdom and soothing modern sound. What lives in these soundscapes is alive in all of us. It's an invitation to slow down, listen deeply, and find your way back to your own light, your own universe. We are all on this journey together.

For over two decades, Rina has held space for healing through mindfulness, coaching, and creative expression. Her music is a meditation. It’s an invitation to slow down, breathe, and return to the heart.




Luby Sparksが2026年2月11日に世界発売されるゲーム「ROMEO IS A DEAD MAN」(対応ハード: PS5/Xbox Series X|S/Steam)のために書き下ろした新曲をリリース。4曲入りのEP「ROMEO IS A DEAD MAN」が本日リリース。先行公開されたライブ動画等と配信リンクからEPを視聴可能です。


▪︎EN

Luby Sparks has released a new song written specifically for the game ‘ROMEO IS A DEAD MAN’, which will be released worldwide on 11 February 2026. The four-track EP “ROMEO IS A DEAD MAN” is released today.


Luby Sparks「ROMEO IS A DEAD MAN」-EP




Digital | LSEP-13 | 2026.04.17 Release | Released by AWDR/LR2


配信URL:

[ https://lubysparks.lnk.to/RIDM ]


Luby Sparksが2026年2月11日に世界発売されるゲーム「ROMEO IS A DEAD MAN」(対応ハード: PS5/Xbox Series X|S/Steam)のために書き下ろした新曲をリリース。


「ROMEO IS A DEAD MAN」は、世界に熱心なファンを持つ、ゲームディレクターの須田 剛一が代表を務めるGRASSHOPPER MANUFACTURE INC.による新作でLuby Sparksは、オープニング、ゲーム内、エンディング用に4曲を提供した。


ゲームのオープニングに起用されている「Liar」は、ゾンビゲームにあわせたインダストリアル・オルタナティヴ・サウンド。2月13日にデジタルリリース。続いて、3月06日にリリースされる「nothing left, we don’t know why」は、ゲーム内の各章の最後で流れる。オープニング「Liar」とは対極にあるドリーミーなインディポップ。「Romeo」は、ゲームのエンディングに起用されている楽曲で、メロディ、ヴォーカルラインがしっかりありながらもヘビーなサウンドと融合したヘビーシューゲイズ、オルタナティヴ・サウンドとなっており、3月27日にリリースされる。


そして、3曲に加え、「nothing left, we don’t know why」のシューゲイザー・ヴァージョンと言えそうな「nothing left, we don’t know why (Distorted Version)」を加えた全4曲のEP「ROMEO IS A DEAD MAN」が4月17日にリリース。


▪︎EN

Luby Sparks has released a new song written specifically for the game ‘ROMEO IS A DEAD MAN’, which will be released worldwide on 11 February 2026.

‘ROMEO IS A DEAD MAN’ is a new title from GRASSHOPPER MANUFACTURE INC., led by game director Goichi Suda, who boasts a fervent global fanbase. Luby Sparks provided four tracks for the opening, in-game, and ending sequences.


The game's opening track ‘Liar’, features an industrial alternative sound tailored to the zombie game. It will be released digitally on 13th February. Subsequently, ‘nothing left, we don’t know why’, released on 6th March, is the track that plays at the end of each chapter within the game. It is a dreamy indie pop piece, seemingly the polar opposite of the opening track ‘Liar’. ‘Romeo’ is the track featured in the game's ending. It blends a distinct melody and vocal line with a heavy sound, creating a heavy shoegaze, alternative sound. It will be released on 27th March.

And on 17th April, the four-track EP ‘ROMEO IS A DEAD MAN’ will be released, comprising the three original songs plus ‘nothing left, we don’t know why (Distorted Version)’, which could be described as a shoegaze version of the track.




Credit:

1. Romeo

Music : Natsuki Kato

Lyrics : Natsuki Kato


Vocal : Erika Murphy

Backing Vocal, Bass, Synthesizers & Programming : Natsuki Kato

Electric Guitar : Tamio Sakuma

Electric Guitar & Shaker : Sunao Hiwatari

Drums : Shin Hasegawa


Luby Sparks - Romeo (ROMEO IS A DEAD MAN) Official Lyric Video [ https://youtu.be/T7BjetHU-ps ]

Luby Sparks - Romeo (ROMEO IS A DEAD MAN Opening Theme) Live at SUPER DOMMUNE [ https://youtu.be/XLOkJuOmF6w ]


2. Liar

Music : Tamio Sakuma, Erika Murphy, Natsuki Kato

Lyrics : Erika Murphy


Vocal : Erika Murphy

Backing Vocal, Bass, Synthesizers & Programming : Natsuki Kato

Electric Guitar & Programming : Tamio Sakuma

Electric Guitar : Sunao Hiwatari

Drums & Programming : Shin Hasegawa


Luby Sparks - Liar (ROMEO IS A DEAD MAN Opening Theme) [ https://youtu.be/X5fduxfnz9E ]

Luby Sparks - Liar (ROMEO IS A DEAD MAN Opening Theme) Official Lyric Video [ https://youtu.be/sroFQ5rcmgk ]

Luby Sparks - Liar (ROMEO IS A DEAD MAN Opening Theme) Live at SUPER DOMMUNE [ https://youtu.be/LLXuiqO5iT4 ]


3. nothing left, we don’t know why

Music : Natsuki Kato

Lyrics : Natsuki Kato


Vocal : Erika Murphy

Backing Vocal, Synthesizers & Programming : Natsuki Kato

Electric Guitar & Acoustic Guitar : Tamio Sakuma

Electric Guitar : Sunao Hiwatari

Programming : Shin Hasegawa


Luby Sparks - nothing left, we don’t know why (ROMEO IS A DEAD MAN) Official Lyric Video [ https://youtu.be/kK35WXdNlhQ ]

Luby Sparks - nothing left, we don’t know why (ROMEO IS A DEAD MAN) Live at SUPER DOMMUNE [ https://youtu.be/mRuInrA-2qI ]


4. nothing left, we don’t know why (Distorted Version)

Music : Natsuki Kato

Lyrics : Natsuki Kato


Vocal : Erika Murphy

Vocal, Bass & Organ : Natsuki Kato

Electric Guitar & Acoustic Guitar : Tamio Sakuma

Electric Guitar : Sunao Hiwatari

Drums : Shin Hasegawa


All songs arranged by Luby Sparks (Erika Murphy, Natsuki Kato, Tamio Sakuma, Sunao Hiwatari & Shin Hasegawa)


Recorded by Kentaro Kikuchi, Shun Otaki at TSUBASA Studio

Assistant Engineer : Misaki Masuda

Mixed by Zin Yoshida at Garden Wall

Mastered by Kentaro Kimura (Kimken Studio)


Produced by Luby Sparks & Zin Yoshida


Artwork by Max Bloom



▪︎Luby Sparks

Natsuki (ba/vo)  Erika (vo)  Sunao (gt)  Tamio (gt)  Shin (dr)。2016年3月結成。2018年1月、Max Bloom (Yuck) と全編ロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」を発売。2019年9月に発表したシングル「Somewhere」では、Cocteau TwinsのRobin Guthrieによるリミックスもリリースされた。2022年5月11日にMy Bloody Valentine、Rina Sawayamaなどのプロデュース/エンジニアを手掛けるAndy Savoursを共同プロデューサーに迎え、セカンド・アルバム「Search + Destroy」をリリース。


同年6月には、初のワンマンライブ「Search + Destroy Live」(WWW X) も行い、ソールドアウトとなった。10月にはタイでの海外公演、2023年3月全米7都市にて「US Tour 2023」、9月「Strawberry Music Festival 2023」を含む中国全7都市「China Tour 2023」、10月韓国、11月インドネシア「Joyland Festival」へ出演を行うなど海外での展開も積極的に行なっている。2024年5月にリリースした「Songs for The Daydreamers」EPに続き、2025年1月24日にも「Songs of The Hazy Memories」EPをリリース。


▪︎EN

Luby Sparks is a Japanese alternative rock band formed in 2016. The band’s current lineup is Natsuki (bass, vocals), Erika (vocals), Tamio (guitar), Sunao (guitar), and Shin (drums). The band’s self-titled debut album, Luby Sparks (2018), was recorded in London with Max Bloom (Yuck/Cajun Dance Party) as a co-producer. In 2019, they released a single titled “Somewhere,” which was remixed by Robin Guthrie (Cocteau Twins). In May 2022, Luby Sparks released their second album, Search + Destroy, which is produced by Andy Savours, a Mercury Prize-shortlisted producer and engineer in London, who is known for working with My Bloody Valentine, Black Country, New Road, and Rina Sawayama. 


The album launch show at WWW X in Shibuya held in June was successfully sold out. In October, they performed in Bangkok, Thailand. In March 2023, Luby Sparks were actively expanding overseas with their first headline US tour around seven cities (New York, Boston, Philadelphia, San Francisco, Seattle, San Diego, and Los Angeles). In September of the same year, they were touring in seven cities in China, including a show at Strawberry Music Festival 2023, followed by a performance in Korea, and the worldwide festival Joyland Festival 2023 in Indonesia. Following the release of the last EP Song for The Daydreamers released in May 2024, new EP Song of The Hazy Memories will be released on January 24th, 2025.


[ https://lubysparks.lnk.to/bio_top ]



▪︎ROMEO IS A DEAD MAN(ロミオ・イズ・ア・デッドマン)


2026年2月11日(水)発売 画面を覆わんばかりの血飛沫が飛び交う「ブラッディアクション」のカタルシス!

宇宙を舞台にプレイヤーの混乱を誘なうストーリー!

GRASSHOPPER MANUFACTURE INC.(グラスホッパー・マニファクチュア)が突きつける完全新作アクション・アドベンチャー、名付けて“ウルトラ・バイオレント・サイエンス・フィクション”!


本作は、主人公ロミオ・スターゲイザーの後方から見た三人称視点のアクションバトルを軸に、章仕立てで進む1人プレイ専用のアクション・アドベンチャーゲーム。

予測のつかないストーリーと激しいアクションバトル、さまざまなサイドミッションがプレイヤーを待ち受ける。


・時空を超えた冒険活劇ストーリー


物語の舞台は、とある事件によって分断され、消失してしまった宇宙。巻き込まれ、半死半生となった主人公ロミオは、強烈なテクノロジーによって復活。FBIの通称「時空警察」捜査官となり、時空を跨いで跋扈する凶悪犯たちと対峙する。同時に前触れもなく姿を消した恋人ジュリエットの足跡を追ううちに、ふたつの事象は重なりはじめ……。「デッドギア」と呼ばれる多機能マスクを被り、時空を駆け巡るロミオがたどり着く先は?


【ゲーム作品詳細】https://romeo-is-a-dead-man.grasshopper.co.jp/



このアルバムを聴くたびに、私が作り上げた世界へと続く切符を手にすることになる。その感覚をあなたにも感じてほしい。あの雨の降る冬に私がそうだったように、あなたもそこに逃げ込めることを願っている。


私が10代の少女から大人へと変わった、その瞬間をはっきり覚えている。女性へと。あるいは、少なくとも、初めて「女性になりたい」と願った瞬間。あの秋の間ずっと、私はただ「スランプ」に陥り、「音楽が好きじゃなくなった」と感じていた。みんなが心配してくれた。あんなに落ち込んだことは今までなかった。それは化学的な理由からじゃなかったから――人生で初めて、本当に「すべてうまくいく」と信じられなくなった。自分の未来が全く見えなくなった。書く気になれなかった。書く時間が「足りない」ように、毎日を気晴らしで埋め尽くした。


夜遅くまで起きて、自分を受け入れてくれる地元の修道院をググっていた。聞かれる前に言っておきたいけど、そう、私は昔からこんなにドラマチックな人間だった。12月4日、エリザベス・フレイザーの曲を聴いた後、ようやくまた良い曲が書けた。その夜遅く、テレビを見ながら姉と母と話した直後に、きちんと書き上げたんだ。たぶん、私はこう言ったと思う。「でも、もう怒りの曲は書けない、ヒットソングも書けない。ただ、美しい曲にしたいだけなんだ」


私は全然怒ってなんかいなかった。狂おしいほど恋に落ちていて、「女の子」じゃなくて「女性」になった気がしていた。怒りや子供っぽさではなく、美しく、知的な音楽を作りたかった。ステージに上がっても、何をすべきか、どう振る舞えばいいのか分からなくてうんざりしていた。フィオナ・アップルやPJハーヴェイ、ケイト・ブッシュ、ジェーンズ・アディクション――そんな名手たちの音楽を聴いていた。それがずっと私の使命だったことを忘れていたんだ。私もそうなるということが。


すると彼らは言った。「でも、それでいい! そういう曲を書いてもいい! 何を書こうと自由なんだ!」それは本当に私が忘れていたことだった。何を書こうと自由だ、と。私は小屋へ駆け込み、『Ropeburn』のリフを書いた。そしてこの曲がすべてを変えた。何かが解き放たれ、私は再び正しい道に戻った。あの未完成の曲こそが、文字通り私のすべてだった。そして私はその曲に絶大な自信を持っていたため、すぐにレーベルのチームミーティングを招集した。


私たちはパブにいたが、私は水しか飲まなかった。自分がどれほど真剣かを示したかったのだ。私は言った。「次のEPをキャンセルして。(すべてをキャンセル。)」「今、私は世界を創りたいんだ」


彼らは驚いていた。あんなに真剣な自分の姿を見たことがないと言い、すごくすごく興奮していた。私には、何か良いことを成し遂げそうなオーラが漂っていたらしい。私は準備万端だった。小屋も整えていた。中のソファを捨て、友達とのセッションは禁止にした。そこは音楽のためだけの場所であり、私は音楽と再び恋に落ちなければならなかった。再び音楽を尊重し直さなければならなかった。自分へのルールを定めた。- これは良いか?- 気に入っているか?- 真実か?


あれから、二度と、ミドルエイトやリフのない曲は書かないと決めた。うねるベースラインやドローン、巨大なギター、ハーモニー、繰り返されるコーラス、そして容赦なく加速していくような展開を盛り込むことに決めた。同時に、陽光や霧、きらめき、陶酔感のような要素も取り入れることにした。


その後の3ヶ月は、英国史上最も雨の多い記録となった。私は引きこもり、引きこもり、実験に実験を重ね、お茶を何杯も飲み続け、ついにこのアルバムを完成させた。私がこれまで見てきた、デビューアルバム制作を題材にしたロック・ドキュメンタリーはどれも、女の子たちやコカイン、それからバンド内の喧嘩ばかりだったが、このアルバムは違った。ホルモン全開の女の子一人、かなりの量のマリファナ、そして自分の意志通りに操ろうとするLogic Proのエレクトロニック・ドラマーとの戦い――カイルは、結構な小悪党になることもあるんだ。


このアルバム全体を通して、ある特定の世界が見えてきた。それは、『大草原の小さな家』を読みふけった私の子供時代、あの広大さによって強く形作られていた。私の名前の由来でもあるローラ・インガルス・ワイルダーが、広大な大草原を歩いた時、自分がその一部だと感じたと言っていた。その広大さが、彼女自身も大きく感じさせてくれた。私は彼女のように感じた。自分はちっぽけだと感じ、大きくありたかった。


海や山、平原や雲のようでありたかった。それらにはすべて明確な目的があったが、私にはもうなかった。私は神経衰弱に陥っていたわけではなく、旋風を巻き起こすハリケーンだったのだ。私は頑固なわけじゃない、山なのだ。泣くことが情けないことではない。雲がそうではないのだから。


だから、自分が誰なのかもわからずに小屋に入った私は、一年後、アルバムを手に持ち、自分が誰なのかをはっきりと知って出てきた。大人になる方法を、自分の中に世界を築き、それを外へと押し出す方法を学んだ。人からではなく、空や雨や山や音楽から、どうすれば大きくあり続けられるかを。もしあなたがホルモンバランスの乱れや神経の多様性を持っているなら、正直なところ、これらはあなたにとってはるかに優れ、より正確なロールモデルになるはずだ。--(Eaves Wilder)
 


Eaves Wilder 『Little Miss Sunshine』- Secretly Canadian

 

最初はチープなアルバムのような気がしていた。けれども、他方、このデビューアルバムには、イーヴズ・ワイルダーのただならぬ意気込みと熱量が感じられる。気負いもあるかもしれない。しかし、小賢しさはデビューアルバムには必須ではない。そんなものは、二作目か三作目、それ以降でも十分出来ることではないか。上手いか下手かは二の次だ。それをやりたいという心からの熱望がちょっとした状況を揺り動しもする。聞き手は、その衝動や熱量に釣り込まれるようにし、独特な雰囲気を持つインディーロック、あるいはインディーポップのワンダーランドにいざなわれる。何度か聴き続けると、印象がだいぶ変わって来る。意外にも聴き応え十分のアルバムだ。結局、アルバムというのは、どれくらい熱量を詰め込めるのかに尽きる。そういった独特なエネルギーに欠けるものは、聞き手の心を揺り動かすことが難しい。結局、上手いか下手かは二の次。何らかの熱量がこもっているアルバムは聴き応えがある。

 

『Little Miss Sunshine』は、当初はEPになる予定だったというが、フルアルバムに変更された。レーベルのチームミーティングの際のスタッフの驚きの様子が浮かんでくる。ミニアルバムで、音楽市場の様子を伺ったほうが良いのではないでしょうか......。フルレングスはもう少し経験を積んでからでも良いのでは....。しかし、才能は出し惜しみしていると、何も出てこなくなる。ワイルダーは結局フルレングスを完成させた。誰しもそれが出来るという確信があったから出来るのではなく、一つずつ挑戦していっただけである。


たしかにこのアルバムはボリュームがある。スランプを経てから、それでも曲を書きたいという熱望は、明確にイギリスのシンガーのデビュー作に宿り、独特な輝きを放つ。今作の冒頭から、女性シンガーらしからぬ強度を持ったアルトロックソングが始まる。デビューアルバムとはミュージシャンやバンドにとって最初の物語である。しかし、すでにその序章は、ワイルダーにしてみれば、何年も前から始まっていた。その思いがドッと溢れ出た形だ。良い曲かどうかはわからない。しかし本当に気持ちのこもった音楽は、たしかに誰かの心を動かす力がある。

 

世間の評判を意識すれば、軽率なインディーポップアルバムになっていたかもしれない。怪しげなインタリュードを取り入れた、いかにもつまらない冗長なアルバムになっていただろう。しかしながら、何が好きかという自問自答は、多少ありきたりだが、アンセミックなロックアルバムを完成させる要因になった。ロックはすでにダサくなったのか、自分の好きという感情を無視してまでトレンドを取り入れるべきなのか。しかし、このアルバムを聴くかぎり、答えは否であろう。戦略などははっきり言えば、ほとんどなんの役にも立たない。音楽は資格試験ではないのだから。結局のところ、他者からどう見られるかという意識をかなぐり捨て、奏でられたり、歌われるロックソングの威力は偉大である。一般的な常識人が持つ固定観念を乗り越えることに成功したのだから。固定観念を打ち破る、これこそが、ロックソングの命題でもある。ロックだけにかぎらず、すべてのジャンルのミュージシャンはそうであったほしいものだ。

 

そういった意味では、ロンドンのシンガーソングライター、イーヴス・ワイルダーは見事に固定観念をぶち破り、ハリケーンガールになった。ミュージシャンになるというのは、新しい自分を見つけたり、生まれ変わるということなのだ。「Hurricane Girl」はアコースティックギターで始まり、 その後、90年代のブリットポップの流れを汲みながら、どことなく夢想的な感じがするロックソングに移行していく。旧来は、男性ボーカルが主流だったスタイルだったが、今では女性シンガーにこの形が受け継がれた。ロックンロールのギターが静けさを打ち破る。典型的なロックソングのギターリフ。イーヴス・ワイルダーのボーカルは、アルトポップの雰囲気を残しつつ、エリザベス・フレイザーのような夢想的な感覚を呼び起こす。ロックとポップの中間にある巧みな歌唱法により、見事にこのオープニング曲を先導していく。早くもこの曲では、ミドルエイトの効果が発揮され、三分以降でアンセミックなサウンドを呼び覚ます。


「Just Say No!」では、ガレージロックにちなんだ荒削りなギターリフで始まり、 ダンスロックやダンスパンクを意識したサウンドが続いている。この曲は、Primal Scream、Gorillaz、KASABIAN、The Killersといったダンスロックを女性的な雰囲気を持つ音楽性に組み替えており、新鮮味が感じられる。スタジアムロック調のロックソングはドリームポップに近い夢想的なボーカルと合致し、ダンスミュージックの流れを踏まえながら、エネルギッシュでアンセミックなロックソングへと移ろい変わっていく。

 

こうした中で、早くもアルバムの象徴的な楽曲が出てくる。三曲目の「Everybody Talks」は、ダンスミュージック(ハウス)風のキックの4つ打ちから徐々に音楽が華やかになり、サビで最高潮に達する。いわば基本的なポップ/ロックソングである。

 

イントロでは、夢想的なボーカルが優しげな印象を放つが、効果的なセクションを交えつつ、ダイナミクスを増し、爽快感に満ちたサビに繋がっていく。特に、ボーカルの側面では、繰り返しのフレーズを効果的に使用して、掴みや取っ掛かりを作っている。歌詞は、結局、リズムと連動するので、語感の側面で何らかの取っ掛かりのような箇所を用意しておくに越したことはない。そして言葉の語感によって、一定のグルーヴを生み出すことが大切である。この曲の場合、「everybody talks」と対句をなす「I can never win」というフレーズが呼応するような形となっている。結局のところ、この対句のボーカルが出て来たときに、奇妙なカタルシスが得られる。

 

この曲が、魅力的に聞こえるのは、サビでタイトルを何度も繰り返しながら、ディストーションギターの迫力あるサウンドを背景に、文字通りアンセミックな嵐を呼び起こすからである。アンセミックとはシンプルに言えば、メロディーを口ずさめること、ついつい歌ってしまうことに尽き、その見本や模範例が示されている。この曲では、メタルやハードロックに近いエネルギッシュなサウンドがサビで形作られ、力強い音楽的な印象を生み出している。サビの後に訪れるギターソロも良いバイブレーションがあり、爽やかな印象を生み出す。旧来の日本のポップソングの構成に近く、二つ目の間奏では、転調するシークエンスがある。全体的には、構成的な力量と良質なメロディーが合致し、素晴らしいハイライトが生み出される要因となった。

 

 「Everybody Talks」

 

 

 

曲の収録曲の順序も練られていて、激しい曲の後には、比較的穏やかな印象を持つ曲が並置される。「Mountain Sized」は、ブリット・ポップをベースにした一曲で、UKロックの自家薬籠中とも呼ぶべき典型的なボーカルの節回しや旋律進行が登場する。オアシスはもとより、ザ・スミスの系譜にあるといえ、それらをアルトポップに置き換えている。この曲では、スポークンワードほどではないが、オアシスのようにボーカルの旋律を暈したりしながら、クールな雰囲気のサウンドを作り出す。轟音と静寂の対比を用いながら、流れに富んだ一曲を作り上げる。特に、ボーカルからシンセサイザーへと主旋律が受け渡される瞬間、カタルシスが得られる。ボーカリストとしても、制作者が語るように、少女から大人への転身を感じさせる瞬間もある。

 

異色の一曲「The Great Plains」のイントロは、ミステリードラマや映画を思わせる。映画的なポップソングで、エレクトリック・ピアノの演奏から始まり、スコットランドのアノラックやネオ・アコースティックを彷彿とさせる軽やかなインディーフォークサウンドへと移行していく。この曲でも、The Smithsのようなサウンドが登場し、それはギターとベースの兼ね合いが強い印象を放つからなのかもしれない。憂いと哀愁にみちあふれたサウンドから、最終的にはボーカルの性質も相まって、シンディ・ローパーのような軽やかでカラフルな風味を持つポップサウンドが出てくる。特に、イーヴス・ワイルダーは特異な声質を持つが、その辺りの個性的な性質がセクションごとに反映されている。また、歌詞の世界はシリアスになりすぎず、「I Wanna Be Cowboy Mama」のようなユニークな節回しを用いながら、特異なポップセンスを発揮する。音楽そのものは多彩であり、ポップに傾倒したかと思えば、ロックに傾倒することもある。こういった中間層にあるバランスの取れたサウンドと、ボーカリストとしての個性が絡み合う。

 

日常的な一コマを描写した「English Tea」は、ジャズやブルースに近いポップソングである。息の漏れるようなワイルダーのボーカルはゆったりしたリズムや、ジプシー風の音楽性の中で、夢想的な音の構成を作り出す。 この曲はThe Style Councileのようなジャズポップの流れを汲む。ポール・ウェラーのようなクールさは、アンニュイでファンシーな音楽性に変化している。最終的にはダブのベース、ドリーミーなボーカルが連動しながら、幻想的なアウトロへと向かっていく。 

 

アルバムの制作の最初の原動力となった「Ropeburn」は80年代のカルチャー・クラブのようなサウンドを彷彿とさせつつも、力強さを持つ楽曲に生まれ変わっている。憂いや物悲しさといった雰囲気を込めて、その中でロックソング的な力強さを発揮している。サイドストーリーとしてはシンガーがスランプの悲しみの底から立ち上がる瞬間を描き出した痛切な一曲でもある。この曲に漂う歌謡的な雰囲気は、アルバムの副次的な主題に位置づけられる。悲しみをモチベーションとし、そこからシンガーが生まれ変わるプロセスを描き出している。曲にほんのりと漂うゴシック的なボーカルのセンスにも注目したい。アルバム全般は、ブリットポップの次世代の音楽に位置づけられ、基本的にはUKミュージックの典型的なスタイルが示されている。

 

しかし、それだけではない。「LA」では、ラナ・デル・レイのようなサウンドが立ち上ってくることもある。これらはポップスターへの憧れともいうべきもの。しかし、中盤の収録曲におけるマイナー調の曲の中から、オーケストラ・ポップのようなサウンドが立ち上ってくるとき、心が洗われるような清冽なポップサウンドを捉えることが出来る。中盤以降の曲の中で、ワイルダーは効果的なコーラスの歌唱を披露しているが、それらがより神聖な雰囲気を持つ瞬間が出てくる。女性シンガーの魅力とは、世の中の環境に翻弄される中で、こういった清らかな雰囲気を持つ空気感が出てきて、その人が自らの神聖な一面に触れる瞬間である。結局、それらは生きていく中で、身にまとわりついた埃塵を払うような、言ってみれば、浄化のような瞬間でもある。この曲ではそういった女性シンガーならではの神聖な空気感を感じることが出来る。また、それはやはり少女ではなく、大人になった段階で生み出されるものなのかもしれない。しかし、反面、そういった大人の中から少女性のようなものが汲み取れる瞬間でもある。


ありふれた日常から特異な感覚を見つけ出そうとする。それが『Little Miss Sunshine』の本質でもあり、ミステリアスなベールを身に纏うイーヴス・ワイルダーの文学者的な実像でもある。それは言い換えれば、どこかにいそうでいない、ミステリアスなタイプのシンガーとも言える。アルバムの終盤の2曲は、80年代のダンスポップに傾倒しているが、それぞれに雰囲気が異なる。「Daisy Chain Reaction」ではシンガーが影響に挙げるJanes Addictionからのヘヴィネスや、グランジのようなサウンドのフィードバックを活かし、両極的なサウンドを生み出している。

 

最終曲では、女性的な激しさの感情性をインディーポップソングの中に上手く落とし込んでいる。あるいは、「Summer Rolls」では、何かしら名残り惜しいような空気感を残し、ララバイに属するインディーポップソングを発露させ、アルバムを締めくくっている。全般的に感じるのは、全10曲は、単なる音源ではなく、感情の発露をどのように音楽形態と結びつけるかという試作の経過だったのだろう。それらは、フィオナ・アップル、PJ Harvey、ベス・ギボンズのような象徴的な歌手が探ってきた。だから、部分的には不格好で、洗練されていない箇所もある。このデビューアルバムには、典型的なポップソング集とは対象的に、意図的に欠点のような箇所が残されている。しかし、もし、未だ洗練されていない荒削りな部分がその人の才能だとしたら.......。イーヴス・ワイルダーのソングライターとしての潜在能力はまだまだ底知れない。

 

 


84/100

 

 

「LA」

 

 

▪  Eaves Wilder 『Little Miss Sunshine』は本日、Secretly Canadianから発売。ストリーミングはこちら