Green Day モスクワで予定されていたコンサートの中止を決定

 

(L–R): Touring member Jason White, Billie Joe Armstrong, and Mike Dirnt performing in August 2021

 

ロシア軍のウクライナ侵攻は、国家間の外交関係だけでなく、ミュージック・シーンにも大きな影響を及ぼしています。

 

今回の軍事侵攻の事実を受けて、グリーン・デイは、ロシア・ウクライナ間で進行している紛争の懸念のため、モスクワのスタジアム、スパルタク・モスクワで予定されていた次の公演の中止を決定しています。これは、ウクライナがロシアとの外交関係を断ち切り、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が先週木曜の隣国への攻撃を命じ、戒厳令を敷いた後に決定されました。 グリーン・デイは5月29日にロシア、モスクワのスパルタクスタジアムにおける公演を予定いていましたが、今回、ロシア軍による軍事侵攻により、公演自体の中止を余儀なくされました。 バンドは、公演の中止の理由について、以下のようにInstagramを通じて述べています。

 

「ウクライナへの軍事侵攻の瞬間はスタジアムでロックショーを行うどころの騒ぎではありません」

 

「心が非常に重くなるような出来事です。現在の出来事に照らしあわせて、次回のモスクワのスパルタク・スタジアムのショーを中止する必要があるように感じています。

 

このロシア軍のウクライナへの侵攻は、スタジアムのロックショーよりもはるかに深刻な出来事であると私達は考えています。

 

もちろん、それでも、ロックンロールは永遠です。将来、私達が戻る時間、そして、場所があることを信じています」

 

 グリーンデイは、声明を通じて、ライブチケット購入時に払い戻しが可能であると付け加えており、すべての人に「安全を確保する」よう促しています。

 

また、グリーン・デイのフロントマン、ビリー・ジョー・アームストロングは、2020年に発表したソロアルバム「No Fun Mondays」において「War Strories」というカバーのパンク・ロックソングを発表しています。今回の出来事に、ビリー・ジョーは少なからず驚きを覚えているに違いありません。