アメリカのご機嫌なダンスロックバンド、!!!(Chk Chk Chk)が最新アルバム「Let It Be Blue」のリリースを発表し、新曲「Storm Around The World」を公開しました。
!!!(Chk Chk Chk)の通算9作目となるアルバム「Let It Be Blue」は絶え間ない感覚の変化を未開拓の新たな境地へと導いている。大音量でかけて人々を解放へと導くダンスミュージック、そういったたぐいの音楽だ。
長年のコラボレーターであるパトリック・フォードがプロデューサーを務めた今作は、未来のダンスフロアを夢見て、2年間にわたって温められてきたという。その結果生み出された楽曲は、バンドがかつてないほど制作に力を注いだ作品となった。
サブベースとドラムビートにあふれ、ダンスパーティーミュージックをごった煮した!!!(Chk Chk Chk)独自のグルーブが展開されているが、これまでと比べて隙間のある作品となっている。これはバンドにとってかなりエキサイティングな挑戦であった。
ボーカリストのニック・オファーが「7.8.人のバンドとしてスタートし、これまでは全員ですべてを詰め込み、できるだけ多くのパーツをはめ込もうとした」と語るように、初期作品では音数の多さとある種の複雑さが魅力だったが、今作はより洗練されたプロダクションとなっている。しかし、ミニマルなアプローチだからといって、代名詞のカオティックなエレルギーはうしなわれていないどころかむしろ熱量を増している。
「Lit It Be Blue」は、レゲトン、アシッド・ハウス、エイサップ・ファーグ、Kompakt Records作品、スーサイド、アコースティック・・・といった様々な要素が散りばめられたパンドラの箱のような作品である。また、ブルーでメランコリックな一面と希望的な感覚を併せ持っている。それはアルバムタイトルにも反映されている。「Lit It Be」という悟りでなく、これから待ち受ける様々なことを受け入れるという意味が込められている。憂鬱や悲劇は一時的なものであり、物事は常に過ぎ去るもの。しかし、何より本作は、これまで以上に踊りだしたくなる作品だ。
また、ニック・オファーは、「芸術を作るこことにおいて大切なこと。まず、自らを奮い立たせ楽しむために、自らを改革し、常に挑戦し続けなければならない。常に挑戦者の気持ちで自分自身の最高傑作を更新すること。!!!(Chk Chk Chk)の歩みを振り返れば、実に25年にもわたってその姿勢を貫いてきたことがわかるだろう。俺たちは、常により奇妙で変なものに向かって突き進んできた。俺たちは挑み続けなければならないんだ」というように語っている。
「Let It Be Blue」は、CDとLPバージョンが、2022年4月29日に日本先行で発売される。次いで、5月6日にデジタル/ストリーミング配信でリリースされる。 国内版にはボーナストラック「Fuck It,I'mDone」が追加収録され、歌詞対訳と解説書付きの限定版(ブルー・ヴァイナル)で発売される。また、国内版CDと日本語帯付限定版LPは、オリジナルTシャツ付セットも発売される予定。
!!! 「Let It Be Blue」
2022 4/29 CD Release
2022 5/6 Digital Release
国内版CD 2,200円(税抜)
国内版+Tシャツセット 6,000円 (税抜)
収録楽曲
1.Normal People
2.A Little Bit(More)
3.Storm Around the World(feat.Maria Uzor)
4.Un Puente(feat.Angelica Garcia)
5.Here's What I Need To Know
6.Panama Canal(feat,Meah Pace)
7.Man On The Moon(feat,Meah Pace)
8.Let It Be Blue
9.It's Grey,It's Grey(It’s Grey)
10.Carzy Talk
11.This Is Pop 2
12. Fuck It,I'm Done *Bonus Track
・Storm Around the World(feat.Maria Uzor) Official Visualizer