Mitskiの新作アルバム「Laurel Hell」 Billboardトップアルバムチャートで初登場一位を獲得


Photo by Ebru Yildiz


アメリカ人シンガーソングライター、Mitskiのアルバム「Laurel Hell」がUS Billboardの「Top Album Sales」チャートで初登場首位を獲得、2月10日までにアメリカ国内で記録的なセールス、24,000枚の売上を記録しました。 2012年、Mitskiはデビュー作「Lush」をリリースし、これまでの最高のセールスウィークとなり、シンガーソングタイターのキャリアで初めてトップ10入りを果たしています。

 

「Laurel Hell」はシンガーソングライターMitskiが音楽業界からの引退を宣言した後の劇的な復帰作品。海外の音楽メディアによって称賛を送られた「Be The Cowboy」以来の作品となります。

 

ビルボードの「トップ・アルバム・チャート」は、従来のアルバム販売総数に基づいて、集計がなされるその週最も販売数の高かったアルバム作品のランク付けを行います。このチャートの歴史は、1991年5月25日に遡り、特に、その週のアルバムの販売数の目処を図るのに最適の指針となります。米ビルボードはSoundscan(現在はMRCデータ)からの電子的に集計された情報を利用し、このチャートの作製を行っています。


Dead Oceanから2月4日にリリースされたMitskiの「Laurel Hell」は、彼女のキャリアで初めてトップ40入りを記録し、またインディーズレーベルからプレスされた作品でありながら、アメリカの音楽市場で好調な売上を記録しており、USビルボードの発表するトップアルバムチャートで見事初登場一位を獲得しています。

 

さらに「Laurel Hell」は、この主要部門の他にも「Top Alternative Album」「Top Rock Album」「Vinyl Album」「TasteMaker Album」「Top Current Album」と複数部門で一位に輝き、アメリカの音楽業界にMitski旋風を巻き起こしています。グラミー賞のノミネートアーティストThe Weekndの「Dawn FM」と共に、アメリカ国内の音楽市場で大きな話題を呼び、トップセールスを競い合っており、次回のグラミー賞の候補にノミネートされることは間違いなしと言えるでしょう。

 

「Laurel Hell」は、先週末の時点で累計24,000部の売上を記録しています。そのうち、フィジカル盤の売り上げは、22000部、デジタル盤は2000部を記録。売上総数のうち、約17,000枚のレコードがLPとして販売されています。今回の販売総数は、2022年リリースされたアルバムの中で、最大の売上記録を樹立しています。

 

これは、英国の世界的なポピュラーミュージックシンガー、アデルに迫る勢いがあり、昨年、アデルの最新作「30」 が12月に35,000という記録を打ち立てて以来の快挙となります。