現在、ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、ナイマ・ボックが、サブ・ポップから新しいシングル「Every Morning」を2月22日に発表しました。「Every Morning」は「30 Degrees」に続いてのリリースとなり、今回、シングルリリースに合わせてサブ・ポップからMVが到着しています。
ナイマ・ボックは、幼少期をブラジル、サンパウロでギリシャ語・英語を話す母親、そしてブラジル人の父親と過ごしました。彼女は幼い頃から多様な音楽に触れてきました。バーデンパウエル、シコブアルキ、ジェラルドヴァンドル、カルトーラといったアーティストの音楽は、彼女の家庭で当たり前のように流れており、長いドライブで、家族は彼女をサンパウロの海岸へ連れていきました。
ナイマと家族は、彼女が七歳のとき、サウスロンドンに引っ越しました。十歳のころ、ナイマはウィンドミル・ブリクストンのショーに参加しはじめます。その後、15歳という若さで、彼女は友人と音楽を作り始めることを決心、最終的にはバンドとしてのGoat Girlの活動に行き着きました。六年間、世界をツアーして周り、バンドでベースを演奏したナイマは、主に音楽性を変えたいという思いを抱えており、ほどなくしてGoat Girlというバンドを去っていきました。
今回、新たにサブ・ポップからリリースされた「Every Morning」はナイマによって書かれた楽曲で、長年の協力者であるジョエル・バートマンとの制作、アレンジメントがおこなわれました。
ナイマは、三年前(彼女が大ファンであったバンドビューファインダーの)バートンに出会い、デュオとしてショーの計画を立て始めました。レコーディングでは、ナイマ・ボックが曲の構造、コード、メロディーを担当、ジョエル・バートマンがピアノ、弦、ホーンアレンジメントなどの他のアレンジメントの重要な部分を手がけています。
ナイマ・ボックは、今回リリースされた新曲「Every Morning」について、以下のように話しています。
「旅行中に、この曲に書きはじめたんですが、当初は、ひどい目にあった感染症についてのナンセンスな曲でした。コーラスラインは、「かゆい目のかゆみ」というバカらしい歌詞になっていました。それから、誰かが、「メロディーが良いね!」といったので、私は(当然のことながら)神経症のバレルに手を伸ばし、後悔と懐かしさの巨大な束をすくい取り、「毎朝」の歌詞が徐々に出来上がっていきました。
それ以来、私が学んだ唯一のことは、人々は、皆、同じであるということです。金輪際、嘘をつくのをやめようとしましたが、なぜか魂が抜けたようになってしまうので、これもまた、きっぱりやめようとしました。人から距離を置くということは難しいものです。この曲は、私の人生の、ある特定の時期についてよく表現されています。それは、私が愛した友人から引き離す(引き離される)という意味が内包されています。でも、これは決して、ロマンスについて書かれた曲ではありません、ある友情の終焉についての歌であって、その出来事が、仮に、そのこと以上の意味を持たないとしても、同じくらいの大きな苦痛にもたらす、という事実について歌われています。
Naima Bock 「Every Morning」 Sub Pop 2022
Tracklist:
1.Every Morning
・「Every Morning」のリリース情報につきましては、以下、サブ・ポップ公式ホームページを御覧下さい。
https://www.subpop.com/news/2022/02/22/naima_bock_shares_new_single_every_morning