ロンドンを拠点に活動する新感覚派ポストロックバンド、ブラック・ミディは昨晩の3月22日に北米ツアーに乗り出しています。さらに、このツアーに伴い、バンドは前作「Cavalcade」の続編カバーEP「Cavalcovers」をデジタル配信にてリリースしました。
ブラック・ミディの新作EP「Cavalcovers」には、テイラー・スイフトの「Love Story」、キング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」。さらに、キャプテン・ビーフハートの「Moonlight On Vermont」のいかにもこのバンドらしさのある豪華な三曲のカバーが収録されています。
キング・クリムゾンの全盛期に匹敵する超絶的なバンドアンサンブルを誇るロンドンのポストロックバンドが、これらの往年の名曲のカバーにどのように挑んだのかは聴いてのお楽しみ。
とりわけ、時代に先駆けてアバンギャルドロックの領域を開拓したアーティストとしてお馴染み、キャプテン・ビーフハート(ドン・ヴァン・ヴリート)のカバー曲「Moonlight On Vermont」では、ベーシストのキャメロン・ピクトン、ギタリストのジョーディー・グリープ、ドラマーのモーガン・シンプソン、ブラック・ミディのメンバー全員がボーカルとしてレコーディングに参加しているのに注目でしょう。
現在、ブラック・ミディのメンバーは、ロンドンからアメリカに移動しています。今後、ウィスコンシン州マディソンにてライブアクトを行い、その後、4月中旬にカルフォルニア州インディオで行われるコーチェラ・フェスティバルの公演にてアメリカツアーのクライマックスを迎えます。
・「21st Century Schizoid Man」 Black Midi (King Crimson Cover)
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