4月3日の日曜日に開催されるグラミー賞におけるセンセーショナルな話題が飛び込んで来た。昨日、海外メディアの各紙が報じたところによれば、グラミーの代名詞的なアーティストともいえるカニエ・ウェストが、今回のグラミー賞に出禁となったという情報がもたらされた。
カニエ・ウェスト(Ye)が翌月に行われるグラミー賞のパフォーマンスに出演するのを禁止するという今回の決定については、彼のオンライン上でのトレバー・ノアに対する不適切な行動が主な理由であるという。
グラミー賞の司会者を務めるTrevor Noah(左)Kanye West(右) |
今回、「The Blast」が、最初にこのカニエ・ウェストにまつわるニュースを速報として取り上げた。記事によると、4月3日に二年連続でグラミー賞の司会を務めるコメディアン・トレバー・ノアに関するカニエ・ウェストのオンライン上における行動が問題視された。
当初、The Blastが報じた記事によると、ウェストは、トレバー・ノアのInstagramのアカウントページに向かい、人種差別用語を書いた後、ヘイトスピーチ、嫌がらせの言動を行ったとして、ウェストのInstagramアカウントは、24時間、ロックアウトされたという。
この問題のコメントについて、最近、法律上で独身であると宣言がなされたキム・カーダシアンが、ウェストとの離婚に加担した後に行われたという。この日のエピソードに続いて、グラミーの司会を務めるトレバー・ノアは、「時間の経過とともに、カニエは、キムを取り戻そうとするため、挑発的になってきている。この話題については、より多くの人達が注意を払うべきだ」と述べている。さらに、トレバー・ノアは、「アートが治療になりえることを私は理解している。そのことを誠実に理解している。しかし、治療が治療になりえることも同じように理解している」と仄めかし、ウェストは率直に誰かに助けを求めるべきと主張した。Instagramの親会社であるMetaの広報担当者は、セレブリティー関連のニュースサイト「TMZ」に対し、さらなる違反が生じた場合に備え、ウェストに対する追加措置を報じる準備が出来ていると語っている。
コメディアンのトレバー・ノアに対するカニエ・ウェストの挑発的なコメントについては、過去数カ月間のこのミュージシャンによって共有された一連な情緒不安定な投稿を象徴づけるものといえる。これらのウェストの挑発的な投稿については、カーダシアンとサタデー・ナイトクラブのコメディアンであるピート・デイビッドソンの間で色恋沙汰が報じられた直後に始まったという。
今年のはじめ、Yeは、彼の新作シングル「Easy」のミュージックビデオを公開した。そして、このMVでは、 28歳のクレイアニメで描かれたデイビッドソンが誘拐され、縛られ、うめられているようにも見えたという。この挑発的なミュージックビデオについては、カニエ・ウェストは炎上を恐れたのか、その後、慌てて削除を行っている。また、明確な情報ではないものの、このMVについて、キム・カーダシアン側は「動揺した」と声明を出し、「彼女は、あまりに暴力的なものであったので、かなり動揺している」と説明し、さらに「早くこのことを乗り越えたいと思っている」と述べたという。既に、前妻のキム・カーダシアンは、カニエ・ウェストとの関係に終止符を打ちたいと考えているように思えるが、さて、どうやら困ったことに、ウェストにはそのつもりはさらさらないようである。