スコットランドのインディーロックバンド、アラブ・ストラップとして活動するエイダン・モファット、さらに、同郷のポストパンクバンド、トワイライト・サッドのジェームス・グラハムの両者は、共同プロジェクトであるGentle Sinnersがデビューアルバム「There Actionds Cannnot Be Undone」のリリースを発表した。この作品は「Rock Action」を通じ5月13日にリリースされる。
ジェームス・グラハムは、この知らせと同時に、新曲「Face To Fire」のリリースを発表した。
「エイダンが音源を送ってくれた夜、"Face To Fire"を一気に書き、翌日に録音を行った。私は、数日前、自分のスマートフォンに、”恐れることなく怯えた”という言葉をメモ録音として残しました。
私の不安はそれから再び長く続きました。私は人々との関係における単純な相互作用をとても恐れていましたが、私は定期的に最も内面の感情を外側に投影することが出来ます。私は、数年間、体調がすぐれず、気分を良くするために、あらゆることを試みたものの、上手くいきませんでした」
新しくリリースされた先行シングル「Face To Fire」は、ダンスミュージックとロックの合間を行く流動的な雰囲気を持つ楽曲である。そして、ジェームス・グラハムの内面にある感覚がそのまま音楽として映し出されている。それは水の流れのように絶えず移ろうかのような、今日の社会性を反映しているかのようだ。こういった混沌とした時代において、何らかの対象に対して、動じずに平然といることは難しい。しかし、それでも、ジェントル・シナーズの新しい楽曲は、それさえも肯定し認めているように思える。不思議にも、そういった何らかの出来事に不安を感じたり、怯えを見せる人たちにも寄り添うやさしさに満ちあふれた楽曲のように思える。