カルフォルニア・LAを拠点に活動するシンガーソングライター、Hana Vuは、昨年、アルバム「Public Strage」をリリースし、アメリカ国内のインディーポップシーンに鮮烈な印象を残した。
Hana Vuは、3月15日に新作EP「Parking Lot」をGhostly Internationalからリリースした。このEPは、グロテスクなアルバムジャケットから見ると、前作のアルバムの続編とも呼べる。Hana Vuらしいシンセ・ポップの色合いが引き出された3つの新曲、さらに、デビュー・アルバムからセットリストが組まれたライブをレコーディングした4曲が収録されている。表題曲の「Parking Lot」と「Mr.Lonely」については、2000年生まれの若いアーティストらしからぬ落ち着いた歌声が味わえる楽曲であり、爽快さとクールさを兼備したインディーポップである。
また、二曲目に収録されている「Mr.Lonely」は、ボビー・ヴィントンの同名の楽曲にたいするこのアーティストの応答のような意義をもってソングライティングが行われた。Hana Vuはこのボビー・ヴィントンの同名の楽曲について、「今日の文脈として当てはめると、原曲に描き出されている感情はいくらか今日では哀感が込められすぎているように思えました・・・」と述べている。