MC5  USツアー開催を発表 約50年ぶりの新作アルバムリリースを決定

ストゥージズと共にデトロイトシーンのプロトパンクの原点を形成したMC5は、今年、春に行われるツアーの開催を発表。それに合わせて、MC5は、約50年の沈黙を破り、新作アルバムのリリースを発表しました。この作品は、今年の10月にEarMusicからリリースされる予定です。 

 

Wayne Kramer is the original guitarist of the MC5. Photo: Jim Newberry / Shore Fire Media


今回、新たに開催されるツアーは、彼らの故郷デトロイトのエルクラブでの公演に始まり、東海岸、そして、西海岸をめぐり、最終的には、5月15日にサンディエゴの公演で締めくくられる予定。

 

これらのライブアクトには、MC5のウェイン・クレイマーの他、ボーカリストのブラッド・ブルックス、ギタリストのスティーヴィー・サラス、ベーシストのヴィッキ・ランドル、Janes Addictionのドラマー、スティーヴン・パーキンス)が参加する予定です。

 

この春のツアーの前に、ウェイン・クレイマーは、 新作アルバムのリリース告知に伴い、MC5の2作の先行シングルを公開する予定です。この内の一曲「Heavy Lifting」は、既に一部が公開されており、Rage Against the Machineのトム・モレロをゲストに迎えた楽曲です。さらにもう一曲は、クレイマーの1995年のソロ・トラック「Edge of The Switch Blade」のリワークとなり、Alice In Chainsのウィリアム・デュヴァルをゲストに迎えて制作される予定です。


MC5のフロントマン、ウェイン・クレイマーは、ツアー、新曲「Heavy Lifting」について以下のように述べています。

 

「ノンストップツアー、特に、過去十年間で、MC5の音楽は、これまでになく多くの人に必要とされていることがわかりました。新曲を書いて録音し、妥協のないハードロックのメッセージを、世界中のファンに伝える時が来たのは間違いありません」


 

また、MC5は「ロックの殿堂(The Rock And Roll Hall Of Fame)」に、五度ノミネートされているものの栄冠には輝いていません。今年もノミネートされているため、受賞が叶うかどうかに注目です。