Pixies  新作シングル「Human Crime」のMVを公開

 


今月から北米ツアー、エイプリルフールに開催されるカーディフでの「BBC 6 Music Festival」への出演を控えているPixiesが、3月2日に新シングル「Human Crime」をリリースした。

 

これは2020年の「Hear Me Out」以来の新曲となる。今回、ソングライティングを手掛けたのはチャールズ・トンプソン、ザ・ピクシーズの中心人物であるブラック・フランシス。2022年のピクシーズの新曲は、「Nimrod’s Son」の時代を彷彿とさせる王道のオルタナティヴ・ロックだ。もちろん、多くのファンの期待に添って、ミュージックビデオも同時に到着している。

 

前作シングルの「Hear Me Out」と同じように、「Human Crime」のビデオのディレクションは、キム・ディールの後任のベーシスト、パズ・レンチャンティンが担当している。今回のMVを2020年、サンペドロがバンカーとサンタモニカのゴールドディガーズバーを放棄した(ロックダウンの暗喩)時に撮影が行われた。

 

今回のミュージックビデオでは妖精、グラフィティアートの2つがメインテーマに掲げられている。表向きにはユニークさもあって親しみやすいが、「人間の罪」というタイトルに見いだされる通り、現今の現実社会にたいする痛烈なオルタナティヴロックバンドとしての暗喩が込められている。

 

今回のシングル「Humans Crime」の映像のディレクションを務めたザ・ピクシーズのベーシスト、パズ・レンチャンティンは、「現実の状態からピクシーになり、ピクシーになる変化した状態への扉を、どのように通過するのか」と、このMVについて述べている。昨年からライブ盤を継続的にリリースしているピクシーズ、今後のアルバム制作にも期待していきたいところである。