クリス・ノヴォセリックを中心とするグランジバンド 3rd Secret デビュー・アルバムをリリース!!

 

 

シアトルサウンド、グランジの歴史の中で最も象徴的なミュージシャンのメンバーが集い、新たなバンド「3rd Secret」は結成されました。彼らは、興味深いことに、バンドの存在の告知すら行わず、デビュー・アルバム「3rd Secret」を4月9日に自主レーベルからリリースしています。

 

3rd Secretは、Nirvanaのベーシスト、クリス・ノヴォセリック、Soundgardenのギタリスト、キム・テイル、Pearl Jamのドラマー、マット・キャメロンを中心に結成され、グランジのバンドの最重要メンバーが含まれています。また、このグランジシーンの中心人物の三人に加え、ワシントンDCハードコアシーンの黎明期を牽引したVoidのギタリストを務めていたBubba Dupee,そして、クリス・ノヴォセリックのサイドプロジェクトとして活動していたバンド、Giants In The Treesに参加していたジェニファー・ジョンソン、ジュリアン・レイの二人も参加しています。

 

今回、3rd Secretの事前告知が行われない形でデビュー・アルバム「3rd Secret」がリリースされました。バンドは、メンバーが古くから関わりを持ってきたプロデューサー、ジャック・エンディノと一緒にレコーディングを行っています。(ジャック・エンディノは、他のグランジやアンダーグラウンドロックシーンにおいて重要な役割を果たしたプロデューサーであり、かの有名なニルヴァーナのデビュー・アルバム「Bleach」、Soundgardenの「Screaming Life」のエンジニアを務めています)新作アルバムについては、現時点で、spotifyやAmazon Musicについては、デジタル形式で視聴可能ですが、全ての形式でデジタル配信が行われているわけではありません。


デビューアルバム「3rd Secret」は、サウンド・ガーデンの最初期の作風に近いものが感じられます。本作は、Led Zeppelinの「Ⅲ」のスタイルを継承した神秘的なフォーク・ロック、あるいは、グランジらしいオーバードライブのかかったソリッドなリフの間を自由自在に往来するサウンドです。アメリカの音楽メディア、Rolling Stoneによれば、バンドのメンバーは直近のインタビューにおいて、シアトルのポップカルチャーミュージアムの館内にて初のライブアクトを行ったようです。往年のハードロック、シアトルサウンドのグランジを継承するバンドとして、アメリカの音楽メディアのStereogumは、3rd Secretの音楽について、「新しいスーパーグループ」と称し、かなり大きな期待を寄せています。