Angel Olsen  新作アルバムのタイトルトラック「Big Time」のMVを公開

 

 

今年6月に待望のニューアルバム「Big Time」のリリースを控えているシンガーソングタイターのAngel Olsenが、「All The Good Time」に続く、二曲目のシングル「Big Time」をリリースしました。同時に、昨日、ミュージックビデオが公開されています。ファーストシングルはハートランドロックの影響を取り入れていたエンジェル・オルセンは、今回のシングルでは、カントリー調の曲風に挑んでいます。派手な印象を放つペダルスティール、エンジェルオルセンのソウルフルなボーカルが取り入れられ、アメリカの古典的な雰囲気が取り入れられた一曲。

 

今度のシングル作「Big Time」には、ステージ上で登場人物に扮し、マイクを前に歌うオルセンと共に、ペアでダンスをする演者たちがフューチャーされたミュージックビデオについてこの映像を手掛けたキンバリー・スタックウィッシュ監督は、この作品について以下のように説明しています。

 

 

「ビッグ・タイム」で、振り付けや、色彩、ワードロープを通して、人間がどのように時代を措定し、過去の昔ながらの二元性と社会的/内面化された性別を覆すためのコンセプトに着手しました。社会に存在する厳密な定義の外に出ることは、非常に難しく、映画という芸術的な分野ですら、その居場所を与えられない場合があります。これは、映像中に空間性を設けることに、前向きな視点を持ち、自分が自分よりも遥かに自分そのものであるということを、世界に対して示す機会を今回設けたわけです。

 

「ビッグ・タイム」は、 私達が本当のアイデンティティを表現しない影から抜け出して、最も本物の自分を見出す時、また真の自由を見出した時に起こる素敵なことです」と、キンバリー・スタックウィッシュ監督はさらに付け加えています。単色、ダンスは単調そのものです...性別適合の役割がそこには存在する。でも、くるくるとステップを踏んで、回転するたびに、何らかの素敵な不思議な出来事が起こり、キャストとエンジェルの双方が自由に生き始めます。スポットライトとは関係なしに、服装が明るくなり、踊りが高まり、感情を失っていたバーという空間に、登場人物のそれぞれのキャラクターが収まりきっていく。私達のキャストの80%とクルーの50%が非バイナリーで構成されていますことを、私は何より誇りに思っています。