米・カルフォルニアのオークランドを拠点に活動するアート・ムーア(Boy Scoutのテイラー・ヴィック、Ezra Furmanのコレボレーターのサム・ダークス、そしてレバー・ブルックスの三人により結成されたインディーコレクティヴ)は、デビューシングル「Snowy」をリリースし、エピタフの傘下にあたるANTI-Recordsとの契約に署名したと発表しました。アルバムのリリースについては当分先の話となりそうですが、注目すべきインディーコレクティヴのひとつです。
「私達は、皆スタジオで出会いました。しかし、それは決してバンドをやろうという意図で結成されたわけではありませんでした。とサム・ダークスは述べています。
「映画やアートプロジェクトのために何かを生み出そう」というような雰囲気で結成されたわけです。そして、映画のシーンや写真、静止画のような類のアートを通して、グループとしてなにか売り込めるものがあるかどうか試してみようとしたんです。
一方、「最初のレコーディングセッションを行った後、4曲が生み出され、かなり上手く行っていて、かなり効率的だなと思いました」と、レバー・ブルックスは述べています。
「サムとテイラーは音楽をいともたやすく生み出していきました。私は、これまで他のアーティストとも制作をおこなってきましたが、他のアーティストと同じ空間に一緒にいることはめったにありません。それに、私は、あまり曲や演奏について、口うるさく言ったりしないんです。しかし、このグループはそうではありません。どのような音楽を生み出すべきなのか、二人とも熟知しているように思え、いとも簡単にクリエイティヴな曲がどこからともなく生み出されていくのです」
アート・ムーアは、バンドとして、以下のように、アンタイレコードからリリースされた記念すべきデビューシングルについて述べています。「Snowy」というのは、雪に覆われたような感覚を表していて、それは、言い換えれば、誰かがすぐそばにいてくれるというニュアンスを込めています。でも、それはなかなか当然のことではないよね、という二重の意味も込められているんです」