photo:Jason Galea |
オーストラリア出身のサイケデリックシーンの雄、キング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードは、ファンテインズD.C.と同じく、今週金曜日にファン待望の新作アルバムのリリースを控えています。また、バンドは、昨日、新作アルバムの三枚目の先行曲となる「Kepler-22b」を公開しました。同時にビジュアライザーも到着しています。
今回のアレックス・マクラーレン監督が手掛けたミュージックビデオ「Kepler-22b」は、あらゆる種類のモダンアートの面白さを融合させています。クレイアニメ、クレヨン画、ペーパーコラージュを全て組み合わせているのは、いかにもサイケデリックロックバンドとしての矜持が滲んでいます。また、新曲「Kepler-22b」は、ギタリストのクレイグがニューヨークのとあるショップで見つけたというバーニー・マコールの「Yemaya One」のサンプリングが取り入れられています。
「私は彼の作品をこれまで聴いたことはなかった」とクレイグは、プレスリリースを通じて述べています。
「これは文字通り、サンプラーの夢だと思ったのをよくおぼえている。彼もまた、おなじようにメルボルン出身であると実際に気がつくまで結構時間がかかった。地球を半周したのちに、同じ地区に住んでいるような人が作った感動的な音楽を発見することもあるんだと驚いたんだ」
「Kepler-22b」は、キング・ギザード&リザード・ウィザードのシングル「Magenta Mountain」と「The Dripping Tap」に続く最新シングルとなります。この三曲は、すべて今週金曜日(4月22日)に発売される「Omnium Gatherum」に収録されていますのでお楽しみに!!
コーチェラフェスティバルでの轟音ライブに続いて、キング・ギザード&リザード・ウィザードは現在ツアー開催中です。今後、アメリカ各地を回るツアーを予定しており、10月にソールドアウトした2つの公演に続いて、Red Rocks Amphitheaterでの追加公演が決定しています。キング・ギザードは今夜、アリゾナ州テンピのマーキーシアターでライブアクトを行う予定です。
また、キング・ギザード&リザード・ウィザードは、既に今年の1月に「Butterfly 3001」をリリースしていますので、「Omnium Gatherum」は今年度の二作目のスタジオ・アルバムとなります。彼らが、新作を二作以上リリースするのは五枚のスタジオリリースを行った2017年以来となります。