グラミー賞にもノミネートされたシンガーソングライター、及び、プロデューサーとしても活躍するマギー・ロジャースは、2ndアルバム「Surrender」のリリースを発表しました。それに伴い、三年ぶりとなる新曲「That's What I Am」を公開。今回のリリースは、ロジャーズの絶賛された2019年以来のデビュー作「Heard It in a Past Life」、2020年のコンピレーション「Notes From the Archive:Recording 2011-2016」に続くオリジナルアルバムとなります。
「That's Where I Am」は、ロジャースがメロディックなヴォーカルループ、ハンドクラップ、さらに、ドローンシンセで生涯の愛を祝おうというシンセサイザーポップとなります。90年代後半の音楽にインスピレーションを受け、シェリル・クロウの音楽の形式を受け継いだ楽曲です。
マギー・ロジャースは、前作のアルバム「Heard It in a Past Life」で起用した制作パートナー、Kid Harpoonと引き続き制作を行い、両親のガレージや、ニューヨーク市のエレクトリックレディスタジオ、さらには、イギリスのバースにあるピーター・ガブリエルのリアルワールドスタジオで新作「Surrender」のレコーディングを行っています。また、ロジャースは、2020年のはじめに、メイン州沿岸を離れた後に、好評を博したデビューアルバムを取り巻くセンセーショナルな話題から意図的に身を遠ざけて、静かな環境で新しいアルバムの制作を行ないました。
ロジャースは声明の中で新しいシングル「That's What I Am」とそのMVについて以下のように説明しています。
「That's What I Am」は私が長年持ち歩いてきた物語であり私の人生に長年繰り広げられてきた愛の物語です。近年の酷い孤独とCovid−19のソーシャルディスタンスの中で、それは私の旧来からの閉所恐怖症におけるファンタジーの背景となりました。見知らぬ人を見つめるだけで感じられる喜び、夜が展開する方法、自発的に決断を下すのではなくて、一日を中断する様々な他動的な出来事・・・。私は、誰かが私に汗を流すようなことをしてほしいと切望していた。
そういった街の音楽と人々の態度は、今回のレコード制作を行う上で大きなインスピレーションとなりました。これらすべての理由から」と、マギー・ロジャースは述べている。「MV撮影を行う場所は、一つしか考えられませんでした。私は、かねてから、ニューヨークは瞬くような魅力を持った都市であると信じ込んでいたんです。今回のMVは、ラブストーリーが描かれていて、映像を通して紡がれていく物語は、友達、友人、敵という様々な登場人物を介して描かれていきます。ミュージックビデオ撮影が行われた日・・・」と、マギー・ロジャースは述べている。
「あの日、不思議なことに、ニューヨークという街が私の味方をしてくれているように感じられました。あの日、私は、本当の春のニューヨークを味わうことが出来たんです。街にいるすべての人々が半袖を着て、歩道でタバコをぷかぷかと吹かし、ジントニックを飲みながら朗らかに歩いている。その時、ダウンタウンの野性的な爆発のような強いエネルギーを感じました。今回、私のかねてからの空想は・・・」とロジャースは以下のようにコメントを締めくくっている。「デヴィッド・バーン、ザ・ウォークメンのハミルトン・リーサウザー、そして写真家のクイル・レモンなど、ニューヨークの古典的なキャラクターの登場によって、完全な形になったのです」
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