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| Phot:Gaelle Berri |
スコットランドのフォークミュージシャン、レイチェル・セルマンニは、2012年に最初のアルバム「Under Mountains」をリリースしてから４作のアルバムをこれまでに発表しています。セマンニは、今年６月１６日にEP「Every Swimming Pool Runs To The Sea」のリリースを控えています。
そんな中、先行シングルとして公開された「Aquarium Kisses」は、このEPの雰囲気を十分伝える魅力を有しています。
レイチェル・セルマンニの魅力は、ボブ・ディランのようなコンテンポラリーフォーク性、そして、ポピュラー性、見事なビネットを生み出すソングライティング能力が合致した秀逸な楽曲にある。そして、今回の新曲は水族館の奇妙な安らぎ、心が開放されるような麗しい風景をフォークとして見事に描写してみせています。ほのかにケルトフォークのような幻想的な彩りに満ちあふれている。
今回の先行シングル、及びEPについて、ある夜に見た夢を元に作りはじめたとセルマンニは話します。
昔の学校の友達が私を巨大な水族館に連れて行ってくれた。ある日、そんな夢から目が覚めたことがありました。まるで、ガラス、水、壁に熱帯魚がたくさんおよいでいる建物。輝きの中で、私達はキスをしました。それはとても素敵で、官能的な夢であったのを覚えています。つまり、ここから作曲の着想が始まりました。
それに続く各トラックは、過去の恋人に対する頌歌そのものです。私が彼らを愛した理由、小さな瞬間と思い出・・・。それらのことを思うと、なんだか懐かしい気持ちになり、さらに、現在の愛の手を握る合唱の言葉（リチャード・ウィルターズ作）の影響があって、今回のEP「Every Swimming Pool Runs To The Sea」の音楽における世界観が完成へと近づいていきました。
Rachel Sermanni 「Every Swimming Pool Runs To The Sea」EP
Tracklisting
1. Aquarium Kisses
2. Soak Me
3. Silk Dart
4. Every Swimming Pool Runs to the Sea
