Music Tribuneがイチオシするニュージャージー州のインディーロックバンド、Real Estateのマーティン・コットニーが今年6月24日にソロ・アルバム「Magic Sign」をリリースします。
Real Estateを2010年代にかけてUSインディーポップの代表格として確立させる上で重要な役割を果たしたソングライターが、今回、新たな楽曲を携えてソロアーティストとして転向を図る。
6月24日リリースされるこのアルバムは、彼の過去を振り返り、さらに影響を受けたものを振り返ると共に、大人になってからの生活や親としてのあり方にも取り組んでいます。
アルバム発表に伴いリリースされた新曲「Corncob」は、ノスタルジーと青春の色に彩られたとても爽やかで柔らかなソロ曲です。彼の強力なインディーポップの型とも呼ぶべきものを今回、カントリー風にアレンジした「Corncob」は、マーティン・コットニー自身の青春への漂流が歌われます。
マーティン・コットニーは以下のようにコメントしています。
「歌詞の内容は、ある特定の時期、青春の終わり、大人になる前、地元を少し長くぶらついて、マリファナを吸ったり、友人とその周辺をドライブしたりして、完全に迷子になるようなできのあまり良くない子供についてです。私は、最終的には、ニュージャージー州の郊外にある小さな緑の看板を頼りにしながら、どの道を通れば、いろいろな街に行けるのかを教えてもらいながら、ようやく家に帰ることが出来た。それらを私は「マジックサイン」と呼んでいました。
これを何度もやっていると、やがて迷子になることさえ難しくなっていった。自分が育った場所の境界線を押し広げ、謎が解けて、別の種類の境界線にぶつかるまでの歌。方向音痴の子供が方向性を探す歌でもありますね。