「トロント・ポップスの請負人」とも称されるBen Cookは、2015年からYoung Guvのプロジェクト名を掲げ、活動を行っています。もともと、ベン・クックはハードコアパンクの文脈から出てきた人物ですが、現在は軽快なパワーポップを主要な音楽性とし、サイケデリックを始めとするコアなサウンド、スタイルに挑戦している最中です。ヤング・ガヴは、2020年初め、新作アルバムのレコーディングを行うため、ニューメキシコの砂漠へと足を踏み入れ、先月リリースしたファーストアルバム「Guv Ⅲ」をリリースしています。
さらに、バンドは、現在、前作のセッションに続くより実験的なアプローチを取り入れた2ndアルバム「GUV Ⅳ」に取り組み、この作品を、6月24日にRun For Coverからリリースするとプレスリリースを通じて明らかにしました。この発表に併せて、バンドは先行シングル「Chenge Your Mind」を発表。ジェームス・マシューとのコラボレーションが行われたこのシングルは、エンリケ・レイバが撮影監督を務めたミュージックビデオとともに同時に到着。
プレスリリースを通じて、ヤング・ガヴのフロントマンであるベン・クックはこの連作「GUV Ⅲ」「GUV Ⅳ」を「私の二年間の文書」と呼んでおり、さらに「長期間にわたる治療の実際の仕事を通じ、私は何ヶ月間、孤立して一人で過ごしていた。その後、ようやく私は、本当の自分につながりはじめている。それが今度の音楽に反映されています」と述べています。
「Change Your Mind」は、何かしら失われた愛を思い起こさせるのと同時に、ベンクックの音楽の醍醐味である太陽のような明るさを兼ね備えたThe Byrdsに近いサウンドアプローチが図られたジャングルポップ。派手なスライド・ギターとバックコーラスが、歌詞に描かれているベンクックの痛みを伴う状況と重なり、ほろ苦〜い風味を持つ秀逸なトラックとして昇華されています。
Young Guv 「Guv Ⅳ」
Tracklist:
1.Too Far Gone
2. Change Your Mind
3.Sign From God
4.Overcome
5.Love Me Don't Leave Me
6.City 2 Sleep
7.Cold In The Summer
8.Maybe I Should Luv Somebody Else
9.Helium
10.Nervous Around U
11.No Where At All
12.Wind In My Blood