Bartees Strange |
バーティーズ・ストレンジは、6月17日に4ADからリリースされる予定のニューアルバム「Farm To Table」から、三曲目のシングル「Hold The Line」を公開しました。この曲は、ジョージ・フロイドを念頭に置いて書かれたせつない哀愁を帯びたR&Bの素晴らしいバラードです。
バーティーズ・ストレンジは、新曲「Hold The Line」について、以下のように述べています。
ジョージ・フロイドの子が父親の死について話しているのを見た時、何かものすごいことを思いついたのを覚えているんです。この若い人にとって、アフリカ系アメリカ人が送る人生に対する悲哀に満ちた感慨が紹介されていた。すべての黒人の子供たちが最終的にそうであるように、彼女を直視するのは凄く辛いことだったんです。
「Hold The Line」は、最初のパンデミックの夏の3日間に渡って書かれました。この曲を通して、私は、その瞬間にアメリカ、私の住む場所のコミュニティーで何が起こっているのかを見極めようとしました。人種差別抗議のための行進が起きた当時、多くの人々は、腕を組んで固い団結を示し、人間としての尊厳を示すため、出来るかぎりのことをしていた。私もまた同じようなことができればと考えたんです。
「ジョージ・フロイドの死」
(編注:2020年5月25日にミネソタ州ミネアポリスで黒人の一般市民が白人警官に射殺された事件。国内で根深い人種差別問題が残っていることが明るみに出た。その後、各地で抗議デモが起き、国際的な関心を呼んだことは周知のとおり。この運動に際し、イギリスのパンクバンド、ザ・スペシャルズも昨年にリリースされたカバーアルバム「Protest Song」中で、このジョージ・フロイド問題について取り上げ、パンクバンドとしての抗議を公のものとしている)