EU  英国のミュージシャンの移動制限を今夏に緩和

 


2020年、英国は国民投票によるブレクジットを発表して以来、EU側は、英国の輸送業者に移動制限を掛けており、その影響を受けて、ミュージシャンのツアーも様々な制限を受けてきました。しかし、今回、EU側が夏頃にこの移動制限を緩和を決定。


 今夏に施行される新しいEU圏内の移動制限における規制緩和の条項は、英国内のミュージシャンが音響機器を携えてEU圏内の国々にツアーすることを後押しするものであり、さらにこの新たな規則の施行後は、運送業者についてもEU圏内で無制限の移動が出来るようになりました。

 英国のブレクジットが決定以来、英国の専門運送業者は一旅程毎に、EU圏内の国々への滞在が三箇所に限定されていましたが、この規制が今夏に取り払われることが決定。また、この新規則施行に伴い、専門の運送業者は、英国で六ヶ月間自動車税を納付する必要もなくなりました。


今回、EU側が取り決めたEU圏内の移動規制緩和は、英国内で活躍するミュージシャンだけでなく、各イベント業界団体に大きな歓迎を受けています。しかし、依然として、ミュージシャンがビザなしの旅程に関する協定が英国政府とEUの交渉担当者の両者間で合意に至らぬことにより、依然、近年のEU圏内の移動における諸問題は残されたまま。ブレクジットは、2020年12月決定されましたが、この英国内の市民の多数派の決断を受け、近年、英国内で活躍するミュージシャンは、EU圏内におけるライブツアーに関して依然として難しい状況に直面しています。