今年の5月6日、通算10作目となるスタジオアルバム「A Bit Of Previous」を発表したばかりのスコットランドのインディーポップバンド、Belle and Sebastianが、今度はそのタイトル曲をシングル・カットとして公開しました。
最新作「A Bit Of Previous」は、十数年ぶりに、故郷、グラスゴーで録音が行われた記念すべきアルバムです。
「この曲は、カルマと輪廻転生をテーマにしているんだ」と、バンドのヴォーカリストを務めるStuart Murdoch(スチュアート・マードック)は語っています。
「この曲は、カルマと輪廻転生というテーマに触れている。曲に登場する人物ーー彼女ーーは、その人が、どんな人であり、これから、どうなっていくのかを眺めている。彼女は、うまくいっている人、現世で神になっている人を見る。あなたが、高台にいるからと言って/あなたが、一番楽しいとはかぎらない」
「その人たちが、別の生命体に変身し、歩く幽霊になるのを彼女は想像する。逆に、貧乏で孤独な人たちを見る。そして、その人たちが、悟りを開いた人たちに変身してゆく姿を見る。そして最後に、彼女は、雲と謎に包まれた、自分自身の未来を想像する、つまり、こういった内容なんだ」
以上の曲に込められたテーマは、1996年の時代、スコットランド・グラスゴーの教会で牧師を務めていたスチュアート・マードックらしい、何か、説話、及び、寓話に近い内容げ込められています。
「A Bit Of Previous」のシングルリリースに併行して、興味深い新作ミュージックビデオも公開されています。
これまで、アルバムのリリース以前の先行シングルでは、ウクライナ人の写真家の実際のフォトグラフィー、 そして、バンドメンバーの若き時代の思い入れのある写真、といった、それぞれ異なる素材を題材にしてきた通称”ベル・セバ”の新作ミュージックビデオは、これまでと一味違った雰囲気を持つイラスト/アニメーション・ストーリー作品です。是非、以下で御覧下さい。