グリセルダのラッパー、Benny The Butcherはテキサスのバッファロー出身です。バッファローでは最近、人種差別を目的とした犯人がスーパーマーケットで10人(全員黒人)を殺害する事件が発生しました。
この事件をはじめ、アメリカでは恐ろしい銃乱射事件が相次いでおりますが、Bennyは、新曲 "Welcome To The States "のPVを公開しました。
この曲は、ケンドリック・ラマーの最新作『Mr. Morale & The Big Steppers』の収録曲で、ケンドリックが女優のテイラー・ペイジと罵り合いを演じた「We Cry Together」のビートに乗せて彼がラップしているものです。「憎しみの上に形成されたイデオロギー」とBenny The Butcherは情熱的にラップしています。「今じゃ、皮肉なことに、食料品店も安全じゃないんだ」
"Welcome To The States "はベネフィット・ソングの一環として書かれており、全米犯罪被害者弁護士協会、バッファロー・サバイバーズ・ファンドなどの団体に寄付するよう呼びかけをするためリリースされました。ベニーのブラック・ソプラノ・ファミリーも同じく「Pray For Buffalo」Tシャツを販売し、売り上げの100%を「Buffalo 5-14 Survivors Fund」に寄付する予定になっています。
YouTubeの映像では、この曲のビデオに、ベニー・ザ・ブッチャーからのこんなメッセージが添えられています。
2022年5月14日、バッファローのコミュニティは、ジェファーソン・アベニューにあるトップスフレンドリーマーケットで銃を乱射して、10人が死亡、3人が負傷するという悲惨な暴力行為に見舞われました。多くの人が、どのように支援すればいいのかについて尋ねていました。ナショナル・コンパッション・ファンドは、TOPSと協力して、この痛ましい悲劇に影響を受けた人々に直接資金援助を行うため、「バッファロー5/14サバイバーズ・ファンド」を設立しました。
この映像は、今年に入ってから、米国で発生した銃乱射事件の数(6月1日現在で少なくとも233件)という驚異的な数字を含む別のメッセージから始まっています。曲と映像は、以下よりご覧いただけます。