グラミー賞は、2023年の授賞式に導入されるいくつかの新しい賞とルール変更を発表し、「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」、「ベスト・スポークン・ワード・ポエトリー・アルバム」などがその中に含まれることを明らかにした。
昨日(6月9日)午後、レコーディング・アカデミーは、2023年に開催される第65回グラミー賞に含まれる、複数の新しい賞といくつかのルール変更を発表した。
Varietyが報じているように、グラミー賞に追加される部門別の新たな賞には、「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」(ノン・クラシック)、「ベスト・スポークン・ワード・ポエトリー・アルバム」、「ベスト・オルタナティブ・ミュージック・パフォーマンス」、「ビデオゲームとその他のインタラクティブ・メディア向けベストスコア・サウンドトラック」、「ベスト・アメリカーナ・パフォーマンス」が含まれ、さらに、特別メリット賞として「ベスト・ソング・フォー・ ソーシャルチェンジ」が追加される。この賞の応募資格は、"タイムリーに社会問題を取り上げ、理解・平和構築・共感が促進できるリリックコンテンツが含まれている "ことが条件となる。
今回の賞のルール変更は、アルバム資格の調整弁のような役割をなすために行われており、また細かな規定も用意されている。
「アルバム発売日から、5年以内に録音された未発表の新曲の演奏時間が75%以上であること」が応募条件となっている。そして、この規定は、「Best Compilation Soundtrack」、「Best Historical Album」、「Best Immersive Audio Album」、「Best Recording Package」、「Best Special Package」、「Best Album Notes」の各カテゴリーには適用されない。
さらに、部門別の賞の名称も変更される。「Best New Age Album」は、「Best New Age, Ambient Or Chant Album」に変更され、「Spoken Word Album」部門は、「Best Audio Book, Narration & Storytelling Recording」に名称が変更された。また、応募料の調整も行われている。
レコーディング・アカデミーCEOのハーヴェイ・メイソン・ジュニアは、今回の賞の増設にあたり、以下のような声明をプレスに公開している。
新設された賞や改正を通じて、音楽クリエーターの多様なコミュニティを称え、変化、進歩、コラボレーションを促す環境を引き続き育成していくことを大変うれしく思っています。
アカデミーの最優先事項は、我々が奉仕する音楽関係者を効果的に代表することであり、毎年、会員の声に耳を傾け、我々の規則とガイドラインが進化し続けるこの業界を確実に反映することが必要なのです。
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