F.S Blumm |
ドイツ・ミュンヘンのクラブミュージック/ダブシーンの中で強い存在感を示すF.S Blummは、昨年、ドイツの現代芸術家集団”ベルリンの壁”の仲間の一人であるニルス・フラームとのコラボレーション・アルバム「2×1=4」において、革新的なダブ、エレクトロニックのアプローチを見せた。
このフルアルバムに続き、F.S. Blummは最新シングル「Christofer Robin」を7月2日にリリースした。この二曲入りのシングルには、オリジナル曲「Christopher Robin」とダブリミックスバージョンが収録される。今回の制作には、Erich Weinert Allstars,Chrisopher Reitmeiyerがレコーディングに参加している。
二曲入りのシングル「Christopher Robin」は、電子音楽の性格を極力排し、金管楽器、アコースティックギターを中心にダブの技法を駆使し、故リー・スクラッチ・ペリーへのブラームのリスペクトを少なからず端的に表現したレゲエ、ヒップホップのニュアンスのあるニューシングルとなる。F.S. Blummは、ボーカルトラックに挑戦していることに注目である。南島のリゾート地にやって来たかのような開放感あふれるシングルについて、F.S. Blummは次のように紹介する。
この曲は、ビーチで...、バルト海を見ながら...、スカンジナビアに向かうフェリーを見ながら...、紺碧の海をゆっくりと漂う巨人たちを見ながら...、さらに、眼下にキャンプファイヤーを輝かせながら、ギターを膝に乗せて書いたものです。私たちのみに楽しむことが許された夏のヒット作、ベルトルド・ブレヒト(ドイツ・アウクスブルグの劇作家)の「ドライグロシェノパー」(「海賊ジェニー - 三文オペラ」)の「Serräuber Jenny」を私たちなりに再解釈したものです。この度、リリースする「Chrisoper Robin」はまず間違いなく、この夏、あなたのお気に入りの一枚になることでしょう。