Tim Saccenti |
ノースロンドン出身、ベース・ミュージック界の新鋭と称されるエレクトロニックミュージック・プロデューサー、Loraine James(ロレイン・ジェイムス)は、アメリカのミニマルミュージックの作曲家、Julius Eastman(ジュリアス・イーストマン)の作品を再構築し、彼の作品に最大限の敬意を表したニューアルバム『Building Something Beautiful For Me』の制作を発表しました。このアルバムは、”Phantom Limb”から10月7日にリリースされる予定です。
ジュリアス・イーストマンの「Stay On It」を再解釈したリード・シングル「Maybe If I (Stay On It)」の試聴は以下から。
Something Beautiful For Meの構築は2021年の夏に始まり、イギリスのレーベルがジェイムズにイーストマンのオリジナル曲(ゲリー・イーストマン提供)、レニー・レヴィン・パッカーとメリー・ジェーン・リーチの2015年の自伝『Gay Guerilla』、ファントム・リンブの創設者でA&Rのジェームズ・ヴェラから書き起こしたMIDIステムをドライブ提供された。そしてジェイムスは、イーストマンのカタログからサンプル、モチーフ、イメージを採用してアルバムを作り上げた。
ロレイン・ジェイムスは、2021年にHyperdubからサード・アルバム『Reflection』を発表しているほか、最近では、Whatever the Weatherの名義でセルフタイトルデビュー作をGhostly Internationalから発表している。
Label: Phantom Limb
Release: 2022年10月7日