Netflixのホラードラマ・シリーズ『ストレンジャー・シングス』の番組挿入歌の影響力は只ならぬことになっているようだ。このドラマに使用されたメタリカの名曲「マスター・オブ・パペッツ」がビルボード・ホット100に史上初めてランクインし、さらにシングル・チャートで40位を獲得している。
1986年に発売されたメタリカのサード・アルバムのタイトル曲「マスター・オブ・パペット」は、先日「ストレンジャー・シングス4」のフィナーレで取り上げられています。「The Piggyback」と題されたエピソードで、メタルヘッドのエディ・マンソン(ジョセフ・クイン)がアップサイドダウンからこの曲を細切れにする(このシーンでは、メタリカのベーシスト、ロバート・トルヒーヨの17歳の息子、タイ・トルヒーヨが実際のギターソロを録音している)。
先週、メタリカは、この曲が番組に収録されたことについて声明を発表している。「ダファー兄弟が『ストレンジャー・シングス』に音楽を取り入れる方法は常に次のレベルを行くものであったため、『マスター・オブ・パペッツ』がこのテレビ番組に取り入れただけでなく、その周りにこれほど重要なシーンが作られたことに、めちゃくちゃ興奮したんだ!!」とバンドはインスタグラムに書いています。「そして、最終的な出来上がりを見て、完全に圧倒されたよ。なんてクールなんだって!!」
さらに、先日話題にのぼった『ストレンジャー・シングス』の第4シーズンで大きく取り上げられたことで劇的な復活を遂げたケイト・ブッシュの80年代の名曲「Running Up That Hill」は、現在今週のビルボード・ホット100で4位にランクインしている。また、UKシングル・チャートでは、ケイト・ブッシュは初発売から37年目にして首位を獲得している。