”森は生きている”の活動で知られるマルチインストゥルメンタリスト、岡田拓郎が8月31日にリリースするニューアルバム「Betsu No Jikan」の先行シングル「A Love Supreme」を公開した。リリースに併せてYoutube上でオフィシャルオーディオも公開されている。こちらは下記より。
8月下旬に発売される新作アルバム「Betsu No Jikan」は、前作「Morning Sun」のリリースから二年ぶりの作品となる。
岡田拓郎は、このアルバムの制作段階において、ドラマーの石若駿らとインプロヴァイゼーションの成果を音源の素材として一旦持ち帰り、その音源にエディットをほどこした上、様々なミュージシャンに対してその上に即興的な演奏をするように指示した。Jim O'Rouke、Neis Cline、Sam Gendel、Carlos Nino、細野晴臣という錚々たる音楽家たちによってリモートレコーディングが収録されたデータを受け取った岡田は、それらを再びコラージュし、自身と各人の演奏を混ぜ込んでいった。
同一の時間への収まるのを執拗に避け、”別の時間”のありようを肯定するとき、新たな”ポップ”の姿がコミニケーションの次元から立ち上がる。ポップとはなにかを考え抜こうとする岡田の野心的な批評的精神と音楽家としての強靭な身体性は、このような境地までたどり着いた。『Betsu No Jikan』はポップ・エクスペリメンタリストである岡田拓郎が静かに提示する問題提起作となる。
後日、岡田拓郎のインタビュー記事を公開しています。こちらよりお読みください。
岡田拓郎 『Betsu No Jikan』
Label: Newhere Music
Release: 2022年8月31日
Tracklist:
1.A Love Supreme
2.Moons
3.Sand
4. If Sea Could Sing
5.Reflections/Entering #3
6.Deep River