Beyonce |
デスティニーズ・チャイルドのメンバーとして活躍した歌姫ビヨンセは、ほとんど不思議でならないが、グループが2005年に解散した後ソロアーティストの活動に転じてから、2008年の「Single Ladies (Put A Ring On It)」以来、単独でビルボードHot 100の首位を獲得したことがなかった。
先日、ビヨンセは一般的なカルチャーの意義そのものを覆すに足るセンセーショナルなアルバム『Renaissance』をリリースした。このリリースは一部で蔑称的なイディオムが取り入れられているという指摘があったものの、大問題とはならず、現時点で売れ行きはすこぶる好調である。これまでビヨンセは、Ed SheeranやMegan Thee Stallionらの曲にフィーチャリングゲストとして参加して1位を獲得してきた。エド・シーランの「Perfect Duet」でリードアーティストとしてクレジットされているが、これはゲストアーティストとしての首位獲得にとどまっていた。
この最新アルバムからシングルカットされた「Break My Soul」で、ビヨンセは十四年ぶりの栄光に浴することとなった。このシングルはビルボードチャートに初登場後、トップ10で推移した後、今週、6位からトップに躍り出た。
「Break My Soul」は、先週、6170万ラジオ・インプレッション(8%増)、1890万ストリーム(114%増)、1万3000ダウンロード(113%増)と信じられない記録を樹立している。
「Break My Soul」に続いて、Billboard Hot100にランクインしたのは、前週1位だったLizzoの「About Damn Time」、さらに、それに続くのが、イギリスでも大ヒットしているHarry Stylesの「As It Was」、ネットフリックスの映像作品『Stranger Things』で取り上げられたことにより不死鳥のように蘇ったKate Bushの1980年代の名曲 「Running Up That Hill」、Future, Drake, and Temsの "Wait For U "がチャート上位を賑わせている。