ロイル・カーナー  ニューシングル「Georgetown」を発表

 

Loyle Carner


ロンドンのヒップホップ・ミュージシャン、Loyle Carnerは、Madlibプロデュース、John Agardの詩「Half-caste」をサンプリングした2022年第2弾シングル 「Georgetown」をリリースした。カーナーは、ジャズとヒップホップをダイナミックに融合させるミュージシャンで、イギリス国内のヒップホップ・シーンの未来を担う人物といっても大げさではないかもしれない。

 

先月 「Hate」で久しぶりの復帰を果たしたロイル・カーナーは、2020年の 「Yesterday」以来となるMadlibとのコラボレーションを実現させ、 「Grangetown 」というタイトルの2作目シングルを発表し、Machine Operatedが監督したPVを添えている。新曲は、ジョン・アガードの「Half-caste」の詩のサンプルで始まり、ジョン・アガードの名もクレジットされている。


ロイル・カーナーは今回のリリースについて「ジョン・アガードの詩『Half-caste』は、私に大きな衝撃を与えた」と述べている。


「年上の、私によく似た人(劇作家のジョン・アガード)が、自分と同じような生活体験を共有しているのを見て、私はマジョリティに馴染めないことを、むしろ心地よく、誇らしく感じた。そのおかげで、混血の人間であることを、歌詞として明確に書く許可を得たようにも感じた。

 

”Georgetown"は、ある意味、そのニュアンスの中間にあるギャップに美しさが宿っている。私にとってこの曲は、自己を理解することで内なる自信を見いだし、ホームタウンで豊かな内面の時間を過ごすことを深く意味しています。この曲では、2つの半分ではなく、ある1つの全体的な人間であることを最終的に直感することを表現しようと努めている。これはまた、MADloyleのパズルの今ひとつのピースでもあります」