ニュージーランドの人気コメディ・デュオ、フライト・オブ・ザ・コンチョーズの活動で知られるブレット・マッケンジーは、既に俳優やコメディアンとしては地位を確立していますが、今後は、ミュージシャンとして活動の幅を広げようとしています。ブレント・マッケンジーは、8月26日にソロ・アルバム『Songs Without Jokes』をSub Popよりリリースすることが決定しています。
ブレント・マッケンジーはデビュー・アルバムから2曲の先行シングル、「If You Wanna Go」「Tomorrow Today 」を公開しています。『Songs Without Jokes』は、そのタイトルが示すようにシリアスな楽曲を中心に構成される。 これはコメディアンとしての職業からの脱却を志す新たなチャレンジとも言えそうです。
『Songs Without Jokes』のファースト・シングルは、Randy Newman(ランディー・ニューマン)の音楽を彷彿とさせる「A Little Tune」。この曲は、ストレートな表現でありながら、ユニークなビデオと共に公開された。先週、続いて、ブレント・マッケンジーはセカンドシングルの80年代風の 「Dave's Place」を公開しています。このセカンドシングルについて彼は次のように説明しています。
フライト・オブ・ザ・コンチョーズの活動の後、『ザ・マペッツ』の映画のために曲を作っていたんだけど、あるセッションをしているとき、誰か他の人のためじゃない曲を作ったら本当に楽しいだろうなって思ったんだ。必ずしもコメディアンとして、ストーリーを語ったり、笑いを観客に提供したり、物語の筋をつなげようとしたり、映画の中に登場するキャラクターのために全ての条件を満たす必要はない。そういうレコードを作ったら楽しいと思ったんだ、何か違うことをやりたいと思ってね。
フライト・オブ・ザ・コンチョーズには、ジェメイン・クレメントも参加しており、2019年には、ライブ・アルバム『ライブ・イン・ロンドン』をリリースしている。このデュオは、HBOで2シーズン(2007年から)放送されたテレビ番組(タイトルも『フライト・オブ・ザ・コンチョーズ』)で、ブレットとジェマインという、同じくニューヨークで成功しようとするニュージーランドのフォーク・シンガーとして出演し、高い評価を受けています。また、デュオはSub Popから2枚のコメディーアルバムとEPをリリースし、最後の作品は、2009年の「I Told You I Was Freaky」。その後、二人は、俳優業と音楽活動を別々にこなし、多忙な日々を送っています。