Spotifyがチケットの直接販売制度「Spotify Ticket」を米国で導入

 



スウェーデンの企業、Spotifyはすでに音楽業界のあらゆる側面を支配しているように感じられるが、ストリーミングサービスはまだそのグリップを強化する方法を探しているようだ。Music Allyによると、Spotifyは現在、コンサートのチケットをファンに直接販売する機能をテストしている。


Spotifyはすでにモバイルアプリに、ユーザーを外部のチケット販売会社にリンクするLive Eventsタブを設けており、「Fans First」イニシアチブでは、ユーザーが最もよく聴いているアーティストのツアーを案内している。しかし、この新しいウェブサイトはまだ試験段階にあるということで、Spotifyの名義で直接チケットを販売し、同社は予約手数料の一部を受け取ることになる。


スポティファイのチケット販売サイトは現在米国でのみ利用可能となっているが、今後他地域でもこのサービスが導入される可能性もある。現在、アニー・ディルッソ、トキモンスタ、オシーズ、ダーティ・ハニー、リンベック、クロウズ、フォー・イヤーズ・ストロンのチケットが販売されている。利用可能なチケットは、アーティストの前売り割り当て、会場、イベントプロモーターからのもので、注目すべきは、ユーザーがテストサイト内でチケットを転売できないことで、これはSpotifyがチケットのダフ屋行為を防止するための方法なのかもしれません。


コンサートのチケットを直接販売することは、Spotifyにとって大きな進展となり得るが、広報担当者は、同社がまだその見通しをテストしている段階であることを強調した。「Spotifyでは、ユーザー体験を向上させるために、日常的に新しい製品やアイデアをテストしています。Spotifyでは、ユーザー体験を向上させるために、新しい製品やアイデアを日常的にテストしています。その中には、私たちの幅広いユーザー体験への道を開くことになるものもあれば、重要な学習として役立つだけのものもあります。「Tickets.spotify.comは、私たちの最新のテストです。現時点では、将来の計画について、これ以上お伝えすることはありません」


Spotifyはすでに、Ticketmaster、AXS、Dice、Eventbrite、See Ticketsといった企業とパートナーシップを確立しており、Live Eventsタブでリンクしている。Snapchatとの提携から数カ月後、Ticketmasterは、ファンがTikTokを通じて直接コンサートチケットを購入できるようになると発表している。