オジー・オズボーン  The Observerに近年の病の苦悩を打ち明ける

 

©︎Ross Halfin

オジー・オズボーンは近年、パーキンソン病との闘病生活や頸椎の大手術など、数え切れないほどの医療問題に対処してきました。The Observerの新しいインタビューの中で、メタルレジェンド、オジー・オズボーンは、様々な健康上の苦悩について率直に語った。


「足を持ち上げているつもりでも、足は動かないんだ」とオジー・オズボーンはパーキンソン病が与えた打撃について、The Observerに語った。「まるで鉛のブーツを履いて歩いているような感じなんだ」


この難しい病気はまた、短期記憶喪失や便秘など、彼の様々な薬の副作用と同様に、うつ病に直結しました。「私はそれを望んでいたよりも低いプラトーに達したんだ」と、オズボーンは精神状態について明らかにした。「何もかもが本当に素晴らしいと思えなかった。何も感じない。だから抗うつ剤を使ったんだ、それで大丈夫だったんだ」


全体として、オジー・オズボーンはパーキンソン病を克服する上で耐えがたいことは、病気の終わりが見えない、いつ完治するか分からないことだと説明している。「何が起こるか分からないから、その瞬間を生きることを学ばなければならない。いつ目が覚めて、ベッドから出られなくなるかわからない。でも、その時はそんなこと考えもしなかったんだ」


頸椎の病態に関していえば、オジーは「あまりにひどく、一時は『ああ、神様、どうか明日の朝は目覚めさせないでほしい』と願ったほどだった。冗談抜きで苦しかったものだから」という。さらに6月に受けた手術では、以前の手術で使用した2枚の金属板が取り除かれた。「ネジが緩んで、骨を削っていた」と、オジーの愛妻でマネージャーでもあるシャロン・オズボーンが同インタビューで語っている。「そして、その破片が彼の背骨の下に留まっていたんです」


オジーはさらに、「脊柱が圧迫されて、神経痛になったんだ。神経痛なんて聞いたこともないよ!」「ほら、子供の頃、雪遊びをしていて、手がかじかんでしまうことがあるだろう?お湯をかけると温かくなるだろ?寒気がするだろ?そして、そのときめちゃくちゃ痛い?まあ、そんな感じなんだ」


今月初め、英国、バーミンガムで開催された英連邦大会でブラック・サバス時代のバンドメイト、トニー・アイオミと共に「Paranoid」を演奏するサプライズ登場を果たしたオジー・オズボーンは、医療上のどのような障害があっても再びツアーを行うという決意を固めている。「もう一度ツアーをするため、私はできる限りのことをすると誓っている。オジー・オズボーンの最後を見たわけではない。約束するよ。もし、俺があそこに行って、1曲目で死ぬことになっても、次の日にはまた戻って来る」


そういった苦境の中でも、オジー・オズボーンは挑戦を止めることはない。新しいソロアルバム『Patient Number 9』を9月9日にリリースすると発表した。このニューアルバムには、トニー・アイオミ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ザック・ワイルド、チャド・スミス、マイク・マクレディ、ロバート・トルヒーヨ、そして、故テイラー・ホーキンスが参加している。この作品はオジー・オズボーンの「Ordinary Man」以来、13作目のフルアルバムとなる。