Bonobo  ガーナのAtakora Manuに触発を受けた新曲『ATK』を公開 

 


イギリス人プロデューサーBonoboがニューシングル「ATK」を公開しました。今年、サイモン・グリーンはフジロックフェスティバルで来日公演を行い、大好評を博しました。


エレクトロニック・ミュージシャンのBonoboは、ニューアルバム「Fragments」をリリースし、チャートで最大の成功を収めました。UKチャートでトップ10入りを果たしたこの新作アルバムは、この夏、素晴らしいライブを開催する予定ですが、Bonoboはすでにその先を見据えています。


ニューシングル「ATK」は、2022年1月中旬に発表された「Fragments」(ジョージ・ラカイがゲスト参加)と同時期に制作されたものである。これは、ボノボのDJセットやライブセットのためのツールとして始まり、Atakora Manu(アタコラ・マヌ: ギター奏者 ガーナのハイライフサウンドに電子音楽を取り入れた功績を持つ。ガーナ国内のジャズ・シーンで活躍した。1940-2015)の「Dada」をサンプリングし、ガーナのハイライフの作曲家の作品の一部を取り上げ、クラブミュージックを中心とし、驚くべきコンテクストとして仕上げられたアルバムとなった。


サイモン・グリーンのコメントは下記の通り。


「"ATK "は 『Fragments』と同時期に作られたものなんだ。最初はAtakora Manuの'Dada'をDJ用に編集したものだったんだけど、より充実した独自のトラックとなった。アルバムに収録するには理にかなっていない気がしたので、結局収録されなかった。よりダンスフロア向けのOUTLIERのリリースとして残しておきたかった...」


McGloughlin Brothersの指揮のもと、牧歌的な風景や落書きだらけの壁の中を進む、トリッピーなビデオは、視聴者を鮮やかでカラフルな列車の旅へと誘うこと必須だ。


さらにこのミュージックビデオ「ATK」を制作した撮影チームは次のようにコメントしています。


「私たちは、セレンディピティと知覚のアイデアを具現化したミニマルな映画を作りたかったのですが、世界は自発的に珍しい方法で体現することが出来るんです。
たとえば、もし、あなたがたが、電車の窓から電線やタイルが織り成す不思議なダンスを見たことがあるとしたら、それこそ私たちがこの映画で撮りたかった本質でもあるのです。つまり、この映像は、私たち自身の生きた「ゾエトロープ(編注:その名の通り、回転する筒の中に描かれた複数枚の絵をスリット(溝)からのぞき見ることで、あたかもアニメーションのように絵が動いて見える仕組み」なのです」