先週、9月22日、His Master's VoiceことHMVは、全く新しいレコードレーベルである1921 Recordsの発足させ、ワックスプリンティングの原点に立ち返ることを発表した。
HMVがローンチしたレーベル1921 Recordsは、今週初め、ニューカッスルのシンガーソングライターIndia Arkinと最初の契約を結んだが、これは20年以上ぶりのHMVの契約となった。
India Arkinの1921 Recordsからの最初のリリースである'Home Truths'は、HMVのイギリス国内115店舗とオンラインショップで独占販売される予定だ。
HMVと新レーベルを運営するチームによると、1921 Recordsは、年に2~3枚の新譜をリリースし、新しい草の根的な音楽、インディーミュージックを支援することを目標としている。
HMVの新オーナーで、2019年に経営破綻したHMVの救済に貢献したダグ・プットマン氏は、「エド(シーラン)を断ることはないでしょうが、ほとんどの場合、無名のアーティストと契約を結ぶことになるでしょう」と発言する。
「新しいレーベルでは、デビューしたアーティストが厳しい業界で活躍できるよう、できる限りのことをしたいと考えています。ストリーミングのアルゴリズムによって、新人アーティストが自分たちの声を聞くことは難しいので、音楽ファンが自分たちで発見できるよう、彼らのアルバムを店頭に並べる機会を提供していきたいと考えてます」
このレーベルは、「そのルーツに立ち返り」、HMVの「ライブ&ローカル」プログラムを使ってアーティストをデビューさせ、キャリア形成のサポートを目的として運営される。
「これは、1921レコードの始まりに過ぎません。デビューしたアーティストの素晴らしいアルバムを音楽ファンの家にもっと届けることが私たちの使命です」とダグ・プットマン氏は付け加えている。
「HMVはレコードのリバイバルをリードしています。ですから、私たちが独自のレーベルを立ち上げ、お客様が関心を寄せる音楽を促進することは理にかなっていると思います」