Loyle Carner(ロイル・カーナー)がニューシングル「Nobody Knows (Ladas Road)」を公開しました。
ロンドンのラッパー、ロイル・カーナーは、10月にリリースされるニューアルバム『hugo』で、魂をむき出しにした言葉を残しています。
カーナーは、しばしば荒々しく容赦ない表現で不快な真実を追求し、これまで多くの他者と共有することに抵抗があった、彼自身のアイデンティティーの探求に真摯に取り組もうとしています。
前回の「hate」に続くニューシングル「Nobody Knows (Ladas Road)」は、ゴスペルのコーラスに、Loyleの鋭い表現がマッチした曲で、オンライン配信で公開されています。Loyle Carnerは、父親の不在を意味する"biological direct "と、白人と黒人の2つの世界の間にいる自分の不確かな立場をリリックで表現しようと努めています。
ロイル・カーナーは、「nobody knows」は、父性、許し、そして、白人、黒人の間のギャップについて歌ったものなんだ」と説明している。
シングルリリースと同時に到着したUncannyが監督したMVでは、ロイル・カーナーがクリエイティブなプロセスの中心に立ち、上記のテーマを発展させています。映像ディレクターは次のようにコメントしています。
「私たちは、余計なもの、邪魔なものを一切排除し、1つのカットさえも許さないことで、ロイルのパワフルな言葉にさらに集中し、注意を向けることを目指していきました。
そうすることで、ロイルに焦点を当て、彼の演技だけが視聴者を魅了する空間を作り上げることが出来たのです。これらのテーマを完璧に表現したのが、世界に3台しかない『赤外線カメラでの撮影』です。赤外線による肌のレンダリングは素晴らしく、私たちはそれを”ガラスのように繊細、ほとんど陶器のようなルックス”と呼んでいます。
映像自体も凄くシュールです。すべてが異質なものに見え、自分の居場所がないような緊張した感覚が強まる。65センサーの巨大なサイズも、ユニークで特別なものを作り出すのに大いに役立ちました」