レスター出身の新進気鋭のラッパー、Sainté  ニューシングル「Sade」を発表

 


 

UK、レスター出身の気鋭のラッパー、Sainté(センテ)がニューシングル「Sade」を9月16日に公開している。


Saintéの音楽は、彼の故郷、レスターを世界の中心のように感じさせてくれる。レスターは、多民族国家であること、レスター・シティ・フットボール・クラブの本拠地でもあり、さらに1967年に開局した英国で初めて独自のローカルラジオ局BBCラジオ・レスターの都市としても有名である。しかし、レスターがセンテのような才能を輩出することは、この街の文化の背景を見てみれば納得出来る。


2019年にデビュー・シングル「Envy Me」をドロップして以来、Saintéの名前はアンダーグランドで話題を呼び、今日、彼はUKラップシーンの超有望アーティストとして見なされているという。年明けに発表したLocal MVPプロジェクトで注目を集めたこのラッパーは、現在も量と質という両側面で高い水準を保持している。

 

21歳のラッパー、サンテは、「Champagne Shots 」で自身初のバイラルヒットを記録した。流麗かつ率直な語り口で、Saintéは二面性のある音楽プリズムを構築している。生意気なワンライナーとリリックの間に、サンテの創造的原動力の源泉が求められる。


Saintéの音楽は、UKのドリル、トラップ、同世代のラッパーとは共通点が少なく、Dom KennedyやIsaiah Rashadといったアメリカ国内の曇ったラッパーと類似点が多い。Dave MeyersとHype Williamsにインスパイアされた "No Love "のビジュアルから、The SourceやXXL Magazineのバックナンバーに掲載されているような未来志向のワード・ローブに至るまで、Saintéは現在のイギリスの音楽シーンで他の誰とも明らかに一線を画しているのが特徴である。

今回リリースされた新曲「Sade」は、スタジオでの即興演奏から始まった。このタイトルはUKソウル・クイーンへのオマージュで、Saintéは自身の作品に影響を与えた人物に敬意を表しているというのだ。   


このシングルは、Saintéが原案を再構成し、純粋に直感から制作がなされたという。サンテはこの曲について次のようにコメントしている。


「”Sade”は、ただの間奏曲で、これは、25分くらいかけてフリースタイルで作ったものなんだけど、結局、このトラックが気に入って、セカンド・ヴァースを追加することにしたんだ。僕は、いつものSadeの時期で、その名前がずっと頭にこびりついていたんだ...。だから、bbに、何か作ろうよ、でも、何もないよ、と言ったんだ」