Leonard Cohen, center, performing with Israeli singer Matti Caspi, on guitar, for Ariel Sharon, with arms crossed, and other Israeli troops in the Sinai in 1973. (Courtesy of Maariv via JTA) |
1973年の第4次中東戦争(アラブ・イスラエル紛争)時のレナード・コーエンのイスラエル旅行を描いたテレビ・シリーズが制作中であるとVarietyが報じている。(アラブ・イスラエル戦争は、別名・ヨム・キプール戦争とも呼ばれる。ヨム・キプールとは贖罪のことを意味する)
カナダの伝説的なフォーク歌手、Leonard Cohen(レナード・コーエン)はユダヤのルーツを持ち、生前、イスラエルでは絶大的な人気を誇った。2000年代に、スペイン公演中に倒れるも、その後、イスラエルでコンサートを開催している。
このTV番組は、マッティ・フリードマンの2022年の著書『Who By Fire』を映画化した作品で、タイトルは「Leonard Cohen In The Sinai」である。生涯にわたり、コーエンは、この土地に深い思い入れを持ってきたが、あらためて、実際の映像を通じて確認することが出来るはずだ。
「1973年10月、詩人で歌手のレナード・コーエンは、39歳で、有名で、不幸で、創作の行き詰まりを感じていたが、シナイ砂漠に旅立ち、ヨム・キプール戦争の混乱と血に身を投じた」と、映画の公式の説明には、こう続いている。
ギターと地元のミュージシャンのピックアップチームとともに前線を移動しながら、コーエンは世界的な危機に真っ向から飛び込み、人生最悪の瞬間にいる何百人もの戦う男や女に会った。コーエンの聴衆は、彼の歌が最後に聴くものになるかもしれないことを知っていたし、生き残った人たちはその経験を決して忘れることはなかった。この戦争ツアーは、今日でも反響を呼んでいる文化的な瞬間であり、しかし、その瞬間について知る人は、これまでほとんどいなかったという。
この番組は、Keshet InternationalとSixty-Six Mediaが制作し、Yehonatan Indurskyがプロデュースしています。撮影は2024年にイスラエルで開始される予定です。