日本のインディーズシーンでカリスマ的な存在感を持つ曽我部恵一擁するサニー・デイ・サービスが、本日、11月1日に待望の新作アルバム『Doki Doki』をリリースしました。リード曲「風船讃歌」のMVがアルバムの発表に合わせて公開されております、下記よりご覧下さい。
新作アルバムは、LP,カセット、CDの3形式で、現在、Rose Recordsから販売中です。『Doki Doki』は、サニーデイ・サービスのフルアルバムとして2020年発表の『いいね!』以来の作品となる。また、曽我部恵一は、Covid-19に罹患し、療養していた期間に制作された初のアンビエント作品『Memories& Remidies』を8月26日にRose Recordsから発表しています。
「風船讃歌」 MV
『Doki Doki』 作品紹介
『DANCE TO YOU』(2016)、『いいね!』(2020)を筆頭にバンドの最高値を更新し続ける現在のサニーデイ・サービス。彼らの14枚目となるアルバム『DOKI DOKI』がついにリリースされます。
世界に垂れ込める暗雲を切り開こうとするような先行楽曲「風船讃歌」で幕を開けるこのアルバムは、今日を生き抜く力、すなわち魂の救済に満ち満ちたポップソングがぎっしりと詰まった、43分のロックンロール・ジャーニーとでもいうべき作品。
曽我部の研ぎ澄まされたメロディと言葉は、田中のメロディックなベースと、大工原が叩き出す推進力に溢れたドラムに彩られ、真っ直ぐなビートとなり聴く者の胸に届くはずです。
果たされなかった約束、未だ触ることのできない夢、退屈も絶望も...、それらを抱きしめ、そっと空へと舞い上がらせるロックの魔法。そんな青臭くも限りなく真摯な作品と言えるでしょう。
「風船讃歌」MVでは「飛べない天使」に扮した三人。それは、過去を慈しみ、未来を照らしながら現在を爆走し続けるサニーデイの姿そのもののようです。
激しくもメロウ、優しくもクリティカル、清々しくもセクシーで豊潤な歌たちを携え、彼らの新しい道がここから始まります。
ポップミュージックとは?ロックンロールとは?パンクであり続けるとは?そんな自問自答を繰り返すサニーデイ・サービスというバンドによる、掛け値なしの最高傑作の誕生です。
さらに、曽我部恵一はこの新作アルバム『Doki Doki』発表に合わせて、以下のようなコメントを添えています。
『DOKI DOKI』というタイトルは、最後に決まった。それまでは『ペンギン・ホテル』にしようと思っていた。グレイトフル・デッドの『マーズ・ホテル』に倣って。旅しているバンドのイメージと、これからどこか知らないところに出かける予感が同時にあったから。
でも、バンドの写真を撮って、最初はアーティスト写真のつもりだったそれがジャケット写真になることになり、そのジャケットを眺めていると「DOKI DOKI」ということばがどこからか出てきたのだった。
写真はぼくらがアマチュアの時から使わせてもらっている幡ヶ谷の練習スタジオに白い幕を下げて撮った。同じ日に「風船讃歌」のMVの衣装合わせもあって、ニコニコと晴れやかな日だった。
こんな写真が撮れたのは、その日のあらゆることのおかげである。全てに感謝したい。
サニーデイ・サービス 『Doki Doki』
SONGS
side A
1 風船讃歌
2 幻の光
3 ノー・ペンギン
4 Goo
5 メキシコの花嫁
side B
1 ロンリー・プラネット・フォーエバー
2 サイダー・ウォー
3 海辺のレストラン
4こわれそう
5 家を出ることの難しさ
Rose Records: