ドレイク、21サヴェージ Vogueの偽カバーをめぐりコンデナスト社から提訴される

問題となったドレイクと21サヴェージのVOGUE誌の偽カバー


 ドレイクと21サヴェージがニューアルバム『ハー・ロス』のプロモーションで使用したヴォーグの偽カバーを作成したとして、同雑誌を発行するコンデナスト社から提訴されたことが判明している。今回の無許可による同デザインのカバーの発行により、ドレイクと21サヴェージは同社に対し賠償金を支払う可能性も浮上している。


実は、このカバーは先週金曜日にリリースされた同アルバム「ハー・ロス」の偽のプロモーションキャンペーンの一環として発行され、NPRのタイニーデスクやサタデーナイトライブへの出演、ハワード・スターン・ショーでのインタビューも含まれていた。


偽のカバーストーリーを宣伝するインスタグラムの投稿で、ドレイクは、編集長アナ・ウィンターに自ら感謝の言葉を述べている。"私と私の兄弟は、明日のニューススタンドに!! "ありがとうございます。この歴史的な瞬間に愛とサポートをくれた@voguemagazineとAnna Wintourに感謝します。"


ファッション誌、ヴォーグの出版社であるコンデナストは、マンハッタンの連邦裁判所に提出した訴状の中で、出版社および、編者長を務めるアナ・ウィンターも "ハー・ロスやそのプロモーションには一切関与しておらず、いかなる形でも支持していない "と述べている。また、同社の顧問弁護士は、"コンデナストは、ヴォーグの偽造号や、おそらく出版事業の中で最も慎重に吟味された表紙の偽造版を作成し、広く普及させることを許可しておらず、ましてや支持していません。"と付け加えています。


彼らは、10月31日以降、ドレイク、21サヴェージ、及び、広報会社、ヒルツィック・ストラテジーズに宣伝投稿を削除するよう繰り返し要請したと主張しています。「被告がコンデナストの権利を軽々しく無視したため、コンデナストはこの訴訟を起こすより選択肢がなくなった」と彼らは書いている。


NYに本拠を置くコンデナスト社は、本件に関して、損害賠償として400万ドル、つまり被告がアルバムと「偽造」雑誌から得た利益の3倍に当たる額を請求し、さらに懲罰的損害賠償と商標権侵害の停止を求めています。