前澤友作 宇宙旅行の同乗者を発表 スティーブ・アオキらと共にSpace X社のロケットで宇宙へ

 


日本の企業家、前澤友作氏は、今週金曜日に宇宙旅行の同乗者を発表しました。今回、K-POPスターのT.O.P、さらにアメリカのDJ、Steve Aokiが、来年、スペースXの宇宙船で、月の周りをフライバイする8人の乗組員に含まれることが明らかとなった。


前澤友作氏は、2018年、この月航海の計画を立ち上げ、宇宙ロケットの座席を購入している。彼は、昨年、ロシアの宇宙船ソユーズで、国際宇宙ステーションに12日間滞在した後、2度目の宇宙旅行を敢行するため、2021年3月に世界各国から乗組員を募集しています。


前澤氏が「dearMoon プロジェクト」に選んだのは、K-POPグループ「ビッグバン」のリード・ラッパーとしてデビューしたT.O.P、そして、スティーブ・アオキ、映像作家のブレンダン・ホール、さらに、同じく米国のYouTuberティム・ドッドら8人です。


他の搭乗者の4人も個性的な面々が揃っています。イギリスの写真家カリム・イリヤ、インドの俳優デヴ・ジョシ、チェコのアーティストイェミ・AD、アイルランドの写真家リアノン・アダム。さらにバックアップとして、アメリカのオリンピックスノーボーダー、ケイトリン・ファリントンと日本のダンサー、ミユが乗組員に選出された。


T.O.P.の本名は、チェ・スンヒョン。35歳の彼はアンダーグラウンドのラッパーとしてスタートし、2006年に世界トップレベルのボーイズバンド、ビッグバンに加入した。


T.O.P.は、dearMoonというウェブサイトが公開した動画の中で、子供の頃から宇宙や月について空想してきたと語っており、"待ちきれない"と述べています。"ついに月を間近に見ることができたとき、私は自分自身の成長と、インスピレーションを持ったアーティストとして地球に戻ってくることを楽しみにしています。"と語った。


前澤氏は、先週、イーロン・マスク氏とオンラインミーティングを行い、「宇宙に関する重大発表」が進行中とツイートしていたが、金曜日に自身のTwitterとdearMoonプロジェクトのウェブサイトでこの発表を行いました。


前澤友作及び他のメンバーは、SpaceX社のロケットで月面旅行する最初の一人となる。宇宙の旅は約1週間かかると予想されている。宇宙船は直接には月面着陸はしないが、月面を3日間周回しながら200キロメートル(120マイル)以内に接近する予定です。


正確なスケジュールは現時点では明らかにされていないが、旅行は来年、2023年に予定されています。


このロケットに同乗することが決定したDJ/スティーブ・アオキは、「小さい頃から月に行くのが夢だった。日に日に現実味を帯びてきている。まだ信じられませんが、この素晴らしい一生に一度の機会に興奮しています。月へ!」とコメントしている。


昨年、前澤友作氏(47)とプロデューサーの平野洋三氏は、2009年以来初めて自費で宇宙ステーションを訪問した観光客となった。その時の費用は公表されていないが、報道では8000万ドルを購ったとされています。


ご存知の通り、前澤友作氏は、日本国内のハードコア・バンドで活動後、レコード・ショップ等を運営、独立したファンジンなどを手がけ、その後、アパレル業界の改革に着手し、日本最大のオンライン・ファッション・モール「ゾゾタウン」を立ち上げ、ファッション小売業で大きな財を成した。さらに、2019年には、Eコマース企業「株式会社ゾゾ」のCEOを辞任し、宇宙旅行の計画に時間を割いている。フォーブス誌は彼の純財産を19億ドルと推定している。