バンド自身が最も待ちわびていた国際的プロジェクト、Måneskin(マネスキン)のニューアルバム「Rush! (ラッシュ!)」がリリースされました。収録曲の中にはイタリアはもちろん、東京でレコーディグされたトラックもあります。昨晩、バンドは、ローマでそのレコードを独占的に発表しました。既にイタリアの現地メディアはこのリリースで大盛りあがりとなっています。
今回の新作アルバム『Rush!』の大々的なプロモーション・イベントは、スウェーデン企業Spotifyと共同で開催され、ローマで最も美しい場所のひとつ”Palazzo Brancaccio(パラッツォ・ブランカッチョ)”でバンドの四人のメンバーが礼服を着用して盛大に行われました。そこでは、グッチの元ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレによる祝賀会も同時に開催された。
新作レコードの中の1曲、「Kool Kids」は、数カ月前のツアーでメキシコで初披露され、観客の心を捉えることに成功しました。”Loud Kids "と銘打たれたワールド・ツアーの最初の公演では、このシングルがフィーチャーされていましたが、プロジェクトのオープニング曲には選ばれず、その代わりに、「The Loneliest」、「Mammamia」、「Supermodel」、Tom Morello(トム・モレロ)との「Gossip」、イタリアらしい「La fine」が選ばれていた。ファブリツィオ・フェラガッツォとマックス・マーティンのカップルがプロデュースした "Kool Kids" は、このアルバムで最もハードな曲のひとつ。この曲では、グループは誰のようにも鳴らしたくない、「クール・キッズ」のようになりたくないと、ある種の無謀さを宣言しているというのです。
王道のハード・ロック・サウンドはもちろん、「I WANNA BE YOUR SLAVE」、そして、フォー・シーズンズの「BEGGIN'」を始めとするポピュラーなアンセム・ソングを聴くと分かる通り、彼らのサウンドアプローチは前作よりも広がりをみせています。「I WANNA BE YOUR SLAVE」のリミックスで歌っているイギー・ポップ、Rage Against The Machineのギタリスト、Tom Morello(トム・モレロ)は『RUSH』の最新シングル「GOSSIP」でフィーチャリングしている。
『RUSH!』のリリースが近づくにつれ、バンドは想像以上に多くの人の耳目を集めていることを察知していたようです。しかし、何百万人ものファンがこのプロジェクトを聴くのを待っている中、バンドは不安よりも熱望を感じていた。それは彼らが、すでにイタリア国内のバンドではなく、世界のバンドという自負、揺るがぬ確信を持っているからなのでしょうか。「海外のファンが増えてから、1曲だけでなくアルバム全体を共有するのは初めてのことなんだ」と、De Angelisは、メディア”Consequence”の取材に対して語っています。「曲だけだと、自分たちの様々な側面を表現するために1曲だけを選ぶのはとても難しい。でも、レコードを提供することで、人々は深くあなたを理解し、あなたの音楽と思考の中にある様々な層を見ることができると思う」
「BLA BLA BLA!」 Lyric Video
Måneskinの待望の新作アルバム『Rush!』は1月20日にSony Musicより発売。ストリーミングはこちら。