ブライアン、ロジャー・イーノ兄弟のアクロポリス公演のトレイラー映像が公開


1983年にアポロ月面着陸のドキュメンタリー映画『For All Mankind』のサウンドトラックでダニエル・ラノワとコラボレーションしたのを筆頭に、長年にわたっていくつかのプロジェクトで一緒に仕事をしてきたブライアンとロジャー・イーノ兄弟はついに2021年8月に同じステージに立つことになった。


イーノ兄弟の特別なパフォーマンスは、アテネのユネスコ世界遺産アクロポリスの一部であるヘロデス・アッティコス円形競技場のオデオン座で行われました。コンサートの模様は、今年3月2日に英国内の映画館で公開される予定ですが、今回、イーノ兄弟の2020年のアルバム『ミキシング・カラーズ』の収録曲「セレステ」の演奏が公開され、その一部を味わうことができます。


 


このコンサートでは、同アルバムからの他の曲も披露され、ソロ曲やファンのお気に入り曲と、最終的にブライアン・イーノの『FOREVERANDEVERNOMORE』とロジャー・イーノのドイツ・グラモフォンでのソロデビュー作『The Turning Year』に登場する新曲が2022年にリリースされた。アルバムにはロジャーの娘でブライアンの姪にあたるセシリー・イーノの歌とウクレレ、マンドリン、ギターのレオ・エイブラハムズ、キーボードのピーター・チルヴァースなどが参加しています。


「私はあまりライブをしないのですが、西洋文明の発祥の地にある世界最古ともいえる劇場で演奏する機会を逃すことはできませんでした」とブライアン・イーノは言います。「この貴重な機会を作ってくれたRoger、Cecily、Leo、Peter、そしてこのイベント全体を美しく記録してくれた偉大なフィルムメーカーTilo Krauseに感謝しています」


「彼らはヘロデス・アティコスのオデオンの古い壁に描かれたブライアンの素晴らしい映像を見たが、我々は頭上に、夜の暗闇の中に浮かぶようにライトアップされたパルテノン神殿を見た」とロジャー・イーノは回想する。「このような場所で演奏できたことは、非常に光栄なことだった。この映画は、その瞬間を正確かつ繊細にとらえていると思う。しかし、このフィルムは単なる記念品や記録ではなく、それ自体が美しい作品であり、今や世界中で共有することができるのです」