©Marika Kochiashvili |
イギリスのインディーロックバンド、Daughterが新作アルバム『Stereo Mind Game』の最新シングル「Swim Back」を公開した。このシングルは、「Be On Your Way」、「Party」に続く三作目のシングルとなる。同時公開されたミュージックビデオは下記よりご視聴下さい。
『Stereo Mind Game』に収録される12曲には、文字通り、そして、比喩的に、つながりと断絶が浸透している。Ivor Novelloにノミネートされた『Music from Before the Storm』(2017)から数年間に、バンドは当初のロンドンの拠点から離れ--アギレラは、オレゴン州ポートランドに、ヘフェリは、イギリス・ブリストルに--それぞれのプロジェクトに時間を費やした(2018年のTonraのEx:Re名義のソロ・デビュー・アルバムもそのひとつ)。
物理的な距離--パンデミックによってさらに悪化した--があったにもかかわらず、ドーターは再会し、一緒に執筆を続けた。HaefeliとTonraによって制作された『Stereo Mind Game』は、イギリスのデヴォン、ブリストル、ロンドン、カリフォルニア州サンディエゴ、ワシントン州バンクーバーなど様々な場所で作曲とレコーディングが行われた。
今回のTonraの歌声は単独で構成されたものではありません。ヘフェリは「Future Lover」と「Swim Back」でボーカル・ラインを提供し、「Neptune」ではクワイアが登場する。「Wish I Could Cross The Sea」と「(Missed Calls)」では、なんと、友人や家族からのボイスノートがフィーチャーされている。ロンドンを拠点に活動するストリングス・オーケストラ、12 Ensembleは、Josephine Stephensonのオーケストレーションによりアルバムを通してフィーチャーされており、ブラス・カルテットが「Neptune」と「To Rage」に温かみを与えている。
Daughterの前作が感情的な正直さに力を見出したのに対して、『Stereo Mind Game』はその反対の感情をも歓迎する。「絶対的な観念中で仕事をしないことです」とHaefeliは述べている。