Lankum、『False Lankum』を発表 Rough Tradeから2023年3月24日にリリース 古来のアイルランド民謡を再構築

 


注目のダブリナーズ、Lankumは『False Lankum』をRough Tradeから2023年3月24日にリリースすることを発表した。アルバムの到着に先駆けて、バンドは、ファースト・シングル「Go Dig My Grave」をPeadar Gillによるビデオとともに公開している。

 

彼らはアイリッシュ・フォークの神秘性とスピリチュアルな観点を交えて新しいフォークミュージックを生み出そうと試みている。アルバムの中には、19世紀の魔術師アレイスター・クロウリーを題材にとったらしき曲も収録されている。


『Go Dig My Grave」は、ランカムのレイディ・ピートが1963年にアルバム『Jean Ritchie and Doc Watson at Folk City』に収録したジーン・リッチーの歌声からアルバムに収録されている特定のヴァージョンを発見した。この曲は、元々様々なバラッドのスタンザ(押韻構成のこと)として作曲された、いわゆる「浮遊詩」で構成されているような曲の一つで、中には17世紀まで遡るものもある。

 

ランカムは、「伝統的な歌”Go Dig My Grave”は、悲しみという感情を中心としたもので、すべてを飲み込み、耐えがたく、絶対的です」と説明します。「曲の後半は、アイルランドに伝わるキーン(caoineadhからきている)、つまり、故人を悼む伝統的な祭礼の形式に触発された。この慣習は、死者との交信経路を開くものとして、17世紀以降、アイルランドのカソリック教会から厳しい非難を受けるようになった。」


ランカムは、彼らの4枚目、Rough Tradeからの3rdアルバム『False Lankum』が、リスナーのための旅となるように、また、完全な作品と感じられるように設計している。「このアルバムではコントラストを生み出したかった。明るい部分はほとんどスピリチュアルで、暗い部分は信じがたいほど暗く、ホラー風味である」とプレスリリースで説明されている。10曲の伝統的なアイルランド民謡の楽曲と2曲のオリジナルで構成されたこのアルバムでは、長年のプロデューサーであるJohn 'Spud' Murphyと共に、新しい色調で実験的なサウンドを作り上げている。

 

2023年5月4日のバービカンでのソールドアウト公演に続き、ランカムは12月に再びロンドンに戻り、ラウンドハウスで最大のヘッドライン・ライブを行う。4月と5月のツアーはほぼ完売しており、バンドは2023年11月にアムステルダムとベルリンに戻り、初のドイツ・ツアーを行うことを発表している。

 

 「Go Dig My Grave」

 

 

 

 Lankum 『False Lankum』

 

 

Label: Rough Trade

Release Date :2023年3月24日

 

Tracklist:

 

1.Go Dig My Brave

2.Clear Away in the Mornig

3.Fugue Ⅰ

4.Master Crowley's

5.Newcastle

6.Fugue Ⅱ

7.Netta Perseus

8.The New York Trader

9.Lord Abore and Mary Flynn

10.Fugue Ⅲ

11.On a Monday Morning

12.The Turn