2023年4月14日〜16日、4月21日〜23日の2週に渡ってカルフォルニアのインディオで開催される米国最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ)』は、世界的なフェスティバルの1つで、毎年超豪華なヘッドライナーとラインナップで音楽業界を賑わせてくれている。
今年は、Black Pink,ROSALIA,チャーリーXCX、MUNAなど今をときめくビックスターの出演も目立ちますが、他方、懐かしのバンド/ミュージシャンも多数出演。中にもブリーダーズ、Blink-182、フランク・オーシャンなど素晴らしいアーティストが良いパフォーマンスを行っています。まだまだコーチェラ・フェスティバルは今週末まで続きますが、とりあえず注目のライブパフォーマンスをいかにピックアップしていきます。簡単なプロフィールのみ追記します。
The Breeders
ピクシーズのキム・ディールと、スローイング・ミュージズのタニヤ・ドネリーを中心に結成。
ベーシストにザ・パーフェクト・ディザスターのジョゼフィン・ウィッグス、ヴァイオリニストにキャリー・ブラッドレイ、ドラマーにスリントのブリット・ウォルフォードが加入し、1990年にスティーヴ・アルビニをエンジニアに迎え、スコットランドのエディンバラで録音されたファースト・アルバム『ポッド』を4ADから発売した。
その後メンバーチェンジが行われ、ピクシーズが解散した1993年にキムとジョゼフィンの他、ギタリストでキムの双子の姉であるケリー・ディールと、ドラマーのジム・マクファーソンという体制でセカンド・アルバム『ラスト・スプラッシュ』を発表。アルバムはミリオンセラーを記録しプラチナディスクを獲得するなど大きな成功を収めた。収録曲「キャノンボール」もヒットを記録した。
ブリンク 182 (blink-182) はアメリカのポップ・パンク・バンド。
Wet Leg は、2019 年に Rhian Teasdale と Hester Chambers によって設立されたワイト島出身のイギリスのインディー ロック グループ。2021 年にシングル「Chaise Longue」でデビューしました。
大型ロックフェスにも出演経験があり、今回のコーチェラの他、英国のグラストンベリーでもライブを行っている。今年、ウェットレッグはサマーソニックで来日公演を行う。
スネイル・メイルは、ギタリスト兼シンガーソングライターのリンジー・ジョーダンによるアメリカ合衆国のソロプロジェクトである。
リンジー・ジョーダンは2015年にバンドを組み、ライブでの曲の演奏を始めた、2016年にEP『Habit』をMatadorからリリース。その後、喉の不調に苦しむも、2021年には同レーベルから最新作『Valentine』を発表し、高評価を受けた。2022年にはフジロックフェスティバルで来日公演を行い、Dinasour Jr.のJ Mascisとの対談を行っている。
Bad Bunny
今をときめくプエルトリコのレゲトン/ラップ界のスーパースター、2017年にダディー・ヤンキーやJ・バルヴィンなどのレゲトン界の著名アーティストとのコラボを果たし、知名度を上げた。
2018年には英語圏のアーティストとのコラボも果たし、中でも5月にリリースしたカーディ・BとJ・バルヴィンとのコラボ曲「I Like It」は、Billboard Hot 100で首位を記録。10月にリリースしたドレイクとのコラボ曲「Mia」は、自身がリードアーティストとなる楽曲でBillboard Hot 100で5位を記録。
2020年2月29日、2作目のソロアルバム『YHLQMDLG』をリリースし、全米2位を記録する。11月27日には3作目のアルバム『El Último Tour Del Mundo』をリリースし、収録曲「Dakiti」は全米最高8位を記録。 2021年2月に放送されたWWE・RAWでWWEの王座を戴冠した。同年リリースした「Yonaguni」では日本語を歌詞の一部に取り入れている。
Weyes Blood
ナタリー/メリングは、ウェイズブラッドとして知られている米国のシンガー、ソングライター、ミュージシャン。
彼女の音楽は、そのキャリアを通じて大きな変化を遂げてきた。彼女はアンダーグラウンドのノイズ・ミュージック・シーンに関わり、ポートランドを拠点とするグループJackie-O Motherfuckerのベーシストを短期間務め、バンドSatanizedのシンガーでもあった。
Weyes Bloodとして3枚の自主制作アルバムを制作し、Weyes Bloodに活動名を変更してNot Not Fun RecordsからThe Outside Room(2011年)を発売した。その後、彼女はインディペンデント・レーベルのMexican Summerとレコーディング契約を結び、『The Innocents』(2014年)と『Front Row Seat to Earth』(2016年)をリリースする。Sub Popから三部作の一作目となる4枚目のスタジオ・アルバム『Titanic Rising』(2019年)をリリースし、批評家から絶賛される。
2022年、5枚目のスタジオ・アルバム『And in the Darkness, Hearts Aglow』をSub Popからリリースし、同じく多くのメディアから称賛を受けた。ワイズ・ブラッドは、今年の夏にフジロックフェスティバルで来日公演を行う。