遂にあの伝説の五人組が帰ってくる。スウェーデンのガレージロックバンド、ザ・ハイヴスは、『The Death of Randy Fitzsimmons』 のリリースを発表した。2000年に発表した「Veni Vidi Vicious」とそのヒットシングル「Hate To Say I Told You So」には及ばないかもしれないが、彼らがハードなロック音楽の作り方に関する数十年にわたるジョークを貫いてきたことは評価に値する。
このグループの楽曲は、ランディ・フィッツシモンズという謎のスヴェンガリによって書かれたと長い間言われてきたが、都合よく一度も一般人の目に触れることはなかったのである。そして、最近になって、そのフィッツシモンズが "死んだ "らしく、ハイブスは彼の墓を探し回っていたところ、偶然にもデモ音源を発見し、『ランディ・フィッツシモンズの死』というタイトルにふさわしいアルバムに仕上げた(と言う設定となっている)。Patrik Bergerがプロデュースした12曲入りのこのアルバムは、2012年の『Lex Hives』以来となる11年ぶりのフルアルバムで、8月11日にリリースされます。
ファースト・シングル「Bogus Operandi」は、最初期のハイヴズの痛快なガレージロック性はもとより、スウェーデンロックの系譜にあるバックヤード・ベイビーズやヘラコプターズの直情的なロック性を現在に呼び覚ます。
下記のミュージックビデオは、アルバムのインスピレーションの源であるグールな物語を押し広げている。監督は、ハリー・スタイルズの "Music for a Sushi Restaurant "やメーガン・ゼー・スタリオンの "Thot Shit "のクリップを手がけたことで知られるAube Perrieが担当した。
「成熟したロックンロールなんて、誰が望む?」とハイブスのフロントマン、ハウリン・ペレ・アルムクヴィストは問いかける。
それはいつも、人々が間違っているところだと思う。ロックンロールだけど大人っぽいだなんて、誰もそんなこと望んじゃいない!
そう、それは文字通り、ロックンロールの良さを消してしまうことなのだ。ロックンロールは、いつまでたっても大人になれない。ロックンロールは永遠にティーンエイジャーのままなんだ。このアルバムはまさにそのような感じであり、それはすべて僕らの興奮によって出来上がったものなんだ。
ロックンロールの伝道師であるThe Hivesは、5月9日にロサンゼルス、5月11日にカリフォルニア州ポモナ、5月16日にニューヨークで行われる3つの小さな会場でのライブで、アルバムの新曲を披露し、その後、アークティック・モンキーズのライブのオープニングアクトを務めるため、夏のヨーロッパ・ツアーが予定されている。
「Bogus Operandi」
『The Death of Randy Fitzsimmons』
Tracklist:
1. Bogus Operandi
2. Trapdoor Solution
3. Countdown To Shutdown
4. Rigor Mortis Radio
5. Stick Up
6. Smoke & Mirrors
7. Crash Into The Weekend
8. Two Kinds Of Trouble
9. The Way The Story Goes
10. The Bomb
11. What Did I Ever Do To You?
12. Step Out Of The Way
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