©︎Maciej Mastlarz |
元マンシー・ガールズのメンバーであるLande Hektは、昨年のフルアルバム『House Without View』に続き、2枚のシングル「Pottery Class」「Axis」をリリースしました。ストリーミングでは「Pottery Class』のみご視聴可能です(各種ストリーミングはこちらからどうぞ)
「Pottery Class」は、ほろ苦いさとせつなさに満ち、誰かに憧れ、その人と共有できる空間を切望する気持ちを表現しています。
「Pottery Class」は、私のパートナーが1年近く私と離れて暮らしていたときに書いた曲で、住宅危機という難しい状況を乗り越えようとした結果、私たちが一緒に住む場所を得ることができなくなったのです。この作品は、私たちが一緒に暮らせる場所を探そうと家を出たときの、居場所のなさと不安の感情をとらえています。安定した住まいを持たずに行くことは、若いうちはほとんど冒険ですが、少し年を取ると、自分が置かれた立場が悲しくなります。
この曲でランデ・ヘクトは歌詞を通じて、こう振り返っている。 「都会に引っ越して、ショーに行き、陶芸教室に参加することもできる/でも、あなたはいつも速すぎる動きに圧倒されてしまう/どこに住もうが、ただあなたに戻ってほしい」
一方の セカンドシングル「Axis」は、孤独や自由への欲求といった切なくも儚い思いを伝え、捉えどころのない感情を具体的な体験に変えている。「夜更かしすると落ち込むけど、昔とは違うんだ/鳥が窓を飛び交い、ローラは自分が自由であることを願う」
催眠術のようなギター・インストゥルメンタルの中、ぼんやりした意識の流れの中を彷徨った後、ランデは "It's always the bad days that keep me from pushing forward" と過去に別れを告げています。