©︎Cedric Oberlin |
フランス/パリのKate Staplesによるポップ・プロジェクト、This Is The Kitがラフ・トレードから6月9日に発売する新作アルバム『Careful Of Your Keepers』の2ndシングル「More Change」を公開しました。この曲はアルバム発表時の1stシングル「Inside Outside」に続く作品です。
Stablesはプレスリリースで新曲についてこのように語っています。「変わらないことの方が多い。時々、すべてが完全に変わってしまったように感じることがありますが、その時は、いつもそうだったように感じます」
「そして、これからもずっとそうである。物事が変われば変わるほど、実は同じであり続ける。変わらないのは、変化だけです。変化こそが、私たちが確信できる唯一のものなのです。誰が誰なのか。私たちにとって大切な人たち、そしてその大切ななり方。フェーズは来るのか、去るのか?それとも行かないのか」
「私たちに必要な友人たち。私たちは友人を必要としています。私たちは、この世界にいることを忘れてはいけない。グルーが言う「電球」が好きだ。物事は来ては消え、過ぎ去り、生まれ、そして死んでいくことを実感する。誰かと手を取り合うことは、私たちにとって良いことです。人と心が2つに引き裂かれること」
「More Change」
新作は、その特異なカタログがインディー、フォーク、ポップ、そしてその先の境界線を曖昧にする、進化し続けるプロジェクトに再挑戦する。2020年の「Off Off On」以来となるThis Is The Kitの新作アルバムは、バンドリーダーのKate Stablesがパリにしっかりと根を張っている。
スタジオには、お馴染みの顔がThis Is The Kitに加わった。Super Furry Animalsのヘッドホンを務めるGruff Rhysがプロデューサー、つまりKateの言うところの「トーンセッター」の役割を担った。
ニューアルバム「Careful Of Your Keepers」は6月9日にRough Tradeからリリースされる。Kate Stablesはこのプロジェクトを次のようにいくつかの疑問を投げかけつつ紹介しています。
何が 物事を起こすのか? 私たちにはどれだけの選択肢が残されているのだろう? コントロールできない電気や化学? 咀嚼すること。選択すること。内的な力、外的な力でしょうか? それは他者が期待するように振る舞うだけなのだろうか?
それとも、起こっていることを先取りしているのだろうか? そうなる前に? 私たち自身が知る前に、私たちの中にそれを見つけることができるから? 私たちが思っている以上に長い間、大きな変化が起きています。私たちはそれをずっと無視していたのでしょうか? そして、それらは今までどこかに深く埋もれていたのだろうか?
それとも、ずっとそれが見えていたのにも関わらず、無視を決め込んでいたのだろうか? 何かが変わるということは、どれくらいのことなのだろうか? それとも、それは何らかの見方を変えるだけだったのだろうか?